故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.836 「最初の屋外練習」のお話。

2016年04月15日 | 日記

4月に入り気温も上昇し、桜の花も満開の時期が過ぎ、散り始めたところも出てきた。先日、私の所属している還暦野球部「新潟エージレス野球クラブ」にとって今シーズン「最初の屋外練習」が“新潟市かわね公園グラウンド”で開始された。


室内練習場とは違い、運動靴ではなく“スパイクを履いてやや硬いグランドに立った。私達は練習する前に“巻き尺”“スコップ”などを持ってホームベースと塁間の「計測」や「ライン引き」をすることから始まった。


監督から部員に対し「足腰が弱り(走れなくなること)、肩が衰える(スピードボールが投げれない)症状が出たら野球選手としては終盤にきたと認識すること。各自の練習で(全国大会で優勝するために4日間で6試合できる)体力をつけるように!!」との言葉があった。


私は久しぶりに土の感触をスパイクで確かめた。春の訪れは早く、日当りのいいグランド周辺では「ツクシ」が目を出し「タンポポ」が黄色い花を咲かせていた。




No.835 「水ぬるむ」のお話。

2016年04月14日 | 日記

私の持っている電子辞書で「水温む(みずぬるむ)」という言葉を調べると≪春になって寒さが緩み、池や川の水が暖かい感じになってくる。≫との説明がある。


先日、その水がぬるんできた信濃川で、大学ボート部の学生達が懸命にボートを漕いで汗を流していた。よく見るとボートは「1人乗り」のほか「2人乗り」と「5人乗り」の3種類が合わせて10艘ほど、春の陽を浴びて川面を滑走していた。


「5人乗り」は漕ぎ手が4人で、あとの1人は舵取りと掛け声役のようであった。中には力強くオールを握る女子学生やランニングシャツ1枚の漕ぎ手も見られた。また信濃川に釣り竿を出し、ゆっくりと魚釣りを楽しむ中高年男性の姿もあった。


この日は青空の下、穏やかな風が流れている春の1日であった。


女子学生の漕ぎ手も見られた。







No.834 「水島新司先生の誕生日を祝う会」のお話。

2016年04月13日 | 日記

先日、早朝6時20分から新潟市の繁華街のひとつである新潟市中央区古町通5番町にある通称「水島新司まんがストリート」で地元・新潟市出身の漫画家・水島新司先生の77歳の誕生日を祝う会が開催された。

 

このイベントは「白山ラジオ体操会」や同級生などが主催した。最初にNHKの「ラジオ体操」の音楽に合わせて参加者全員で体操をした後、水島新司先生の代表作である野球漫画の「ドカベン」や「あぶさん」などに登場する主人公の“銅像”を同級生や野球愛好家が清掃した。

 

この日集まった約30人は雑巾を片手に持ち、ストリート内に建てられた7つの“銅像”にたまったホコリやゴミを心を込めて拭き取っていった。一時期、この“銅像”が撤去されるという話があったが、嬉しいことに存続することが決定された。

 

私も水島先生と同じ白新中学校の出身であり、野球愛好家の1人として参加させてもらった。お陰で朝のすがすがしい空気を胸いっぱいに吸うことができた。


カメラマンにポーズをとる参加者。



No.833 「大敗」のお話。

2016年04月12日 | 日記

「大敗」とは私が熱い応援をしているサッカーJ1リーグ「アルビレックス新潟」チームのことである。私が新潟チームの“年間パス”を買い続けて長い年月が経つが、私の記憶にない≪5対0≫という「大敗」スコアであった。


この日の試合はヤマザキ・ナビスコカップの「川崎フロンターレ」戦。平日(水曜日)の午後7時の試合開始にもかかわらず8.400人を超すサポーターが桜の花が満開になりかけたデンカ・ビッグスワンスタジアムに集まった。


「アルビレックス新潟」は前半の8分にコーナーキックをゴール前にいた相手選手の足元にヘッドでボールを落としてしまい、簡単に先制点を奪われた。20分にはペナルティーキックを決められ、23分にも追加点を奪われた。


後半、私は新潟チームの猛反撃を期待したが、セカンドボールを相手に奪われ、逆にボールを持っても複数で圧力をかけてくる相手選手に圧倒された。後半も2点を追加され、聞こえてくるのはアルピ・サポーターのため息ばかり。


気持ちを切り替えて次の試合に勝利してくれることを願っている。頑張れ「アルビレックス新潟」!!




No.832 「母校訪問」のお話。

2016年04月11日 | 日記

「新潟ふるさと村」を見学した後、学生達の母校である「新潟大学」に立ち寄った。学生達は黒龍江大学3年生の時、この「新潟大学」で1年間留学する機会を得た。


学生達にとっては「新潟大学」は母校のひとつでもある。キャンパスに入ると国際センターや研究棟などの懐かしい建物を見て昔の記憶がよみがえって来たようだ。また研究棟では今春退職される学生達の恩師にもお会いすることができた。


通いなれた通学路をたどり、大学の近くにある学生達が住んでいた「アパート」や買い物をした「コンビニ」などを徒歩で見て回ることにした。「アパート」では建物の中まで入って当時の学生生活をなつかしんだ。


最後に大学の正門入口で記念写真を撮って今回の新潟訪問の旅は終了した。学生達の“健康”と“幸福”をお祈りするとともに、今後益々の“活躍”を期待したい。


大学の正門入口での記念写真

 

このアパートの中まで入って行って当時の学生生活をなつかしんだ。



No.831 「新潟ふるさと村」のお話。

2016年04月10日 | 日記

「新潟県護国神社」を参拝した後、私達は「新潟ふるさと村」に向かった。最初に新潟県内の地酒・米菓・笹団子・ヨーグルトなどの特産品が並ぶ「バザール館」を見学することにした。


幸運なことにこの日は「にいがた総おどり」という特別イベントが開催されていた。“浴衣を着た元気のいい若者の踊りを鑑賞することができた。楽しみの昼食は2階の食堂街で新潟名物の「たれカツ丼」や「わっば飯」などを注文した。


「バザール館」で新潟県を代表する郷土菓子「笹だんご」の実演を見た後、外に出て広いチューリップ畑を見学することにした。時期的に早くチューリップの花は咲いていなかったが、キレイに植えられた花壇はなかなか迫力があった。


学生達が楽しんで鑑賞したのは「アピール館」にある降雪機から落ちてくる本物の“雪”であった。降ってくる“雪”を眺めたり、触ったりして喜んでくれた。


学生達が楽しんで鑑賞したのは降雪機から落ちてくる本物の“雪”であった。




 


No.830 「新潟県護国神社」のお話。

2016年04月09日 | 日記

私達は神社としては規模の小さな「湊稲荷神社」と「金刀比羅神社」を参拝した後、この日3カ所目となるスケールの大きな「新潟県護国神社」を見学することにした。閑静な松林に囲まれた神社は、入口の鳥居から約100mの長い参道が続いている。


新潟県内の神社で“初詣客”が一番多いのは弥彦村にある「弥彦神社」の約24万人。続いて新潟市の中心部近くにある「白山神社」の約17万人。そして3番目がこの「新潟県護国神社」の約15万人となっている。


私達は鳥居をくぐってから参道の脇にある小高い松林の中に入っていった。そこには新潟市出身の小説家・坂口安吾の「ふるさとは語ることなし」と刻まれた大きな文学石碑が設置されていた。


この石碑を見学した後、詩人・北原白秋が作詞した童謡「すなやま」の歌詞が刻まれた「砂山の碑」を見学した。続いて神社の立派な本殿の前に行き参拝することにした。私はここでも学生達の「健康」と「学業成就」を祈願した。


 



No.829 「金刀比羅神社」のお話。

2016年04月08日 | 日記

「湊稲荷神社」を見学した後、私達は徒歩で5分ほどのところにある「金刀比羅神社」を訪れた。この神社は新潟市内にある廻船問屋の船が嵐の日本海で難破しかけた時、救ってくれた神様を祀っている神社である。


狭い本殿の前に設置されている狛犬の足には“麻紐がガッチリと結ばれていた。脇に建てられた“足止め狛犬”の説明看板には“麻紐”で縛る狛犬を≪足止めしたい相手が男性の時は右、女性の時は左≫と指定していた。


“商売繁盛”や“縁結び”を祈願する神社はどこにでも見られるが“酒断ち”“煙草断ち”“悪所通い”“家出人”を祈願する神社はあまり聞いたことがなかった。


右側の狛犬の足の方に多くの“麻紐が結ばれていた姿を教え子達は興味深そうに眺めていた。


左側に設置されている狛犬と麻紐。

右側に設置されている狛犬と麻紐。



 

金刀比羅神社


No.828 「湊稲荷神社」のお話。

2016年04月07日 | 日記

「千の風モニュメント」を見学した後、私達は早川堀”に沿って徒歩で数分のところにある「湊稲荷神社」に向かった。神社の境内で学生達は人気の狛犬(こまいぬ)である「願懸け高麗犬」を回すことになった。


説明看板には≪自分の願意(ねがいごと)を心に念じながら 男の人は向かって右 女の人は左の高麗犬を回して祈願してください≫と書かれていた。早速、学生達は「左側」の高麗犬を願いを込めて回し始めた。


私には学生達が何を祈願したのかよく分からないが、彼女達の願いが叶うよう「右側」の高麗犬を回した。狛犬の脇には“出逢いの木”と“子宝の木”と言われているトネリコ(梣)の木が植えられている。この木の下を通るとご利益があるという。


境内にある「狐」の足に願いを込めて“麻紐で縛ると願いが叶うとも言われており、そこには何重にも“麻紐でまかれた「狐」が身動きが取れずに座っていた。


“出逢いの木”と“子宝の木”と言われているトネリコ(梣)。

「狐」の足に願いを込めて麻紐で縛ると願いが叶うとも言われている。


No.827 「久しぶりの再会」のお話。

2016年04月06日 | 日記

先日、私は3年ぶりに懐かしい若者と再会した。私が黒龍江大学で教えていた当時の女子学生(張林姝さん・李君薏さん・江荻さん)がわざわざ新潟まで訪ねてきてくれた。現在3人は神戸大学、岡山大学、奈良女子大学の大学院でそれぞれ猛勉強している。


元黒龍江大学日本語教師の大島先生が運転される車で新潟市内を案内することになった。新潟駅前を出発し、最初に訪れた場所は信濃川河畔にある「みなとぴあ」の中の“新潟市郷土博物館”。しかし残念なことに、この日は月曜日のため「休館」していた。


そこですぐ近くにある信濃川河畔に設置されてあるヒット曲「千の風になって」の作曲家として知られている新潟市出身の作家・新井満さんの≪千の風モニュメント≫を見ることにした


この説明看板の最後に≪あなたにとってこの地が“心のふるさと”になりますように。どうぞ千の風に吹かれながら、美しい景観をお楽しみください。≫と書かれてあった。その後、私達は信濃川をバックに記念写真を撮ることにした。


大島先生(右)と3人の女子学生との記念写真。

 



 

 






No.826 「3度目の収穫」のお話。

2016年04月05日 | 日記

今年「2度目の収穫」の後、春の温暖な気候が10日ほど続いたため、私は友人の畑に「3度目の収穫」に出かけた。草木の成長するスピードもだんだんと速くなってきたようだ。畑の片隅に「ニラ」の新芽も顔を出してきた。


特に肥料もやらず手入れもしない「雑草」がたくましく成長する姿にはいつも感心させられる。畑へ来るたびに鎌で「雑草」を刈り取っていくが、生命力の強い「雑草」は刈り取られても次から次へと新しい芽を出してくる。


この日は「冬菜(とうな)」が広げた新聞紙の上に一杯になるほど収穫できた。初回の収穫と比べると、だんだんと茎も細くなってきた。以前、カゴに2つほど収穫できた「ふきのとう」は数個採れただけであった。


趣味と実益を兼ねた家庭菜園は今月末から「トマト」「ピーマン」「スイカ」などの苗を植えることになる。またひとつ私の楽しみが増えそうである。


「ニラ」の新芽も顔を出してきた。

「冬菜」と「フキノトウ」が我が家の食卓に上ることになった。



No.825 「咲き始め」のお話。

2016年04月04日 | 日記

我が家の近くでも様々な花が咲き始めた。先日、私がよく行く信濃川河畔の“やすらぎ堤”のチューリップが赤い花を付けた。このチューリップ畑は幅1mほどの狭い畑である。


しかし長さが10m~20mの細長い畑が「萬代橋」の下流から「関屋分水」まで間、数キロにわたって続いている。小さな細長い畑にそれぞれ1本~3本ほど赤い花を付けていた。


一方、桜の花はツボミは大きくなったが、まだ花の咲いた木は見当たらない。その木の脇に植えられている“ユキヤナギ”は日当りのよい場所では小さな白い花が一斉に咲き出した。


間もなくこの周辺の桜の木の周辺や“やすらぎ堤”の芝生の上ではビニールシートを敷き、花見の宴会を楽しむ多くの人々の姿を見ることになる。





No.824 「歓迎会兼送別会」のお話。

2016年04月03日 | 日記

先日、私が所属している“JDと話そう”という英会話教室の「歓迎会」と「送別会」が同時に開催された。会場は新潟市中央区西堀通5番町にある洋食と高級ワインが楽しめる「ワイン食堂」というお店。


この日の「歓迎会」の主役は、先月から当教室の講師になられたカナダ人のジーン・ダニエル先生。一方「送別会」の主役は今月、新潟市を離れて長岡市に転居される女性会員の佐藤さん。


先生と会員7人がワインで乾杯した後、本格的なフランス料理がテーブルに運ばれてきた。飲み放題コースの赤と白ワインを飲みながら、なごやかな「歓迎会兼送別会」は3時間を超えても懇談はまだ続いていた。


参加者全員で佐藤さんと8月初旬に開催される“長岡花火”の時期に再会することを誓ってお開きとなった。




No.823 「クロッカス」のお話。

2016年04月02日 | 日記

我が家の周辺も“梅や“雪割草などが花を付け、ようやく春めいてきた。近くの家の玄関先にある鉢植えの“クロッカスも黄色い花を一斉に咲かせた。


いつも孫と遊んでいる「他門川公園」の歩道沿いに植えてある“クロッカスも白と紫色の可憐な花が目につくようになった。常々疑問に思っているのであるが、この“クロッカス”はいったい誰が植えたのだろうか。


心ある人がいるものである。この公園には枝ぶりのいい“桜と“イチョウの木も植えられている。“桜”の花はようやくツボミが大きく膨らんできた。満開になるにはあと1週間ほどかかるのだろうか。


我が家の近くの住宅前に咲く梅の花。

 




No.822 「最後の室内練習」のお話。

2016年04月01日 | 日記

私の所属している還暦野球部「新潟エージレス野球クラブ」は今年の2月から毎週1回、室内練習場で野球練習を続けてきたが、この日が 「最後の室内練習」となった。


全員が中高年選手のため、練習はいつもどおり入念なストレッチ運動から始まった。軽いジョギング、ダッシュ、キャッチボール、トスバッティング、フリーバッティング、内野ゴロの守備練習など2時間たっぷりと体を動かした。


最後は全員で輪になり“一本締めで冬期練習を終了した。まだ汗をかくほどではないが、屋外では青空が見え、気温も上昇してきた。今月からは毎週2回、待望の屋外の土のグランドで練習することになっている。


新潟市内もこれから本格的な野球シーズンを迎えることになる。