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父親たちの星条旗

2006年12月22日 | jam free blog
映画・硫黄島2部作のアメリカ側視点で描かれた内容です。

父親たちの星条旗

硫黄島って?何処?という声が聞こえてきそうですので。
硫黄島は、東京都とグアム島の中間地点辺りにある島です。


太平洋戦争(大東亜戦争)当時の日本側の絶対国防圏内にあたります。
すなわち、この島が敵側に占領されると、日本本土が攻撃されてしまいますので、
絶対死守を掲げていました。


ですから、日米双方に多大な人的損害を計上したのです。
日本側:戦死者約2  万名
米側 :戦死者約0.6万名
   :戦傷者約2.0万名
※gaku記憶上の数字ですので大体のものだと御了承ください。


なぜ此れほどの人的損害になったかというのを下記の視点から考えますと。
日米双方の新海洋国家同士が、ちょうど激突=正面衝突する場所だったからといえるのではないでしょうか。


日本:明治維新後の富国強兵政策、日中・日露戦争。そして第一次世界大戦でドイツ領だった南洋諸島を日本統治化。
米 :独立戦争後の西(カリフォルニア)へのフロンティア開拓。そしてハワイ併合。さらにフィリピンへ。


この日米双方の進んでいって、ちょうどぶつかった地点が、硫黄島周辺なのです。
路上で普通乗用車(日本)とトラック(米)が正面衝突したようなものでしょう。
衝突現場が、硫黄島といったところでしょうか。
ですから人的損失が大きかった、といえないでしょうか。


映画は。
とあることから英雄として祭り上げられてしまった男の息子が調べた内容・回想録として描かれています。
『俺は英雄なんかじゃない。本当の英雄は、かの地で戦友を守り、そして死んでいった者達だ』
というような趣旨の言葉がいまも頭に残っています。


第二次世界大戦後、アメリカ合衆国は、名実ともに世界の強国としての地位を不動のものにしていきます。
それは彼ら・英雄たちの上に成り立っているのではないでしょうか。


ですが残念ながらこの日本では、自国のことをそのような観点では語られていません。
後世の人々は、どのようにこの事を考え、総括するのでしょうか?


皆さんは、最近どんな映画を観ましたか?


gaku