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ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

「仕事ができる人」の特徴『仕事と人生』

2022-12-22 08:20:00 | 経営・リーダーシップに必要な事
「仕事ができる人」経験者が語るこの書は、「雇われ社長」と「創業者・独立社長」とは違った観点も多い。これはどちらかというと前者の立場での見方、考え方、捉え方が多く、両方に共通することは次の3つ。1、何事も簡略明瞭 2、決断と勇気 3、行動と執念(情熱)ではないだろうか
『仕事と人生』西川善文
「概要」ラストバンカー・西川善文が晩年に語っていた「仕事ができる人」とは。稀代の銀行家の遺言。「鬼上司」「不良債権と寝た男」…悪評を物ともせず、時代の先を見通し、今何をすべきか腹の底から理解した男は、人の真価を見抜く天才だった。
「要点」
仕事ができる人はシンプルに考える
    頭の中で整理整頓・優先順位・絞り込み(3つに限定)
●仕事の出来は70点で手を打つ
    割り切る・完璧満点主義をやめる・対処方法を考えておく
何もかも自分で引き受けず、他人の力を借りる
    専門家の意見・得意分野の把握・時流を見極める・責任を取る覚悟
●一つ上の立場で考えるかどうかで差がつく
    相手の立場を考える・顧客目線を重要視・師を尊敬
●部下を育てると同時に自分も成長する
    率先垂範・人の得手不得手を見抜く・叱る褒めるを心得る・現場を知り経験させる
やるべきことを断行する勇気を持つ
    首切りには勇気と決断力・特別な人脈より有効な人脈・スピード感を持った行動
●見たくない現実こそ直視する
    成功の落とし穴を理解・「一緒に頑張る」は危険・正道を無視しない


「己を知る」ことの大切さと常に学ぶ事『PEOPLE BUSINESS「選ばれる人」の8つの法則』

2022-12-10 08:27:59 | 経営・リーダーシップに必要な事
社会は人間関係で成り立っている、と言うこと。だから人に対して「思いやり・同情・情け・優しさ」など自分から出来ることと、他人から見られ、好評価をもらうことになる。それには8つの事柄が必要だという。特に、「己を知り、「目標」「目的」を常に持ち的確な選択をすること」、その為に「好奇心を持って学び、経験し、行動すること」なのだ。
『PEOPLE BUSINESS(ピープルビジネス) ザ・リッツ・カールトン 伝説の元総支配人が実践する「選ばれる人」の8つの法則』アイバーン・ディーチ
どんな仕事も、その向こうには「人」がいる。ビジネスで成功を摑むには、「人に選ばれる人」になることが大きな鍵となります。名門ザ・リッツ・カールトンで総支配人を歴任し、伝説(レジェンダリー)と呼ばれる著者が、「選ばれる人」になりキャリアを成功へと導く8つの法則を伝授します。
ー「People Business」とは「選ばれる人」になる8つの法則を持つ事
1、自分のブランドを確立すること(己を知ること)
    自己評価・資質・経験・長所短所を理解した上で理想像を作る
    自分自身を観察・人と違うところ・譲れるところ
2、ビジネスとミッションを明確にすること(自分の立ち位置を確認する)
    自分のビジョンとミッションを明確に表す(野心、夢・1年後・3年後・5年後)
    自分の成長のためのサポート(支援者)を見極める
    ビジョン・ミッションは変わるという意識を持つ(反省)
3、自分に合った会社で働く事(価値観の共感を持てること)
    コーポレート・カルチャー「アイデンティティー」(価値観)を納得・理解する
    キャリアー(転職)で自問すべきこと明確化させる
4、ホスピタリティーを極める事(あらゆる人に対応できる心構え)
    一流とは何か、どんな事なのかを体で覚える(品質・品位サービス)
5、コア・コンピタンシーを高める事(キャリア・能力を向上させる)
    スケジュール管理・会議の進め方・プレゼンテーション力・創造力
    批判的思考(適切な判断・指示能力)
6、コミュニケーション力を磨く事(信頼を得る言葉の力・技術)
    発信する前に自分自身でバイアスとなる(まずは考えてから)
    人の感情を理解し読み取る力(EQ:Emotional Intelligence)
    「同情」と「共感」を理解し合うこと
    「80%vs20%の法則」話すより聞くことや観察に多くの時間を使う
7、リーダーシップを発揮する事(素養を身に付け行動すること)
    高潔・謙虚・カリスマ性(人を惹きつける魅力)・社交的・好奇心旺盛・忍耐強く・本物
    「リーダーシップスタイル」
    1、サーバント型
    メンバーに焦点を当て、ニーズを汲み取り、手助けすることで成長へ導く
    2、オーセンティック型
    強気のリーダーシップを持ち、メンバーを鼓舞し、勇気づける人間関係を築く
    3、トランザクション型
    リーダーがインセンティブ(報酬)を用いて、メンバーを鼓舞し、達成させる
    4、トランスフォーメーショナル型
    モチベーションを最高潮に保ちさらに上のレベルを目指す(有言実行型)
8、絶えず知識を吸収し続ける事(学び続ける事)
    OJT(On the job training)現場での経験重視
    失敗は成長するチャンスと捉える
    一人では決して成功しない(師に学ぶを心がける)


知らぬ間に世の中の流れに遅れる『Unlearn アンラーン』

2022-11-19 07:40:06 | 経営・リーダーシップに必要な事
成功者(勝利者)にある体験は、過去の成功経験から固定概念が邪魔となり、実は思った以上に成功しない(レベルが上がっていない)現象をよく観る。よって固定概念を捨て、解放し、見直す事が一歩前に進めることに繋がる、と言う。「アンラーン」(癖・思い込みを捨てる)という概念は、その状況、一時スランプ状態からの突破する「技」と言うことだ。世の中は常に変化しており「このままでいい」、「慣れている」、「今更覚えたくない」をやめること。バイアス(思い込み・偏り)は成長を阻害し、それは実は「時代遅れの人間」になると言うことを知っておくべきなのだ。
『Unlearn アンラーン』柳川範之
「概要」過去の学びや蓄積を最大限に活かす新しい成長の技術 アンラーンとは、「学ばない」ではない。過去の学びから、クセやパターン、思い込みをなくすことで、新たに成長し続けられる状態に自分を整える技術です。
スポーツ 勝利に導く為の事柄
    「気合いと根性」からさらに「+技術」に変化している
    外国選手の練習時間は少ない、その分勝率が高いのは「+技術」の採用
ー「アンラーン」とは「これまでに身につけた思考の癖を取り除く事」
    過去の学びから一旦捨て去り、忘れる=新たな学び(思考)を取り入れる事
ー今重視している事柄の違い(パターン化してしまった)
    効率を重視しすぎ
    環境に馴染むことを最優先
  それでいいのか、他でも通用するのか、これでこの先もいいのか?
ー「経験」や「学び」は変化すること、柔軟に考える必要がある、阻害する壁
    思考の固定化・「このままでもいい」「誰かがなんとかしてくれる」
    「今あるものを手放したくない」
    その為にも良いコーチを持ち素直に受け止め向き直ること
    「知らない事を知る」に行動できる事
    「バイアスは無限の成長を阻害する要因になる」を知る事
アンラーンをしないとどうなる
    時代遅れで形式的な人間になる
    先が見えない不安を抱え、行き詰まり感から閉塞感、不安、プレッシャーを受ける
ーアンラーンすることで
    新しいものとの出会い、世界に喜びを感じる(勝利に導く)
    世の中全てが変化、進化していることに面白み、楽しみが湧く(強くしなやかに生きる)
    自らが能動的に「変化」を起こしていく


40代〜の世間の見方『日本の将来が悲惨』

2022-11-09 11:40:46 | 経営・リーダーシップに必要な事
40代〜の世代を世間はどう捉えているかの「キーワード」と言う(日経トレンド)
『許さない、闘わない、燃えない、連(つる)まない、直さない、人情派、庶民派』
これらのワードを読んでどう思うか。一言「つまらない世代」の日本社会が見える、果たして今後日本はどうなってしまうのか不安を感じる。「出る杭は打たれる」で誰も突出しない、そんな社会で世界との競争に勝つことはなく経済低迷し、権力あるものは我儘(独占・独裁)になるのは目に見えている。更にできる人材の海外流出も増えることは間違いない。

(写真提供:Bbmail)

バランス感覚で楽しさを見つける『残念な人の仕事の習慣』

2022-10-28 07:38:19 | 経営・リーダーシップに必要な事
何事にもバランス感が大切だということ。仕事であれば仕事と遊び、お金は稼ぐ時と使う時、さらに「事前に目標・仮説・実行案」を立てることだ。経営者にとっては「機会損失」(リスクマネージメントこそが利益である)を理解・納得して投資と削減を躊躇しないことだ。
『残念な人の仕事の習慣』山崎将志
『概要』努力してる、でも成果が出ない。で、ちょっとイヤになってきた…そんなときの仕事の処方箋。
「前提条件」=「仮説検証型」
ー「無価値な熟練」に時間をかけない
ー「朝食無料」のゴルフサービスで分かること
    顧客の遅刻が減・顧客満足=損して得取れ(売上利益向上)
    機会損失(リスクマネージメントこそが利益である)
ービジネスホテルに大浴場がある理由
    各部屋の掃除の手間省略可能(人の行動の効率化でプラスとなる)
ー「少々お待ちください」ではなく具体的な時間提示を心がけること
ー仕事を早く終えるには「早く終える」と決めるところから始める
    時間を詰めることで自分の弱点が見えてくる
    早く終わらせることでインセンティブが見える(次にしたい事)
ー働き方を考える
    自分なりの面白さを見つけた人がトップに上がっていく
    仕事とお金は「稼ぐ」・「使う」・「休む」のバランスが必要
    客の立場から見た買いやすい余地を見つける(慣れを見直す)
    目的がなければ「節約」「節減」等は続かない(少額ではなく大幅な数値で改革)
    出発点は「遊び」=「楽しいこと」バランスをうまく調整すること
名言集
ー司馬遷
「知ることが難しいことではない。いかにその知っていることに身を処するかが難しいのだ」
ージェセフ・マーフィー
「他人とうまくやれない人は他人との折り合いが悪いのではなく、実は自分との折り合いが悪いのです」
ーシーペン・ハウエル
「凡人はただ時間の過ごし方を考えるだけだが、才能のある人は時間を使おうと努力する」
ーラ・ブリュイエール
「時間の使い方が下手な者ほど、真っ先に時間が足りないと不平を言い出す」
ージョン・ F・ケネディー
「かつて存在しなかったものに『なぜ』と疑問を突きつけ、成し遂げようとするような人々が必要なのです」    


「性格スキル」の成長で豊かな人生『性格スキル』

2022-10-10 07:55:50 | 経営・リーダーシップに必要な事
人前で発表する機会に「性格スキル」は多いに「成長」できる要素があると感じた。それは特に自分の中の「想像力+審美眼」「やり抜く力」「社交性+明るさ」を成長させるものだ。これからの日本は特に子供の頃から一方通行の教育だけではなく子供自身が大いに発表できる機会と教育が必要だと感じた。グローバル社会・ビジネスに不可欠な外交性+日本独特の開放性が必須だと思うからである。
子供への教訓は3つ(大人への教訓にも繋がる)
1、解らないないのに解ったふりをするな
2、解らないことは決して恥ずかしいことではない
3、解らないことを誤魔化すことが一番恥ずかしい
『性格スキル』鶴光太郎
「概要」「性格スキル」にはビッグ・ファイブと呼ばれる5つの要素「開放性」「真面目さ」「外向性」「協調性」「精神的安定性」がある。中でも、「真面目さ」は人生のどの側面にも圧倒的に重要だ。また、「性格スキル」は「認知スキル」に比べ、大人になっても伸ばすことができる。
ー現代「人生100年時代」では昨今の技術革新がスピードの速さを考えると陳腐化してしまう。それには学び続けること(リカレント教育)が重要で、人づくり革命も大切だ
「能力」とは学力+身体、さらに非認知能力(性格スキル)が求められる
    認知スキル(cognitive skill)+性格スキル(character skill)
企業が求めるスキル
    大学の体育系人材採用が増えている(理由:忍耐力+やり抜く力+強調性+規律)
    強調性、チームワーク力、論理的思考、コミュニケーション力、チャレンジ精神、リーダーシップの6つ 特に責任感、真面目さ、自己管理
ー性格スキル 5つ
    開放性:新たな美的、文化的、知的な経験に開放的な傾向  好奇心・想像力・審美眼
    真面目さ:計画性、責任感、無弁性の傾向  自己規律、粘り強さ、熟度
    外交性:自分の関心や精力が外の人や物に向けられる傾向 積極性、社交性、明るさ
    協調性:利己的ではなく協調的に行動できる傾向 思いやり、優しさ
    精神的安定性:感情的反応の予測性と整合成の傾向 不安、イライラ、衝動が少ない
 特に仕事上の順位は「真面目さ」「外交性」「精神的安定性」「協調性」「開放性」となる
ー性格スキルの関係性
    大人になってからも十分鍛えることが可能 特に「真面目さ」+「協調性」
    「やり抜く力」=「情熱」x「粘り強さ」
    「情熱」=「興味」x「目的」
ー幼少期の環境と教育
    子供が好奇心や本への興味を抱く機会の提供、美意識を育むような自然な環境を提供
    (図書館+美術館+ミュージカルなど)
    「解らないないのに解ったふりをするな」
    「解らないことは決して恥ずかしいことではない」
    「解らないことを誤魔化すことが一番恥ずかしい」
    子供の発言の機会(プレゼンテーション)人前で喋れるようにする経験
ー自己紹介
    「カッコ悪い事」を人前で言える、素直さが真面目さにもなる


情報を武器にする時代に必要なレッスン『最強の知的武装術』

2022-09-09 11:55:30 | 経営・リーダーシップに必要な事
情報を武器にする時代・情報戦略、現代は競合他社の情報を如何に素早く入手し、情報を力に変えることだ。(収集力・分析力・仮説力・実行力)特に課題は入手した情報そのものが正しいか否かを判断することの重要性は必須である。そこには「常に何故」から「どのように対応するかの仮説から選択肢」を用意することだ。私の対策は如何にシンプルに誰もが即座に(知的武装)理解、実行できることだ、と思う。
『最強の知的武装術』デビッド・オマンド
「概要」スパイ(情報分析官)が、どのように情報を論理的な決断をくだすか。
その考え方を学び、より良い意思決定ができるようになることは、個人の人生に大いに役立つ。
著者は、イギリスのGCHQ(イギリス政府通信本部=国内外の情報収集・暗号解読を担う諜報機関)に勤務した後、防衛省を経て、GCHQ長官を務めるなど、“スパイの親玉"だったともいえる人物
マネジメントを含めた大所高所の視点を持ち合わせている点も魅力だ。
どんな苦境も乗り越える10のレッスン
【レッスン1】状況認識:情報に対する偏見や先入観に注意 事実の正確性・信頼性を確認する
【レッスン2】事実説明 :事実説明を求め 信憑性を検証 リスクを予測を立てる
【レッスン3】状況予測 :信頼できる情報の選択とデータ分析、仮説を立てる
【レッスン4】戦略的警告:中長期動向に対するリスク予測警告 対処方法を立案する
【レッスン5】認知バイアス:先入観・偏見を排除する(個人的な邪念) 
【レッスン6】強迫観念 :妄想・陰謀に対する対策を立てる(失敗・失脚への心理状態)
【レッスン7】偽情報 :情報源を改めて確認する(改竄・欺瞞・捏造)
【レッスン8】相手の立場で考える :立場を変え目的と動機を探索する(長期的な目線)
【レッスン9】真の信頼関係を構築する :協力関係と共有する利益を確認する(利益の模索)
【レッスン10】デジタルメディアという“脅威”:擬報等を注意深く掘り探る(脆弱性の確認)


卓越したした知恵・才能は「行動から」『外資系コンサルの知的生産術』

2022-08-30 07:39:45 | 経営・リーダーシップに必要な事
知的生産とは「好奇心」、「疑問心」、「探究心」で「行動力」が必須となり、「情熱」、「継続」、「疑問」により「収集力」、「洞察力」「分析力」が加わり、「創造力」、「構想力」を付加して知的ビジネスが構築される事だ。
 やはり言うだけではなく行動に移れることが重要だということ。最近は政治家も含めて「言うだけ」が多く、行動が無く結果に繋がらないことが多い。
『外資系コンサルの知的生産術』山口周
まず必要なのは…
×「思考の技術」
○「行動の技術」
本当に使える「知的生産の技術」=「行動の技術」。何より必要なのは、「思考技術」のトレーニングではなく、具体的に手や足をどう動かすか? という「行動技術」
第一章 知的生産の「戦略」
    情報収集=行動の技術・心得
    顧客との知識との差別化・新しい付加価値(広さと深さ)
    「問い」
第二章 インプット
    情報をもとに「仮説」を立てる
    現場に行く・現場で聞く・書き出す
    アウトプットの整理
第三章 プロセッシング
    次なる行動を提案・ポジショニング・洞察思考(視野視点を変える)
    分析・さらなる問いを考える(なぜ~、もし~)
第四章 アウトプット
    3つのバランス(論理・倫理・情理:ロゴス・エトス・パトス)説得から納得
    What, Why & How (アウトプットをまとめる)
第五章 知的ストックを厚くする
    洞察力・創造力を活かす(知識を増やす:読書)
    常に「問う」


日本が学ぶべき事柄(政府と企業)『日本企業の「没落」の真実』

2022-08-03 07:39:40 | 経営・リーダーシップに必要な事
@日韓関係は改善の兆しが見えそうで見えない。そもそも隣国同士は歴史的背景から世界でもうまくいかないが、今後のビジネス社会ではアジアを台頭する両国が上手く強調し合うことは対米国、対中国などにとても重要だと考える。だが、日本企業の低迷はしばらく続くと予測できる。
それは日本の政府・企業体質(無責任化と先延ばし的発想)があるからだ。
日本の学ぶべき事柄は現在でも「責任の所在を明確にスピード感を持って決断すること」だという事になる。日本は言葉はあるが行動がない。
『日本企業の「没落」の真実』金美徳
「概要」2012年著書「なぜソニーが没落し、サムスンが降盛を極めるのか?」この「没落」は一時的なものではないからだ。日本人の多くは、日本企業「没落」の真の理由に気づいていない。韓国企業からすれば当たり前であるようなことが、日本ではきちんと理解されていない。
ー日本の凄さ
    結束力・女性力・裾野の広さ・絆
    お手本:米国企業の存在
    神話説:「日本の技術力」
ー日本の凋落
    「技術力」の過信「胡座」・人材育成と人材不足
    外需シフト・アジアシフトへの出遅れ(新興国企業開発・グローバル人材不足)
    経営における優先度の低迷(成功体験から抜け出せず方針転換できない経営者層)
    調整力を強調するサラリーマン的経営(スピード感低迷・リスク回避)
    経済外交の停滞(FTA/TPP/RCEP)・国内産業の保護優先
    政府首相等のトップ外交交渉力不足(成長戦略が無くトップセールス力不足)
ー韓国企業の台頭
    ソフト・製品での囲い込み(拡散・ファン作り)
    韓流マーケティング(韓国ドラマ・ファッション・音楽などを利用した戦略)
    海外技術とのイノベーション開発(改善・融合の積み重ね)
    海外戦略を現地化(常時修正・改善・現地リスクテイクオーナー化)
    投資戦略では韓国国内での利益を海外に注ぎ込む(国内投資<海外投資)
    人事戦略では過酷な徴兵経験や熾烈な学歴・就職競争によるエリート人材育成
ー韓国企業の戦略
    マーケティング思考経営
    現地化(カスタマイズ力・1年間仕事はせず現地言語・文化情報収集・人の現地化)
    トップダウンによるスピード経営とリスク責任管理体制経営
    ロシア戦略への一大シフト(エネルギー・鉄・農業分野)シルクロード政策
ーサムスンの変貌
    27万人の社員に対する経営哲学(25年間で10度経営方針を塗り替える)
    「革新経営」骨身を削る努力
    「分かち合い経営」社会貢献の重要性
    「デザイン経営」ブランドデザインの一新
    「創造経営」原点からの見直し プライドを捨てる勇気
    「サンドイッチ論・危機論」キャッチアップ経営から創造的経営
        スピード経営・多角化・高度な専門性・日米のいい何処取り経営
韓国企業の弱み
    世襲制経営(コーポレイトガバナンスの弱体化・不透明さ)<>スピード経営
    労使関係の停滞(世界でも韓国の労使水準は最低ライン)<>魅力的な製品開発
    エリート社員の育成(先頭を走る社員の不幸)<>経営支援体制
    部品素材を日本に依存・貿易赤字への挑戦<>独立化への長期戦


ベンチャースピリットを常にもつ『ニトリ成功の5原則』

2022-07-24 15:22:09 | 経営・リーダーシップに必要な事
@何事にも好奇心を持ち、疑問を持ち、探求する情熱を持ち、諦めないで最後までやり遂げる執念が必要だ。ニトリの経営コンセプトは正に良いどこ取りであり、理想だ。だが、人は全てそうなるとは限らないところが人間社会・組織の難しいところであり、面白いところだ、と私の経験から感じる。私のように20年以上の経営経験をすると特に「人事」での問題は別格で「正しいやり方」などない、と言うより様々で、如何に人を管理し、動かし活かせるかは永遠の課題だ。『ニトリ成功の5原則』似鳥昭雄
『概要』23歳で始めた家具店を時価総額1兆2000億円・売上高4500億円・経常利益800億円の大企業へと育て上げた似鳥昭雄が、「29期連続! 増収増益」を可能にした 仕事の流儀 を公開。ニトリが追求する「お、ねだん以上。」の秘密が明らかに!
成功の5原則
1、ロマン(志)
    「人のため、世のため、人生をかけて貢献したい」という気持ちを持つこと
2、ビジョン(中長期計画)
    20年以上先に達成すべき目標と大きな数値で計画を立てる事
3、意欲
    できそうも無いことに挑戦すること
4、執念
    目標を達成するまで諦めないこと
5、好奇心
    常に新しいものを発見しようとすること
ー「ロマン」で人は生まれ変われる (ロマン=情)
    やってみなければわからない。ダメだったらそれでやめればよい
    お客様が第一、ワクワク感が浮かぶ「先客後利」(お客様満足が第一)
    安さの価値を作ること
ー「ビジョン」があるから成功できる
    経営者はロマンチストであれ(人のため、世のために行動する志を持った人)
    1年後、2年先、5年先、10年先等の目標を設定、さらに3ヶ月、1ヶ月も確認    
    (未来から現在を見直す検討・解析する)
    夢を共有する仲間(チーム):こうなりたいと思うこと(小才より鈍重になれ)
ー「意欲」には数字を入れる
    数値目標を立てる(高い目標を持つこと)
    「売る」努力より「売れる」システムづくり
    「配転教育」部署を変え、いろいろな経験を積んでもらう
    部下を伸ばす上司とは私生活でも面倒を見る(相性とは「創る」もの)
    「6段階評価制度」+「研修システム(ニトリ大学)」意欲を高める工夫
「5大スローガン」
    一番主義:何でも一番を目指す
    集中主義:多角化をせず本業に徹する
    先制主義:初めてをトライする
    経験主義:多くを経験させる
    ビジョン主義:目標を立て、今からやるべきことを逆算すること
ー「3C+C」
    変化(change)+挑戦(Challenge)+競争(Competition)
    コミュニケーション(Communication)を重視
ー「執念」とは目標を達成するまで諦めない
    明るく、前向きに、諦めず(愛嬌・明るい態度)
    「少しでも安く売りたい」を実現させる執念を持つこと(安さ+品質+コーディネート)
    「製造・物流・小売業」を生み出し挑戦(何でもやってみる)
    「運」は諦めない人に味方する(人・モノ・金が集まる)
ー「好奇心」常に新たな考えを探し続けること
    いつも新しいやり方を考えること(人と違うことを考える=好奇心)
    「素直さ+柔軟性+愛嬌+工夫=好奇心旺盛)
    「失敗しないことより、決めることが大事。成功は攻めること」(即断・即決・即効)    
    「捨てる」ことへの勇気はとにかく止まることなく前に進むこと
ー前に進むための課題と理由
    「一人では怠け者」スタートダッシュが肝心、全力投球できな者は満足な仕事はできない
    社内資格試験を活用せよ(自分に合う合わないは3年経ってから言え)
    自分の発展のために会社があると思う事、まずは経験で覚えること(数学+語学+運動)
    「問題がない」それが問題と思え、「時間がない」は行き当たりばったりで無駄が多い


ビジネスプランを共有する図式化『アイデアは図で考えろ』

2022-07-09 07:52:47 | 経営・リーダーシップに必要な事
ビジネスプランは一般的に好奇心から始まって最後までやり通す情熱と言われている。この書ではそのプロセスを図式化させ誰もが解り易く、行動できる体系を作ることだ。特に起業においては途中でも変更可能なスタンスを持ち常時最高で最適な道を選んで進ことがベストとなる。難しいのはチームワークである。互いに通じ合うリスクの幅と広がりを理解して進めることだ。人間関係はどの世代でも起こりうるのである。
『アイデアは図で考えろ』アーロン・ズー
ーアイデアは図で整理すればうまくいく
    アイデアはロジックである
    9割以上はセオリーのインプットとロジカルなアウトプット
    「創造するの能力」が問われている
    クリエイティブ=アイデア・才能の引き出す方法 (クリエイティビティー能力)
ーアイデアを図にする
    全体像を図にして把握する(面白い・良い・狂っているようなアイデア・課題)
    位置付け、方向性を明確に、分析する (課題からビジョン)
    強みを引き出す+深掘りする(アセット:能力・経験・関連性を引き出す)
    ビジネスの流れからコンセプトを考える(成長・比較・分析からコンセプト作り)
    ビジネスの応用とコアを見つけ優位性をつける(ターゲット・サービスを絞り込む)
ビジネスの実践方法
    ビジョン+アセット+課題・仮説+コンセプト作り
    現状(どんな状態か)・プロポジション(何をメッセージにするか)
    信じられる根拠(証拠)・ターゲット(誰に訴求するか)
    姿勢(どのような感じで伝えるか)・インサイト(心が動くつぼ)
    方向性(どうなりたいか)・目的(達成するもの)
ビジネスへの考え方(行動指針)
    好奇心(Curiosity)
    持続性(Persistence)
    楽観性(Optimism)
    柔軟性(Flexibility)
    冒険心(Risk Taking)


日本の失敗はここに問題あり『なぜ、今思考力が必要なのか』

2022-06-30 07:33:09 | 経営・リーダーシップに必要な事
「何も考えていないばかりか行き当たりばったり」がコロナ禍での政府対応策が目立った。しかるに現代、「考えない方が楽」と言う意識も多く、「長いものには巻かれろ」意識が多くなり、自然と「任せっきり」で自分自身で考えない「思考力停止」状態になっている気もする。ここにある「対話」こそその思考力を高める方法かも知れない。
『なぜ、今思考力が必要なのか』池上彰
「概要」思考力がつくと、仕事も、人間関係も、人生も、よりよく変わっていきます。
それは、「自分の可能性に気づくことができる」からです。
⇒「なぜ、いま思考力が必要なのか?」
第1章 戦争・パンデミック・東京五輪──日本が失敗するときの共通点
日本社会が抱える問題のひとつは、失敗を教訓とせず、失敗したときに備えての「プランBを考えない」こと。もうひとつは「精神論に支配される」という点。
    NASAvs経済産業省:失敗を恐れず挑戦できるvs 一度の失敗でも出世に関わる
    日本は失敗に備えない基本計画を描くのが下手で行き当たりばったりになりがち
    日本企業はいざという時株主の言うことを聞かない(資本主義ではない国)
    日本は「自分の頭で考える」をしないから次の展開ができない(どこぞの国のまねばかり)
    失敗すると「思考停止」となり、「答えがない」となる(精神論だけで突っ込んで行く)
    「出る杭は打たれる文化」「空気を読め」など「負の文化」が率先する日本社会
ー知識偏重教育、正解を求める教育が「思考力」を低下させている
    思考力でこれまでとは違った視点で自分を見つめ直し、自分をよりよく知ることができる
第2章 自分の頭で考える授業――さあ、一緒に考えましょう
⇒2022年度より高校の社会科が、従来の知識重視から思考力重視へと大きくリニューアル。「地理」や「近現代史」「公共」の紙上模擬授業を行います。
    「高度成長経済」は教育水準の高さと人口が要因
    戦後の教育から世界史、日本史、地理等が置き去りになる
    「地理総合」「歴史総合」により思考力の基礎知識が着くようになる
アクティブラーニング「主体的・対話的深い学び」への移行
第3章 折れないしなやかな自分をつくる――乗り越える力
⇒次元の違う道を見つけられるのも、思考の持つ力。「自分の強みを知る」「逆境で腐らない」「斜めの関係」など
    「自分だけじゃない」という感覚・視点をもつ
    「自分の強み」を見つける
    忖度せず「自由にものが言える」環境を見つける
「乗り越える力」を得るためには「問いを立てる力」を養うこと
第4章 ステレオタイプ思考は脱却できる――問いを立てる力
⇒ステレオタイプ思考に陥ると頭がこり固まります。それを打ち破るには「問いを立てる力」が有効です。
    「何のために」等原点に立ちかえる
    「メンターはどう考えるのか」を自分に問いかける
    人生には「正解のない社会」が溢れ、「考えない方が楽」と言う傾向がち
思考力とは「問いを立てる力」となる
第5章 思考が深まる、新しい発想が湧く――対話の力
⇒思考力を鍛えるための対話実践法です。対話の達人である著者が、「聞き方」「疑問文にすると相手は考える」「対話型リーダーシップ」など、相手を理解し自分もよりよい発想を生み出す「対話の力」
    弁証法「「正」「反」の意見の対立を試みる:まず話を聞く
    「対話的リーダーシップ」適正をみた役割を与える
ー「疑問文」で話すことで「相手に自分の頭で考えてもらいたい」と言う意志
終章 思考の方程式――9つの考えるヒント
思考力を鍛える実践法。
    知的好奇心をくすぐる事実を見つけ、事実を収集して真実に近づける
    自分の頭で冷静に考える「定義」「根拠」、作用・反作用の力学で考える
    国際スタンダードで物事を考え、3次元で立体的に見て、現実の最新情報を収集
ー「考える癖」をつけ「無知の知」を自覚しながら考えを深める訓練をする


日本のコロナ対策費用77兆円(2021年) 誰が負担する?

2022-06-26 11:15:00 | 経営・リーダーシップに必要な事
日本のワクチンどうなった? 使い物にならなかった安倍マスク? さまざまな給付金? ワクチン開発には1300億円超の国税を注ぎ込んだが全く市場にないと言うのが現実。日本政府の出金はほとんどが無駄使いとしか見えない。野党での追及してほしいところだが、昨年のコロナ予算はなんと77兆円とある。コロナ補助金の使途も明確でない税金の投資は内閣の腐った所為だとしか言えない。今後この赤字国債を若い人たちが負担する構造となるのは目に見えている。


統計数値など分子と分母を知ることの重要性『数学力』

2022-06-25 11:25:26 | 経営・リーダーシップに必要な事
会社の決算書を読み解くことで数字に強くなることは昔から言われている事、さらに日常生活でも「数字で表現できる工夫」は中々できそうでできない。近年統計データなど目的別に分子分母の数を変えたことで全く違った報告書を見たことがあるが要注意が必要だ。それと数字にはそれなりの理由『WHY』を知ることだ。(Know-HOW から Know- WHYが大切)
『数学力』坪井信之
数学・数字のパワー
    客観パワー:客観性を感じさせる力(客観化)
        数字を使いこなすとどんな人でも客観的な話ができる
    具体パワー:イメージを想起させる力(具体化)
        具体物なイメージを数字と結びつけた形で具体性を感じることができる
    説得パワー:相手を納得させる力(説得力)
        数字は説明に説得力が加わる
数字の魔力
    平均値と中間値の違い
    水10リットルと1万ml (同じ量でもイメージが違う)
    「毎月3%」での再投資して福利計算にすると年率換算で約42.6%になる配当
    「通常金利に1%上乗せ」(外貨金利)通貨の両替手数料によるが実質1%にならない
    血液型を言い当てる率(日本人の場合:A型4割、O型3割、B型2割、AB1割)確率
ー数字リテラシー
    ビジネスパーションにとって数字リテラシーがないのは使命的な欠陥となる
    数学的思考法は仕事の上で求められるスキルである
    ニュアンスを伝える目的・ポジティブな数字、ネガティブな数字・効果的な数値
    経済・社会・会社を数値で表現する努力する(結論・数字に裏付けられた理由で説明)
経済統計データの意味を考える
        GDP(物価上昇の影響を排除する前の名目GDPが生活実感近い)
    Know-HOW から Know- WHYが大切
ー日本の失業率の計算方法
    求職者数/(就業者数+求職者数)x 100%
    求職者数が分子にあり、現在無職の人のうち積極的に仕事を探している人が求職者数    
    再就職を諦めた使途は含まれない、また家業・アルバイトも含まれない
ー数字に強くなること
    会計の数字を使うとビジネスが立体的に見える
    数字を使うと大きく外した時に早く気づく
    投資ルールは数字で決める
    会計情報で会社を読み解く(貸借対照表・損益決算書・キャッシュフロー計算書)


「〜である」から『〜する』モノからコトへの変化『イノベーションの知恵』

2022-06-25 07:53:13 | 経営・リーダーシップに必要な事
「モノ」から「コト」、「名詞」から「動詞」など現代社会はネットによって「~する」という「行動」そのものが身体的行動が減り、頭脳的感覚行動に頼った判断になっていることだ。いわゆる数字統計、文献情報などの「理論武装」的発想だけで物事を判断する状況になっていることに危機感を感じる。ネット社会でも『〜する』身体的実践行動が必要だと言うコトなのか。
『イノベーションの知恵』野中郁次郎
「概要」経営理論の「知識創造理論」で知られる野中郁次郎と、ジャーナリストの勝見明がコンビを組んだ“知のフィールドワーク”。取り上げた事例は9つ。「奇跡の動物園」では動物本来の行動展示で廃園寸前の状態から劇的に甦った旭山動物園と小菅正夫・前園長、「エキナカの奇跡」では「通過する駅」から「集う駅」へと大胆にコンセプトを変更したエキュートとJR東日本の鎌田由美子・事業創造本部担当部長、「都市の奇跡」では都市のど真ん中で養蜂を行って成功を収めた銀座ミツバチプロジェクトと田中淳夫、高安和夫の両氏を取り上げ、彼らの「知の作法」=「創造的行動様式」のエッセンスを抽出した。
「知識創造理論」
    アメリカ流のビジネススクールでMBAの教育をやってもイノベーションのコアになるリーダーの育成はできない。 イノベーションは現場でリーダーの実践によってもたらされる。
    ・「実践知の多くは暗黙知」(共振・共感・共鳴)
    ・「理論的3段論法」から「実践的3段論法」へ
    ・「モノ的発想」から「コト的発想」へ
    ・「考えてから動く」から「動きながら考え抜く」へ
    ・「名詞」ベースから「動詞」ベースへ
ー2つの時間感覚
    「時計時間」量的・客観的・常に同じ長さ・規則的・不可逆的・効率性の追求
    「適時時間」質的・主観的・人の生理的・心理的・不規則的・可逆的・創造性の発露
    (社員が真剣に考える場を作ること)    
ー「奇跡の動物園」旭山動物園   実践的3段論法=「目的x手段x行動」で集客
    歴史はチャレンジ&レスポンスによって作られる
    (挑戦と応答=環境変化によって生まれる
    目的を明確にする・目的を実現する手段を見つけ・行動を起こす・やり抜くこと
ー「エキナカの奇跡」JR・エキュート事業 「通過する駅」から「集う駅」へ変化
    「モノ」を「コト」にする(買い物をする・食事をする・時間を過ごす)
    内部から見る目線「勇気と情熱」から生まれる変化(深く考えること)
    「~である」名詞から「~になる」同士に変える
2つの視点
    モノ的発想:「名詞」ベース・静態的・固定的・化学的・分析的・傍観的・形式知重視
    コト的発想:「動詞」ベース・動体的・流動的・主観的・ありのまま・暗黙知重視
ー「教育」
    「与える教育」から生徒が考え、学ぶ教育への発想を変える「守・破・離」
    必要な知識を身に付ける・興味関心の深化・拡大させ・「もっと知りたい」を形にする
「シブヤ大学
    動詞ベースの「学びの場」ユニークな発想から学ぶ
    日頃から問題意識を持っていればアイデアのネタが引っかかる
ー経営者・リーダーの大切なもの
    判断の仕方「プロセス理論」
    「ワイガヤ」で語り合う場を提供
    個を尊重するマネジメント