湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

「あの場所から」朝倉理恵

2016年09月16日 | 詩歌・歳時記
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眠れない夜には、本棚にずらっと並べたシングルレコードを手当たり次第聴くのである。西郷さん、舟木さんからはじまって、ビートルズ、ジョルジュ・ムスタキの静かな歌声で感極まっても、なんのまだまだ♪
 月明かりいのちは我のものならず
もう一度日本へ戻って、黛ジュン、がむがむの「二人のビートルズ」のあとで、おもむろに手にするのは「あの場所から」である。

 月煌々いのちの果てはありにけり
朝倉理恵の歌声を聴いていると、50年の歳月があっという間に蘇るのである。
ひとを愛し、ひとと別れ🍒 まごうことなき私が今の世に生きてはいる。そんなわたくしを、慈雨の温かな、そして冷たい時間の経過の不可思議な想いに至らせてくれる、不思議な素晴らしい歌なのであります。