湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

ひこにゃんの魅力

2016年12月01日 | 詩歌・歳時記

彦根市は今、来年の「国宝・彦根城築城410年祭」のイベントに加え、NHK大河ドラマ「女城主・井伊直虎」の放映を控え、なにかと沸き立っている。
  母いまだ生きておわすや冬座敷
さて、それにつけても🌹ひこにゃんである。ゆるきゃらグランプリの初代チャンピオン以来、その座は揺るぎもしない。67歳のボクでさえ、その愛らしい仕草や、可愛らしさには「ねこ」嫌いもなんのその、魅了されっぱなしである。
  風花や湖と山とは彩ろふかむ
ひこにゃんのほかのゆるきゃらとは決定的に違うところは、歴史の裏付けにおっていることである。

ところは、東京・世田谷の豪徳寺。2代藩主、井伊直孝が鷹狩りの帰途、雷雨の激しい境内に立ち寄ったおり、白猫が手まねいているではないか。何気なく歩み寄ったその時、雨宿りしていた大樹に落雷が♪
  一合の米研ぐ夜の鰤越し
それ以来、井伊家の菩提寺となったとか。それゆえひこにゃんは「白い」のである。また、冑の赤色は家康が武田滅亡の折り、勇猛をうたわれた武田家臣団の命を救い、井伊家がそっくり貰い受けた由である。
  やがて死ぬいのち愛しき冬の星