それでは、連載第281回目は、HD300へと話を進めていきたいと思います。
大型ディーゼル機関車DD51の後継機は、その重連相当の力を持つDF200という形で実現しましたが、次いで開発が求められたのは、DE10、敢えて言えばDE11の代替機でした。DE10は中容量輸送と、入換動車としての2つの機能を併せ持った機関車ですが、先ずはその入換動車としての後継機として、ハイブリッド機関車HD300が設計されました。
写真は、試作車、HD300-901です(写真)。大井貨物ターミナルのイベント時に、展示されたものです。
その、反対側のエンド(写真)。
ハイブリッド式と言っても、ハイブリッド自動車のような、いわゆるエンジンとモーターを直結するシリーズ式のハイブリッド機関では無く、一旦ディーゼルエンジンで発電し、それを蓄電池を充電し、出力と回生ブレーキで電力を出し入れする電気式のハイブリッドで、そこは異なります。
同機は新鶴見機関区で試験後、北海道で寒冷地での性能試験を行い、現在は再び新鶴見に戻り、量産車と混用されるようです。
それでは、次回をお楽しみに。
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