先月、一応の完結を見た”Trunk Line”シリーズ。ストックされた写真から、新幹線ネタで、しかも当ブログで未掲載は無いかと見ていると、台湾の写真が出てきました。続編とするほどの規模の写真があったので、続編として続けたいと思います。
最初は、台鉄・台湾高鉄台北站(台北駅)です(写真)。
台鉄の自強号(特急に相当)で高雄に行き、高雄から台湾高鉄の終点、左營(台鉄「新左營」)へ戻ります。現在はMRTでちょっとですが、当時は未開通で、移動が大変でした。
そして自販機で切符を買い、中に入ります。中では、700T形が多数待機します(写真)。700T形は、JR東海・西日本700系をベースに、300キロ走行に対応した車両で、全車両日本製、システムごと海外輸出されました。
そして私が乗車する予定の列車は、TR29編成でした。カメラを構えていると、職員らしき男性が中国語で話しかけてきます。”I’m Japanese.”と答えると、直ちに英語に切り替わり、「今はライトのロービーム、ハイビームのテストをしている」と解説してくれました(写真)。
私が乗ったのは商務廂(ビジネスクラス、グリーン車に相当)でした。シートのモケットは紫、4列シートでした(写真)。なお、席番は日本ならAB-CDですが、台湾では飛行機式で、AC-DEになっています(B席は空番)。なお、通常の車両は5列シートで(ABC-DE)、緑のモケットと記憶します。
テーブル裏面には、全12両の案内が書かれています(写真)。大体日本の新幹線と同じです。
商務廂のアームレスト(写真)。電源(AC110V)と、コールボタンがあります。幅は広く、”ひかりレールスター”とほぼ同じです。これだけあれば、「肘掛けは左右どちらの席のものか」、という議論は生じません。
台湾高鉄の乗車券(写真)。カード型の切符で、裏には磁気テープが貼られています。正直、商務廂は値段が高く、在来線なら台湾一周出来るくらいの金額です。まあ、ものは試しです。一般車両も日本の新幹線と全く同じであり、次回以降はこちらで十分です。
そして現在の起点、台北へ。既存の台鉄台北站(地下駅)を改造し使用したために、以遠への延長は、未だ完成しません(横断する車庫線の問題が未だ解決しないため)。島式2面4線、3編成が入ります(写真)。
少々日本とは異なりますが、ベースは同じ700系、中身は日本人になじみ深いものです。機会があれば、乗車されては如何でしょうか。
次は、韓国か。次回にご期待ください。