クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

京都旅 その7

2022-03-27 | 日記

京都御所見学の入り口は、清所門から。

こちらの門は、すぐお隣にある「宣秋門」。




高位の貴族などが、天皇との対面のために使

用した玄関である「御車寄せ」の前を通り、
 
「承明門」へ。



この時、急に天気が回復したので、青空に朱

色の門が映え、一瞬南国にいるような気分に

なりました。

覗き見えるのは、最も格式の高い本殿である

「紫宸殿」




門の中に入ることができることに少し驚きま

した。

紫宸殿は、五箇条の御誓文の舞台にもなった

場所。



ここに立った時に、既視感がありました。

既視感というよりは、この場所に漂う空気感

というか、気の流れというか、もっと言うと

3次元の空間に時間軸も合わさったような不

思議な感覚、それを体感したことがあるなと

思いました。

そしてすぐに思い出しました。

明治神宮です。

明治神宮の拝殿のあるあの囲われた場所で、

宇宙の中心にいるような錯覚を覚えた…みた

いなことをこのブログでも書きましたが、あ

の時と似た感覚。

あの時よりは半分くらい弱かったですが。




五箇条の御誓文は、明治天皇が公家や大名に

示した新政府の指針。

明治神宮には、明治天皇が祀られています。

この二つの場所には、言葉ではうまく表せな

い何かがあると私は感じました。

そんなふうに思っていると、紫宸殿の真裏か

ら、たぶん鷹と思われる大きな鳥が悠々と羽

を広げて飛んで来ました。



まるで時空を超えてやって来たかのように。