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日本の弱点・欠点『イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」』

2023-10-05 07:37:53 | 経営・リーダーシップに必要な事
日本に欠ける「弱点」は「数値の理解不足、議論を端的に短時間に出来ず、結論を先延ばしする」、よって世界でも異様に映る「生産性効率の悪い国」となっている事に納得する。それは企業のみならず政治の世界でも同じで「メスを入れなければならない(自分達が不利になる事)事項に対し結論、対策に対する「先延ばし」が延々と続いているのも納得いかない。ここにある「過去の長い高度高成長」が由来する主な原因であれば、そろそろ世代交代・次世代が発揮しなければならない世界となっていも良い頃合いだ。
『イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」』デービッド・アトキンソン
「概要」本文化を愛し、日本社会と日本経済の歪を鋭く、イギリス人らしくシニカルに撃つ著者の、ベストセラー『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る』に続く第二弾!
ゴールドマンサックスのカリスマアナリストとして、バブル崩壊時、日本の金融機関の不良債権の本当の額をだれよりも早く指摘した著者が四半世紀見続けた日本社会の「強み」と「弱み」を指摘する。また、前著で説かれた日本論や観光立国による成長戦略に寄せられた批判にも応える。
ー「日本は良いところがあるのに生かしきれていない」それが弱みでもある
    経済力があり、住みやすい国・・・・人口減は一人当たりの所得比で急落
    技術力と勤勉さ・・・・・IT技術国、生産性・効率は最低レベルへと急落
    無駄な仕事も真面目・・・柔軟性に欠け、仕事の効率が悪い
 経営者の管理能力・・・・経営データ・数値を無視した経営(数値に疎い)
    完璧な仕事・綿密・・残業が増え収支勘定が疎い(利益追求・合理化に疎い)
ー「弱い」問題解決できない理由
    社会的構造から長い右肩上がりの経済成長が重荷「後遺症」
    何か問題が起きても放置しておくことで改善、解決されるという思い違いが継続
    「めんどくさい」文化が弱体化させている(解決への議論がされないまま放置)
    「横並び意識」の社会構造(同じことをするだけで良い)
    男性社会と古いしきたり・規則を継続したがる社風
ーインテレ層の知的レベル><散漫な思考社会
    外国人vs日本人との文化習慣比較サービス(日本のサービスが良いと勘違い)
    海外は議論よりロジックを優先(データ等を理解思考する能力)
    日本は「足し算」(新しいものを取り入れながら古いものを残す文化)
    観光立国としての繁栄を期待(文化体験・文化財保護など)



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