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家族は恐ろしいほど似ていく『共食い』

2019-11-13 08:16:36 | 人生を「生かす」には

@家族は似るのか。「父の背中を見て育つ」と言うが、この小説はその父に似ることを嫌がって似ている自分を反省する。文中の「地方なまり」言葉は少々難儀であるが何となく理解しながら読み解く必要がある。やはり「家族」、血を引く本人はそうは思わなくてもどこかが似てくる、それを「吉」とする人はあまりいないだろうが、特に言い方、振る舞い方など癖は親を見ているから自然と身についているのだろう。 自分では気がつかない家族「癖」は知っておいた方が、何かにつけていいかも知れない。自覚していない思わぬ「癖」に驚かされることも。

『共食い』田中慎也

  • 一つ年上の幼馴染、千種と付き合う十七歳の遠馬は、父と父の女の琴子と暮らしていた。セックスのときに琴子を殴る父と自分は違うと自らに言い聞かせる遠馬だったが、やがて内から沸きあがる衝動に戸惑いつつも、次第にそれを抑えきれなくなって―。川辺の田舎町を舞台に起こる、逃げ場のない血と性の物語。大きな話題を呼んだ第146回芥川賞受賞作。
  • 男の浮気心と女の心境を物語る小説だが、地方弁が理解できないと少々理解するのに難がある小説だ。 男(父)のわがままからその時の好みで結婚、妊娠・出産、他に女ができ離婚、その女と息子、3人で暮らし始める。 息子は父側に寄り添い父を見て暮らし始めると、息子はその父の人生に似ていく。 激しい性格の父は暴力を振るうのは当たり前で女を物扱いにする。 息子も幼なじみの女性に対して、父のような行動を起こすようになる。
  • 離婚された元妻は、夫のわがままを許せないく夫を殺害してしまう。 それは息子への同情だったのか、夫のあまりにも目に余る暴力行動に終止符を打ちたかったのか。


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