長文です。
ここ最近、連休というものが取れなくて、久しぶりに2日間フリーになったので、近くに住むデザイナーの友人と
近所でランチでもしようと約束をしていた。
話せば長くなるが、この友人のデザイナーとは、7~8年前に、自由ヶ丘のお好み焼き屋さんで、隣の席になった
女性(当時26歳)。
帰り際、名刺をもらってお別れした。
数か月後、縁あって、色彩塾に入塾し、色の勉強に来た。2年程通って、卒業してもずっと付き合ってた。
その後、うちのHPを担当。代々木にあるデザイン会社で、うちの仕事をずっとやってくれた。
またまたご縁があったのか、彼女が結婚したら、中野に住んでいたのに、うちから2~3分のマンションに引っ越してきた。
(そこも不思議)
昨日は、出産日より1週間前。お気楽に近所のイタリアンで、
「今から産むんだからいっぱい食べな!」
と言って、お肉やらパスタやらたくさん食べた。
「千夏さ~ん。さっきラインしてた時から、ちょっと生理痛みたいな感じで時々痛いんだよね。朝、おしるしも
あったと思う」
「…は?」(笑)
と言いながら、「大丈夫よ。初産だし、陣痛はね、そんなもんじゃないからっ!」と話してた。
でも2回の経験上、時間だけは計っておこうと思って、痛くなる度に、チェックしていた。(15分間隔)
「もしかしたら、もしかするので、旦那様と実家のお母さんの電話番号教えといてね。」と手帳にメモった。
(いやいや、そんなもんじゃないんだって~)と思いながら近所を散歩した。
「千夏さ~ん。何となく痛いんだけど、我慢はできる!」
(そこで、まさかの今日産まれる?)
彼女の実家は、江東区。お母さんはお仕事しているので、1週間後しか準備していない。旦那様、お仕事中。
何かあったら、陣痛タクシーを呼ぶ準備をしていると聞いたので、「大丈夫。何かあったら、私が車で連れてくから」
と言って、一旦別れた。
(私、連休じゃないか!)
自宅に戻って、もしかしたらと思ったので、夕飯準備して、次男に温め方を説明していたら、
リーン♪リーン♪
「千夏さ~ん。ちょっと痛くなってきた…」
「待ってな。すぐ行く!」と、車をとばして直ぐに陣痛室へ。 「お母様ですか?」
……(笑)
「いえ、近所の者です」 そーっか、お母さんの年齢かと、多少ショックではあったが、そんなこと言ってる場合じゃない!
「千夏さーん。旦那が6時過ぎなんで、それまで一緒にいてくださーい~
痛い!痛い!」
痛みのツボがわかるので、骨盤上の腰をさすり、テニスボールで… など、陣痛室で共に戦った。
助産婦かっ!?
「
近所の人~!テニスボールお願いします~!
近所の人~!お水飲ませてあげて下さい~!
近所の人~!近所の人~!」
そんな、
近所の人って… そうだけど。
奇跡的に、分娩室にいくまで、1,5時間。 初産なのに、ありえない。(私は、30時間かかったのに)
外にいると、声が聞こえてくる。苦しそうな声。全てがわかってしまう。16年前を思い出した。
お昼のランチの時に、聞いていたお母様とご主人様にもお電話して実況。ついでに、スタッフにも仕事ついでに実況。
20分後に
「おぎゃ~おぎゃ~」 泣けた…そして、拝んだ。

出産後すぐ。
「近所の人~。分娩室にどうぞ!」
近所の人とご対面!
病院に入ってから、2時間で出産。さっき、お昼ごはん食べたのに…
何というか、私のスケジュールを知っていたかのように、産まれてきた。よくがんばったね!
3月2日 16時3分 3012g 48㎝ 近所のおばちゃん、大きくなってもあなたのことは、決して忘れません。
奇跡の出産。三度目の幸せな瞬間を、どうもありがとう~ 泣き笑いの濃すぎる1日でした。
以上