「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

拝啓、お元気でしょうか。

2006年09月14日 | 蘭・人生・自然考

Jpg_1022sora 待つ事を考える。

小苗を何年も何年も丹精込めて管理しているところに、

ひょこっと大株が出てくると

今までの苦労は何だったのだろうと、

馬鹿馬鹿しく思えてくるのは自分だけだろうか?

自分のが一向に大きくならないのは管理が良くないのか

作が下手なのか、それとも神様の厳しいお仕置きか、

自問自答するが答えなど返ってくる筈もなく、

Jpg_1026tai 悶々と悩み続けるだけである。

だが、早く大きくすればそれでいいのか?

人気品だけを追い続け、

作の本質、良さの追求を忘れかけていないか?

落ち込むなんて早すぎる。愛培暦ったってたかが十年足らず、

半人前然り、素人同然だろうが!

だけどお前は用土について、鉢について、

肥料について悩みすぎるほど悩んでいるし、

作も不味くないよ!

縁が無いものにはどうしても恵まれないモノなんだよ。

Jpg_1019ryu このまま今のまんまを不貞腐れること無く続けて行きな!

俺がついてるぜ!

と、傍に佇んでいた

新芽が秋芽となった竜字が、自分にを入れてくれた。

コメント (4)
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