それでは、連載第12回目は、DD15へと話を進めていきます。
DD15は、一言で言えば「DD13の前後に除雪翼を装備して、除雪が出来る機関車」です。本体部分はDD13とほぼ同じで、夏期には除雪翼を外し入換等が出来る構造になっていました。
写真は、敦賀第一機関区、現在のJR西日本敦賀鉄道部の片隅に停まる、DD15 10号機(写真)。この当時は現役でしたが、夏期で休んでいます。
反対側を電車で通ったときの、10号機(写真)。使用頻度から、こんな状態になっていました。
敦賀の公開イベントで、片隅に停まる10号機(写真)。使用頻度から、これはやむを得ません。
そしてキヤ143が充足し、遂に引退か、松任(正式には「JR西日本金沢総合車両所松任本所」)の片隅で、ナンバーを外し最期を待つ、10号機(写真)。北陸新幹線開業で第三セクター化され、除雪機械も多数使用、旧式機は引退です。
除雪翼には重量を支える車輪は無く、軸重が重くなり、それで入線範囲が限定される、という難点もありましたが、動力近代化の象徴で、各地で使用されました。
それでは、次回をお楽しみに。
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