ゴルフ大好き会計士の公私根?同ブログ

会社経営力強化(仕事)も、ゴルフ(プライベート)も、どちらも好き!楽しい!真剣!が大切・・『根』は同じと思っています!

個人の時代

2017-09-25 08:22:24 | SHAFT経営
静岡県東部の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、同じ静岡県内でも西部地区に「たこ満」というお菓子屋さんがあります。和菓子、洋菓子合わせて約300種類と圧倒的な品揃えで静岡県西部の人々の人気を集めています。店舗網も静岡県西部地区のみに17店舗。そこで街ゆく人々50人に「たこ満」さんのアンケートをとると50人が揃ってたこ満さんのファンであると答えるほどの浸透ぶり。売上も右肩上がりを続け、現在では約26億円。完全地域超密着企業です。

同社は1953年創業で今は2代目社長が率いているのですが、ここまで成長する過程で、あまりに業務が多忙すぎて従業員の多くが退職してしまうという絶体絶命の経営危機もあったそうです。

そんな危機を乗り越え、強固な経営基盤を築いてきた同社の経営理念は、「ひとりのお客様の満足とひとりの社員の幸せ」。一見平凡に聞こえますが、「全員」ではなく「ひとり」と言っている点が特徴的です。全員均一に満足させるのではなく、ひとりひとりを満足させ、それを積み重ねていく。現代社会ではこの考え方が非常に重要であると思います。

いい波がきたらサーフィンに行こう!

2017-09-04 07:39:59 | SHAFT経営
「働き方改革」が提唱され、世間では「時短勤務」に取り組むべく就業規則の見直し、人材配置やシフトの見直し、業務の見える化・・・、様々な取り組みが行われています。
確かにそれらも大切かもしれませんが、実態は「会社で仕事が出来なくなったから喫茶店や取引先企業の会議室で仕事をしている」なんてことをよく耳にします。「プレフラ」もどこまで浸透していることやら?!。

私は、そんな形式ばった改革では効果は薄く、真の改革には「社風」を根本から改革する必要があると考えています。
皆さんはアウトドア用品のパタゴニアをご存知でしょうか?ロサンゼルスに本社を置く同社では、「いい波が来たらサーフィンに行こう!」と従業員に呼び掛け、業務時間中でもサーフィンに出かけることを奨励しています。ただ「遊べ」と言っているのではなく、従業員に「真剣なアスリートとして他のメンバーと協調しながら、効率的に責任をもって働くこと」を求めています。そんな社風が脈々と受け継がれているのです。ただ、実際にサーフィンに行くのは従業員の3%程度だそうですが。しかし、従業員さんは、「ここにはその3%を目指す人しかいない。できるかどうかじゃない。そういう働き方を目指す人が集まることが大切なんだ」と。

日本企業もこのような思考で取り組んでいけたら、根本から変わっていくのではないかと思っています。