ゴルフ大好き会計士の公私根?同ブログ

会社経営力強化(仕事)も、ゴルフ(プライベート)も、どちらも好き!楽しい!真剣!が大切・・『根』は同じと思っています!

人とは違うことを

2019-02-18 08:03:10 | SHAFT経営
長野県を代表する建設会社の社長さんのお話で興味深いものがありました。同社は数年前までは倒産の危機に瀕していましたが、現在の3代目社長が指揮を執るようになり業績が急回復、今では従業員約90名を抱える優良企業になりました。

「強い会社になりたい」と願った社長は、同業他社ではなく多様な分野の強い組織を研究し、優秀な人材の必要性を強く認識しました。同業他社が外注化に進み正社員を増やさない環境の中、正社員を採用し、真逆の戦略をとっていったそうです。

先代から「人と同じことをするな。人の出来ないことをやれ」と言われて育ったため、同業に学んでも後追いになるだけと思い、同業他社とは全く異なる組織を探求していったそうです。

人口増加時代は、他社の情報を素早く集め、大きな流れに乗り遅れないことが求められてきましたが、人口減少時代においては、他社と違うことをしなければ発展できません。特に中小企業においては、独自性の追求が過去とは比べ物にならないほど重要になってきています。簡単ではありませんが、独自性、差別化を常に意識していたいものです。

理想の値決めで理想の経営

2019-02-04 14:10:52 | SHAFT経営
『「値決め」は経営である』という言葉があります。本質をついていると思いますが、安値競争の現代社会の中では、なかなか適正な値決めを貫いていくことは難しいのではないでしょうか。

そんな中、非常に理にかなった値決めをしているのがアイリスオーヤマさん。衣装ケースなどの日用品メーカーとして成長した同社ですが、現在では家電分野にも進出し、便利機能の付いたふとん乾燥機や炊飯器、電子レンジなど大ヒット商品を出し続けています。

例えば、電子レンジなどにおいても、大手家電メーカーは様々な機能を付けていく毎に値段を上げていくというスタイルですが、同社はまず顧客目線で「値ごろ」を決めて、そこから確保すべき利益、原材料や人件費などのコストを差し引いていくという手法をとっています。

当然魅力ある商品でなければ利益を確保できないのですが、そこは強みを発揮して顧客の利便性を徹底的に追求した商品を開発し続けています。

圧倒的な開発力とそれに見合った値決めは見習うべき経営のスタイルであると感じます。