ゴルフ大好き会計士の公私根?同ブログ

会社経営力強化(仕事)も、ゴルフ(プライベート)も、どちらも好き!楽しい!真剣!が大切・・『根』は同じと思っています!

エクスペリエンス マーケティング!

2015-02-12 18:48:02 | SHAFT経営
2月10日に藤村正宏先生のエクスペリエンス・マーケティングのセミナーを受講してきました。

情報があふれ、商品・サービスのコモディティ化が激しい現代におけるマーケティングのポイントは2つ。

一つは顧客にニーズに気付かせる、買う意味を教えてあげる、ということ。

そのためのキャッチコピーやPOPを積極的に使っていこうというものです。その際の留意点として、顧客にとっての価値を表現するということ。自社が出来ること、提供する製品のスペックや特徴を主張するのではなく、顧客にとって自社の商品がどんな価値があるのか、それを使うことによってどんな体験ができるのかをしっかりと訴えていくこと。人間は自分に関心のないことは目に入らないので、この点は非常に重要だということです。

二つ目は顧客との関係性を重視するということ。

ITやソーシャルメディアが発達した現代では、モノやサービスの付加価値や価格だけではなかなか選んでもらえない。そこで重要になってくるのが、顧客との関係性であるということ。ITがどんどん発達していく時代においても、やはり人間同士の関係性がモノを言ってくるのだということです。そして、アナログの人間同士の関係性を構築していきつつ、同時にソーシャルメディアを駆使して情報発信していくことも重要。
とにかく待ちの姿勢では勝てない。「決断より行動!」実践あるのみ!です。

その藤村先生の著書はいくつかありますが、この本もお薦めです!!



回転寿司業界の経営革新

2015-02-04 09:16:36 | SHAFT経営
いまや100円均一のお店が台頭している回転寿司。低価格路線でやってきた会社の中に、革新の動きが見られ始めました。

私もたまに行くスシローさん。平均客単価は1,000円。最近全く新しいタイプの店舗「ツマミグイ」を展開しています。
(市場:Field)は、おしゃれに、お寿司を少しずつ食べたい市場、ということで、(顧客:Target)の重点をを20代~40代女性において、まずは中目黒から出店しました。目玉商品は小ぶりのロール寿司。野菜にこだわったサラダなども評判が良く、平均客単価も4,000円と、計画通りの滑り出しをしたようです。売上サイドから見ると、既存客というよりは新規顧客開拓に重点を置き、単価のアップを軸に売上を形成しています。スシローでの実績を生かした商品開発力を(強み:Strength)として、今後も業績をさらに伸ばしていくのではないでしょうか。

一方、がってん寿司さんが新たに展開を始めた「承知の助」。
こちらは、販売点数のアップと来店頻度アップを狙った戦略です。
お酒を飲みながら寿司とおいしいツマミをプライベート空間で食べたい、という(市場:Field)で、(顧客:Target)を主にビジネスマンやファミリーにおいた戦略です。個室にレーンでお寿司、ツマミ、お酒が運ばれてきます。目利きのバイヤーさんという(独自資源:Asset)をベースに、季節ごとに替わる素材を生かしたメニューを揃えるという(強み:Strength)をもって業績を伸ばしています。
お酒に注力することにより、売上高に占めるお酒の比率が6%から20%に伸び、平均客単価も1,800円から2,200円へと伸びたそうです。

これからの回転寿司業界に期待が高まります!