ゴルフ大好き会計士の公私根?同ブログ

会社経営力強化(仕事)も、ゴルフ(プライベート)も、どちらも好き!楽しい!真剣!が大切・・『根』は同じと思っています!

「市場」のとらえ方

2018-07-23 08:43:11 | SHAFT経営
「人は変われる」、「結果にコミット」の合言葉で、飛ぶ鳥を落とす勢いのライザップグループ。店舗数は120を超え、会員数は10万人に迫り、グループ年商も1,000億円と一時代を築きつつあります。

社長の話の中でなるほどと思ったのが、「三日坊主市場」という言葉です。同社がターゲットとする顧客は、「ダイエットに取り組んでもいつも三日坊主で終わってしまうから、必ず結果を出すために、三日坊主にならないように頑張りたい」という市場であり、「ダイエットをして痩せたい」という大括りのターゲットではないのです。それが「三日坊主市場」という言葉に集約されており、まさに独自で競合のいないブルーオーシャンだったわけですね。

おなじみのダイエットだけではなく、現在ではゴルフ、英会話といった事業にも拡張しています。どれも三日坊主になりやすい活動ですね。
世の中のニーズを掘り起こして市場を創造していく同社の、今後の展開に期待します。

飽きられる危機感

2018-07-02 08:47:18 | SHAFT経営
通勤途中に100円ショップ(100均)があり、いつも渋滞の列をなしています。そんな100均の中でも断トツの業績を誇る広島のダイソーさん。売上4,500億円、右肩上がりを続けています。
同社の強みは毎月約700もの新商品で消費者を飽きさせないことではないかと思います。「100円の商品にはリピーターがいない。油断するとすぐに飽きられてしまう」という強い危機感を持ち、少数精鋭のバイヤーがより高品質の商品を提供しようと厳しい仕入努力を行っています。

ところで、100均って100円なんかで販売して儲かるのだろうか?と思いませんか。実は100均の粗利率ってかなり高いんです。35~40%くらいあるんです。
たくさんの品揃えの中に、粗利率の低い商品から高い商品まで色々混ざっていて、うまく平均利益をとっているのです。例えば、マグカップは粗利率高いけど、土鍋はとても低い。また、自社商品を作って原価率を抑えたり。

いずれにしても、強い危機感をもって、それを経営につなげていくことの大切さを学ばされます。