
色の組み合わせは、難しいと良く聞きます。
お仕事でカラーの提案をするグラフィックデザイナーやWEBデザイナー、プロダクト、ファッション関係者や意匠建築、インテリアコーディネーターなどから、現場のお悩み相談あり。
又、一般の方も、毎日のファッションカラーに自信がないとコンサルにいらっしゃいます。
カラーコーディネートをする時、どのように色を選んでますか?
①何となく、全体の色みを合わせてまとめてみる。
②何となく、全体の明るさを合わせてみる。
③何となく、ベーシックな色みでまとめて、アクセントに派手な色を加えてみる。
④何となく、明るさでメリハリをつけてみる。
⑤何となく、白なら合わせやすいので、色のあるものに白を組み立てる。
⑥何となく、黒やグレー、ネイビーなら、何とかなるかも。(何ともなりません)
何となく、○○… まだまだありますね。
カラーコーディネートは、その「何となく」だと、仕上がりが、イメージやテーマからブレてしまいます。
また、組み立てるための配色理論がないので、いつも同じような配色になってしまうのです。【同系でまとめる事は、勉強しなくても出来ます】
仕事の場合、好きとか嫌いでコーディネートは、出来ません。
クライアントの想いを形にする仕事なので、テーマやコンセプトを色やデザインに落とし込むために、様々な配色方法を提案することになります。
配色計画をして行くポイントは、1つ。
全ての有彩色を三属性で分解する目を養うこと。
まずは、色を分解して、始まりの色みはどこなのか?明るさは、どの辺りなのか?色みの強さは、どのくらいなのか?を見分ける癖を付ける事です。
その後、配色の法則を覚えます。
①始まりの色を1色、2色、3色、4色で揃える事を決める。→配色方法が色々あるので、色彩学の本を読んで下さい。
②明るさを揃えるのか、メリハリを付けるために、変化させるのか。
③鮮やかな色やグレイッシュな色をどのくらいのバランスでまとめるのか。
ここまでは、ルール通りに見ていけば、そこそこクリアできます。
1番難しいところは…分量です。
この分量(バランス)がなかなか理論通りにいかない。
言葉で、表現出来ないところですが、日々の訓練で、こちらも数年かかりますが、出来るようになるのです。
ポイントは、引き算。
色を重ねていくと、どんどん盛りたくなりますが、そこを、ちょっと足りないくらいで仕上げることです。
そして、フレームのイメージを作り、その中に配置する。
……… 難しいって?(笑)
ここまでは、お伝え出来ますが、本当にカラーコーディネートが上手くなりたいなら、自分の力で、日々分析をすることが大切なのですよ。
頑張ってくださいね。
以上、おわり。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます