それでは連載第10夜は、平成12年夏の上野駅からお届けします。
寝台特急「はくつる」廃止は、東北新幹線八戸開業時ですが、それまでは多客期に「はくつる81号」という臨時列車がありました。583系で運転され、定期仕業の無い青森運転所の同系の、数少ない運用の一つでした。
それに乗りたくて、青森まで普通を乗り継ぎ、乗りました。青森駅での1枚(写真、クハネ583)。隣の701系が、証拠です。
車内を記録するという知恵も無く、そのまま早朝に上野着(写真)。クハネ583は分かりますが、車番は記録が無く、残念です。
その相方(写真)。こちらもクハネ583だけで、車番の記録はありません。なお、冬期のすきま風対策で、貫通路は封鎖されています。
隣のホームには、489系夜行急行「能登」が停まっています(写真、クハ489 5)。当時はいわゆる「白山」色のままでした。
その相方(写真、クハ589 505)横軽用連結器がそのままです。
この日のお目当ては、「EL&SLみなかみ」号でした。高崎までは、EF60 19が牽引します(写真)。まだ直流標準色に塗り戻される前でした。
まだ583系も、時々は運用に就き、幸せな時代でした。後は、きちんと車番を残す、その重要性を感じます。
それでは、次回をお楽しみに。
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