ゴルフ大好き会計士の公私根?同ブログ

会社経営力強化(仕事)も、ゴルフ(プライベート)も、どちらも好き!楽しい!真剣!が大切・・『根』は同じと思っています!

コアな顧客をつかむ

2017-06-26 07:13:24 | SHAFT経営
「とりあえずビール」ではなく、「とりあえずレモンサワー」。時代の流れはじわじわと変わってきています。
ビール市場に目を向けると、ビールの出荷量は、ピーク時である1994年の約5億2000万本から約3割も!減少しています。
しかしながら、ビアホールは非常に好調な業績で、右肩上がりを続けています。現代社会ではなかなか珍しい「商品軸による差別化」を身近なビール市場で実現しています。
つまり、ビアホールのビールは劇的に、圧倒的に美味しいのです!
差別化のポイントは、グラスに油などの付着がないため気泡が入らずクリーミーさを高めていること、樽ごと冷蔵室に入れて樽ごと冷やしていること。
値段も高いのですが、本当に美味しいビールを飲みたい顧客が足を運ぶのだそうです。

ビール市場全体が下降傾向にある中、本当にコアなビール好き顧客にターゲットを絞り、差別化した商品で満足していただいているビアホールは、
レモンサワーが益々主流になっていったとしても勝ち残っていけるのではないでしょうか。

売れ筋商品で客単価アップ

2017-06-12 07:33:58 | SHAFT経営
いきなりですが、「ファミチキ」をご存知でしょうか?ファミリーマートがレジ横であつあつのチキンを販売しているのですが、今後はそれらを「ファミ横商店街」として整理し、やきとりなどを加えて品ぞろえを更に充実させ、販売に力を入れていくようです。

売上=単価×数量、これをブレークダウンしていくと、売上=客数(新規顧客獲得×既存顧客の維持)×客単価(購買頻度×購買点数×商品単価)となります。
「ファミチキ」はファミリーマートの商品の中でも突出した認知度があるため、これをレジ横で前面にPRすることにより「最後の一品」として購入してもらい、
購買点数の向上⇒客単価の上昇⇒売上アップにつなげるという構図ですね。

ファミリーマートの1店舗1日当たり売上高は約52万円でセブンイレブンに大きく後れを取っています。ここを改善するのに若い世代に知名度の高い「ファミチキ」を使って客単価を上げていく戦略。また、このようなコンビニ総菜や宅配などいわゆる「中食」市場は、都市集中化、高齢化とともにますます伸びていくと思いますので、そういった外的環境にもマッチしていますね。

いまホットな売れ筋商品を前面に出して客単価を上げていく戦略、果たしてどのくらいのインパクトをもたらすのでしょうか。