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日本の近代化の礎

2015-10-19 07:46:13 | SHAFT経営
富岡製糸場を見学に行ってきました。



昨年の6月に世界遺産登録されてから1年半近くが経っているので、そろそろ現地も落ち着いている頃かと思いきや、多くの見物客で大変な混雑ぶりでした。
明治初期に建てられた赤レンガのいくつもの建造物がとても象徴的で、操業停止後も今日までほとんど当初のまま保存管理されていることに驚きました。

外観だけでなく室内も、操糸器を数十メートルも横に並べて作業できるよう中央に柱のない大空間をとることができる「トラス構造」や、細かい糸を紡ぐ作業を助ける採光のための多くのガラス窓など、多くの工夫がなされていました。

こちらは操糸器です。



当初は官営工場でしたが、経営の面からみても、以下のようなポイントがあります。
・養蚕業が盛んである、良質な水資源がある、石炭産地であるといった好立地を選択したこと
・フランス人のブリュナ氏を招聘し、圧倒的なリーダーシップで大量生産化のしくみ構築、生産管理、品質管理を行っていったこと
・工女と呼ばれる作業員が忍耐強く細かい作業をこなしていくためのモチベーションを保つために、評価・昇格制度を整備したこと。工女さんたちは皆、最高階級である一等工女を目指して日々頑張ったそうです。

日本の近代化の幕開けとなる時代を築いた富岡製糸場、一度訪れる価値はあると思います。

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