遂に5週目に突入した本連載。まだまだデジカメ初期で、ほとんど死に絶えた現在までは、もう少々あります。今後の展開にご期待下さい。
それでは、連載第29夜は、平成16年秋の上野駅からです。
ある秋の早朝に、東京着、水郡線列車を目指す際に、上野東京ラインも無い時代、上野駅で地上ホームに降り立ちます。すると、上野駅13番線には、EF65 501号機が、12系客車を牽き据え付けられていました(写真)。500番代、EF65P形初号機、則ち「Pトップ」です。
平坦形直流電機の決定版EF65に、「ブルートレイン」20系客車牽引のための諸装備を追加して生を受けたEF65P形、「最後の特急専用機」であり、昭和40年代は九州特急牽引等でフル活躍、通常3年の検車が、酷使で1年未満で受ける程でした。1日1運用で1.000キロ走る運用であり、当然と言えば当然です。昭和50年代に、EF65PF形が取って代わるまでの間、まさに在来線の頂点に君臨しました。当初P形は全機東京機関区所属、一部は一時下関運転所に移籍したものの、JR化時に501号機がJR東日本、他のP形及びF形はJR貨物に承継され、現在に至ります。JR貨物ではF形共々全機引退し、残るはJR東日本の同機のみです。
当時はまだまだ多数が現役で、良い時代でした。12系客車でも塗色はブルーで、雰囲気は出ています。
それでは、次回をお楽しみに。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます