制作の続きに戻りましょう。
台枠制作の続きというか、付け足しです。(蛇足ともいいます。)
この写真には工作に使用した道具が写っています。
窓のところには金槌、スケール(巻尺)、水平器、のこぎり(折りたたみ式)。床には充電式のドライバー(ドリル兼用)です。木材の接合は木工用ボンドで仮止めし、この状態で水平、鉛直を調整します。木ねじの径より一回り小さいサイズの穴をドリルで開けてから刃先をドライバーに変えてねじ込みます。こうすると板が割れません。木ねじも手前の方に写っていますが50mmくらいのものを100本くらいはいった箱で買いました。
この写真をみると天板のベニヤも板取をして割り付けた番号のチョークが残っています。(材木屋さんありがとうございました。)
このような台枠の構造をフラットトップというそうです。中央部分は開口にしてあり、後の作業でこの部分に体をいれられるようにしてあります。
後に本線となる部分は4.5mmのベニヤから電動ジグソーで切り出しました。
写真手前の方に写っている細い棒は大きな円をけがくためのコンパスとして使用しました。
図面に従いこまをはさんでとめています。桃缶などの缶詰を重石にしてボンドで接着しています。
線路は山にかくれて見えなくなる部分は昔使っていたKATOのユニトラックを使用しています。費用の節約のためと奥の部分のポイントを一部スプリングポイントとしたかったからです。ユニトラックも初期の茶色の製品があり、宮沢のパワーパック(40年近く前のものですが現役です。)とともに当鉄道の歴史を感じさせる物です。この部分の線路はまったく固定してありません。山の中にはいってしまうのであとでポイント交換などといったときレールをはがせる自信がなかったからです。
この編成は試運転列車です。20m級の車両(パンタグラフ有)の建築限界測定(オーバーハング)のためと2軸貨車、軸距の短い機関車の通電状態の確認などができるよう線路を引くたびに走らせています。機関車と貨車の連結器はケーディーカプラーで自然開放が起きないかをチェックしています。