ゴルフ大好き会計士の公私根?同ブログ

会社経営力強化(仕事)も、ゴルフ(プライベート)も、どちらも好き!楽しい!真剣!が大切・・『根』は同じと思っています!

イノベーションの成功は小さなスタートから

2015-09-26 10:06:38 | SHAFT経営
皆さんは普段路線バスを利用しますか?おそらく路線バスの利用者は年々減り続けているのではないでしょうか。北海道の十勝バスさんも利用客数が40年以上減り続けていたにもかかわらず、コツコツと努力を重ね、イノベーションを起こし、約40年ぶりに利用客数を増加に転じました。
業績悪化で給与カット、従業員さんの心も荒れ果てていた当時、追い打ちをかけるような燃料費高騰で大ピンチの状況。そこで後継社長が一念発起。「営業強化」に乗り出しました。

中心部から離れた小さな停留所からスタート。停留所の半径200m内の見込客である約300世帯を戸別訪問しヒアリングをしていきました。「どうしてバスに乗っていただけないのでしょうか?」すると、耳を疑うような回答が。「前と後ろ、どちらから乗ればいいか知らないし、バスがどこへ向かっているかも知らない。料金もわからないし、ちょっと怖いんだ・・・」。サービス提供側では当たり前のことが、潜在顧客には当たり前ではない。そこに「不安」という障壁があったのです。

そこで、ビジュアル的に分かりやすいパンフレットを作ったり様々な改善をしました。すると今度は「病院に行くのにバスを使いたい」などの要望も出てきました。そこで、目的地別時刻表を作成したりして対応していきました。そして地道に戸別訪問の地区を広げ、声を聞き、改革を重ね、成功軌道に乗っていきました。

この会社のように、奇抜なアイディアがなくても、大きな投資をしなくても、イノベーションは起こせます。社内の経営資源を丁寧に見直し、配分や組み合わせを工夫するだけで大きな変化が生まれます。中小企業経営者が皆で知恵を絞り、イノベーションを起こし、日本全体を元気にしていきましょう!

議決権の状況を確認しましょう!

2015-09-12 16:07:56 | SHAFT経営
今年は大塚家具やロッテなど大企業の事業承継騒動が世間をにぎわせました。
同族企業では、大企業であっても中小企業であっても、経営承継に苦労するケースがとても多いですね。大塚家具のお家騒動の際、やはり同じく同族企業経営者である星野リゾートの星野社長のコメントがとても印象深いものでした。「大塚家具さんは単にハードランディングを選択したに過ぎない。今後親子が仲良くなる機会は十分にあります。」といった内容のコメントでした。星野社長も経営承継の際非常に苦労し、社内外の多くの難題を克服し、経営方針やビジネスモデルを一気に変革して成功した名経営者です。同族企業には経営承継時の衝突なんぞ当たり前。そこをチャンスととらえて前進すべし、というニュアンスがたっぷりでした。

さて、中小企業の経営承継ではとりわけ株式の保有割合が極めて重要な意味を持ってきます。
主なポイントは2点。
まずは「社長が議決権割合過半数(50%超)の株式を保有する」ことです。なぜなら、議決権割合50%超の株式の保有者は、何時でも(臨時株主総会でも)取締役の選任、解任決議が出来るからです。代表取締役が、会社から思いもかけず追放されることなく安心して経営するには、自己のグループで50%超の議決権を保有する必要があるのです。安易に後継者や外部役員などに早い段階から株式を渡し、会社を追放された社長さんの例も少なくありません。

もう一つは、「特別決議のできる3分の2以上をできれば持っておく」ことです。なぜなら、定款を変更したい、事業譲渡など重要な意思決定をしたい、といったような時に、第三者に3分の1以上の議決権を持たれていると否決される恐れがあるからです。
いずれにしても、議決権の状況を整理し、将来の経営承継を見据えて株の持分の方針を決めておくことが大切です。

苦しんだ夏

2015-09-06 16:35:30 | GOLF LIFE
RYOが中学1年になりはや半年。

小学6年生の後半からゴルフの調子も上がり、中学1年に上がって間もない5月のPGM世界ジュニア選抜大会までは、成績もそれなりに出てきたので、中1の夏シーズンはどんな結果が出るのか楽しみにしていました。

小学生から中学生に上がると、ティーグランドもレディースティーからバックティーへといきなり後ろに下がります。
レギュラーティーは飛び越えてしまうのです。

バックティーだし、まだ1年生だし、・・・、と言ってはみるものの、やはり試合となると結果を求めてしまうのが人間の性。。。良くないですね。
実際、父親としてもRYOにプレッシャーを与えてしまっていました(反省)。

7月の公式戦(関東ジュニア、関東高ゴ連)は練ランもせず、86、85と苦い思いをし、
その後の静岡県ジュニアでも89と、ストレスの溜まる試合が続きました。本人が一番つらかったと思います。

そして迎えた夏の最終戦、ゴルフダイジェストジャパンジュニアカップ。
昨年11-12歳の部で10位以内だったためシードを与えていただいていたので、本選からの出場でした。

27日は指定練習日で、全国から集まった仲間と久々に会って楽しく過ごしたようです(^^)

28日は前半の桃園は37で折り返したものの、後半愛鷹でダボを2つ叩き42。それでも79で耐えました。
翌29日の最終日はショットパットがかみ合わず、結局84ストロークでしたが、今後に向けて少し光が見えたようで安心しました。



何と言っても3日間、友人たちと楽しく試合ができたことがとても喜ばしく思いました。
結果はあとから。焦らず焦らず。
秋冬は体幹と下半身強化に励みます!

座学より実践

2015-09-06 16:28:37 | SHAFT経営
この7月、韮山反射炉が世界遺産登録されました。
近くに住んでいながら韮山反射炉がどのようなところかほとんど知らなかったのですが、当時幕府の韮山代官である江川英龍が、欧米列強に対抗しうる大砲の製造を目指して建設した製造所であることを知り、江川英龍について調べてみました。

その中で印象に残ったのが、「座学より実戦」。英龍は、吉田松陰が松下村塾で教壇に立つより10年以上前から韮山塾を開き、西洋砲術を教えていました。全国諸藩から約280人が入塾し、英龍の指導を受けていたそうです。
英龍は、座学と実戦の違いを重視し、実戦訓練を何より大切にしました。猟へ出て、猪や鹿を敵と想定して布陣を敷き、鉄砲で撃つ。「日頃十分な力を持っていても、いざという時には五分の力しか出すことが出来ない。もし八分の力を出すことが出来れば天下に敵なし」と言っていたそうです。生死がかかる戦場で、ゆっくり弾を込めてゆっくり考え止まった的を撃つなんてことはありません。敵が突然目の前に現れれば、自分が思っているように動くことが出来ない。英龍は極めて理論的に実戦を想定し、最も適した訓練として猟を選んだそうです。

経営者も同じですね。意外に多いのが、経営学を勉強したといっては、現場に出ず、ろくに実戦を経験することをせずに理論だけで経営を行おうとする二代目経営者。経営は座学の理論だけでは通用しません。日々現場で起きている脅威やチャンスに応じてスピーディーに行動していく力は、現場の実戦でしか養えません。現場で苦労して苦労して従業員さんの気持ちが分かる経営者が経営する会社はやはり強いですね。・・・ちょっと強引に結び付けすぎました(笑)。