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駒澤大学高校 遠かった全国切符 ~東京都高校サッカー選手権Aブロック決勝

2008-11-15 20:53:11 | 高校・ユースサッカー
 
 縁あって、東京都の決勝を観戦することができました。今回注目していたのは、選手権で初の決勝進出を果たした駒澤大学高校。記録を見てみると、最近はベスト4までは結構勝ち残っている。しかし、決勝戦への高いカベに阻まれていたが、今回ようやく全国大会への出場切符を得る権利を勝ち取った。対戦相手は、全国大会の常連である國學院大學久我山高校。ラグビーも強いがサッカーも文句なく強豪である。最近は附属中学からサッカー育成に力を入れており、久我山中出身も数人名を連ねる。予想通り、久我山のテクニックとフィジカルに圧倒されて残念ながら、悲願叶わず。

 でも、ファイナルまで残れたし 来年また頑張りましょうよ。


◆東京都高校サッカー選手権Aブロック決勝
  日時:平成20年11月15日(土) 13:00   会場:西が丘サッカー場
國學院久我山高
1
1
前半
0
0
駒澤大学高校
0
後半
0
得点
前半 9分
2高橋拓也(久我山)






     <<駒澤start>>
         
       10藤原     19後藤卓
       
      13長澤
  7豊田                 11乗松
       
           9南出

 5森田   3大畠    6水野    2後藤寛

             1石田

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

交替 前半35分 19後藤卓→ 8橘内(駒澤)
   後半16分 11乗松  →18稲富(駒澤)
   後半32分 10藤原 →14高橋(駒澤)



※選手の名前が間違えているかもしれません。ご指摘ください。





序盤

久我山のスピード溢れる攻撃の前に浮き足立つ駒澤イレブン。
ボールを奪っても久我山のプレスがきついためパスを繋げることができない。
そんな状況のなか、先制点を許してしまう。

前半9分

 久我山 右コーナーキック。ゴール中央で待ち構えていた、
2番高橋拓也がGKと競り合いながらもジャンピングヘッドを叩きこんだ。


交通事故のような1点だったが、後々重く圧し掛かることになる。


前半11分

 駒澤 ハーフライン付近でFKを得る。6番水野の蹴ったボールはペナルティエリアに走り込んだ
7番豊田に一直線。ドンピシャのヘッドは惜しくもGK正面でセーブされる。


その後は駒澤にチャンスらしいチャンスもなく、久我山のハーフコートゲームとなってしまう。
個人技に勝る久我山は、特に両サイドから切り崩しにかかる。
DFが1対1では簡単に抜かれてしまう。1対2でも下手したら抜かれてしまうんだからきつい。

しかし、何度もゴールポストなどに助けられながらも最小得点差で凌いだのだから望みはある。

同点、逆転を信じ、ゲームは後半へ。





後半

後半に入っても久我山の猛攻は止まらない。
中盤というか、全般を支配されてる感じ。
トラップの差なのだろうか。久我山はまるでフットサルのように、狭いエリアでも細かくパスを通してくる。
ボールの奪い合いでも悉く久我山がボールをキープしていた。
そして、DF裏へのスルーパスが効果的に決定的場面を作っていた。

中盤を支配されてた理由は、駒澤の選手の出だしの一歩が久我山の選手に比べ遅い。
ボールを待って受けているため、久我山の選手にカットされる場面が相次いだ。


8番の橘内、18番の稲富がピッチに入ってから、右サイドを切り崩す場面が見られるようになる。
深く抉ってからのクロスも中央に一人しかいないため合わせることができない。
駒澤に勝つチャンスがあるとすれば、この攻撃パターンしかないと思った。

最後は長身FWの14番高橋を投入しポストプレーからのチャンスを狙うが、万事休す。






力の差はあったと思います。
でも駒澤の選手も懸命にボールを追っていて、清々しいものを感じました。

1,2年生の方は来年を目指してくださいね。






実は駒澤に注目していた理由はもうひとつあった。
駒澤大学高校の監督は大野祥司。
武南高校サッカー部出身で第68回高校選手権全国準優勝を果たし、
「和製マラドーナ」と言われたストライカー。
今大会は87回なので、もう19年前の話になる。

駒澤の監督に就任し今年で11年目だそうである。




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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サッカー (ravestruck)
2008-11-15 21:14:51
頑張っても負けてしまうときもありますもんね。
来年にはきっと勝てるチームになってほしいです><!
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おはよう。 (追っかけタイ!)
2008-11-16 12:08:03
raveちゃん おはよう。

そうです。
頑張っても結果が出るとは限りません。
でも、結果ではないんですよね。
それよりももっと大切なものがあるはず。

駒澤、来年に期待したいですね。
ありがとう。
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なんと!! (goode)
2008-11-17 20:02:25
追っかけタイ!さんも西が丘に来ていらしたとは!
駒大校は準決勝、決勝と観戦しましたが、決勝のパフォーマンスは凄く良かったですね
特に展開の形がシンプルかつ凝っている感じで驚きました
強豪である大学指導陣から連携して貰っているのかな?と思っていたのですが、武南つながりだったとは2度ビックリです

サッカーの質的には久我山を凌駕していたので素材次第では全国レベルになる事は間違いないと思います
大学のサッカー部が全国トップレベルですので、附属校の入学利点を考えると、環境としても魅力ある高校です(レギュラーは厳しいですが・・しかし戸は開かれています)

サッカーの質と先も望めるの環境、この2つの魅力に中学生や父母の方々が気付けば素材が集まるのも時間問題かと思います

ただ、東京高校サッカーファンとしてはこれ以上群雄割拠になってしまうのはなんとも複雑な心境ですが・・
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和製マラドーナ! (かえで丸)
2008-11-18 09:41:29
いや~、もう懐かしいですね~!
第68回大会は自分にとっても思い入れの深い大会ですよ!
なんていっても決勝戦で逆転負けっていうのは長い大会の歴史の中であの試合が初めてでしたからね~w

決勝は実際国立に観戦行きましたよ。
伊東の先制点の時は興奮しすぎて、紙吹雪の代わりに持ってたポテトチップスばら撒いて前に座ってたオジサンに怒られましたww

大野祥司が監督ならこれからは駒大付属にも注目ですね!!
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現実は。 (追っかけタイ!)
2008-11-18 21:29:31
goodeさま

こんばんは。
まさか、こういう記事でお会いするとは私も意外でした。
まあ、私はどこにでも出現いたしますが。笑
駒澤大学は大学はチャンピオンですからね。でも高校からの関連は皆無と言っていいでしょう。

厳しいようですが、駒澤はまだまだ全国レベルにはありません。
お世辞も言いたくありませんし、それは、選手が一番わかっていること。

高校サッカーで勝ち抜くためには、素質ある選手獲得しかないと思っています。
高校入ってからの育成では当然限界がありますよ。
久我山はその辺を考えて、中学からの育成、種を撒いて育てているわけです。
まあ、悲しい現実だと思います。

いつもありがとうございます。
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ここでも武南が。 (追っかけタイ!)
2008-11-18 21:30:12
かえで丸さま

こんばんは。
大野祥司監督のことはググりました。あは。
かえで丸さん、高校サッカーオタクですね。笑
でも、埼玉の高校サッカーを常にリードする武南の名を聞けた事は嬉しかったですね。
私も、試合を観戦していて大野監督が出場すればいいのにと何度も思っていましたよ。

駒澤、今後も注目しつつ全国大会に出場できることを願って。

ありがとうございます。

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今はまだまだかもしれませんが・・ (goode)
2008-11-19 21:37:52
お返事ありがとうございます

追っかけタイ!さんの今の駒澤大学高校の評価は理解できます
武南が基準となっている訳ですし、東京より埼玉の方がレベルが高いので・・

先の私のコメントはお世辞のようにオーバーに書いたものではありません
あの決勝の駒大高校は本当に今年の選手権都予選のNo1サプライズでした

今年は高円宮杯U-18を西が丘で観戦していたのですが、ガンバ、サンフレッチェ、FC東京、マリノス、グランパス、セレッソ、コンサドーレ等、第一線のチームと比べても駒大校はバランスの取れた大人なサッカーをしていたと思います
レッズはさすがに個が強すぎて比較は出来ませんが・・

都予選の西が丘は三菱養和のような結構なエリート中学生がよく観戦しに来ています
準決勝ですが、私が観戦していた左後ろで養和Jr達が各高校のレベルを把握しながら何処行こうか云々話しをしていました
戦術眼の肥えている彼らに駒大校のサッカーがどう映ったか・・負けたからダメ、とは成らなかった筈です

去年流経柏の選手権優勝で一つの流れが明確化するかもしれないと私は思いました
それはサッカー強豪大学の附属校の強化
高校がJr年代からの一貫教育に傾いている事を考えれば、おかしくない流れだと思います
何より一般知名度的に高校(選手権)>>大学な事を考えれば、全国進出レベルまで行ってこなかった事が不思議な位です
奇しくもB決勝も国士舘が出ていましたので既にその芽が出ているのかもしれないと思っています
駒大校は1年生部員が例年の約2倍に、国士舘校は有力クラブ出身者が増えている感じです

今年の駒澤大学サッカー部選手名鑑では、名門出身達の中に混ざって駒大校出身が2人ほど公式戦出場メンバーとなっています
早計かもしれませんが、やはりこれも駒大校のサッカーカリキュラムの質の高さを示していると思います
グラウンドは大学と共通で、現大学サッカー部員がコーチに付いているみたいですね

駒澤大学高校、今後が注目な高校だと思います

武南高校の関連以外でこんな長文を書いてしまい申し訳ありません
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もちろんまだまだです… (駒大高OB)
2008-11-19 23:26:28
初めてこちらでコメントさせていただきます。

(追っかけタイ!) さんがいう「全国レベルではない」納得してます、全国に行ったことない高校ですから。
でも「武南が基準、埼玉はレベルが高い!」には、違う考えでいます。
クオーターFINALで観た、武南VS正智深谷の試合で「武南ってこんなサッカーだったかな?」という感じです。(正直レベル落ちましたね最近)
大野~河合ラインの代と比べるつもりはないですが、厳しいサッカーしていました。
代表になった市立浦和もエレガントなサッカーでは
ありませんでした。
おそらく久我山や帝京のほうが、選手権では勝ち進むと思います。

(goode) さんはOBが読んでも褒めすぎですが、「今後が注目な高校」という指摘は鋭いな、という感じです。
駒大の駒大高出身の3年生2人(中山・山崎)は、2年生からレギュラー獲ってます。
中山選手は長身でスピードもあるから、来年J入りすると、自分は見ています。
三菱養和の中学生は、先輩である6番水野選手の応援ではないでしょうか。
育成に付いては、近隣にあるクラブ ジュスティが良い選手を送り込んできます。(決勝で3人出場)
大学との連携は、関東大学リーグの応援に駒大高は
ほとんど行き、声援送っています。
大野監督は秋田監督に、連携・強化の相談やアドバイスをもらっているから、決勝に上がってこられたと思います。

OBが思わず長文、書いてしまいました。
今年の駒大高はスタメンのうち1年が2人、2年が2人、交代で出た2年が2人と若いチームです。
来年は久我山と戦っても、負けないチームになってくれると思います。



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私だって駒澤応援しております。 (追っかけタイ!)
2008-11-20 07:08:00
goodeさん おはようございます。

私は別に武南を基準にしているとかそういう話はしていないつもりです。
ましてや、埼玉より東京がレベルが高いなどとは言っておりません。

私はユース世代においては、プリンス、たかまど、インハイ、選手権と全国レベルを観戦しています。
ですから、どこのクラブがいい、どこの高校がいいという話はしたくはありません。
武南がどうのこうのと言ってる訳ではありません。
再度言いますが、私は武南とは縁もゆかりもない人間です。
でも、そのプレースタイルが好きで応援させていただいているだけなのですから。

今回の記事も駒澤が好きだから西が丘まで行ってこんな記事を書いたのです。
というか、高校サッカーを愛しているからこのブログを書いているのです。

>駒澤大学サッカー部選手名鑑では、名門出身達の中に混ざって駒大校出身が2人ほど公式戦出場メンバーとなっています
失礼しました。調査せずに書いてしまいました。


駒澤、今はまだまだかもしれませんが、私も今後注目していきたいと思います。
ありがとうございます。

返信する
来年に期待して。 (追っかけタイ!)
2008-11-20 07:25:38
駒大高OBさま おはようございます。


私は埼玉のサッカーと東京のサッカーを比較してはいないですよ。

>でも「武南が基準、埼玉はレベルが高い!」には、違う考えでいます。
これは誤解です。

武南も、例年に比べ今年はレベルが落ちているのは否めません。
駒大高OBさんが仰るように、久我山や帝京の方がレベルは当然上だと思います。


駒大のレギュラー獲るなんて凄いですね。
申し訳ありません、調査不足でした。

1年の長澤、大畠
2年の稲富、乗松、水野、高橋

と充分来年も期待が持てると思います。
もちろん、私も注目していきたいと思っています。

ありがとうございました。
是非、またお越しください。

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