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Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

■Gilles de Rais■UNFORTUNE■ まさかこのブログでジルドレイについて語るなんて…

遂に、Gilles de Raisの新作(?)が届きましたー!

って、、、

ジルドレイ、ですよ、、、(;´・ω・)

僕ら世代のV系ファンなら誰でも知ってるヴィジュアル系黎明期の人気バンド。

1989年に結成して、1993年にメジャーデビューして、1995年に解散。

まさに、「ヴィジュアル系」という言葉が誕生した頃のカリスマバンド。

そんなジルドレイが、復活したとか、活動再開?したとか。。。

もう、「信じられない…」の一言だけです。

まさか、ジルドレイが再び動き出すとは、1%も思ってなかったから。

ジルドレイのツイッターはこちら

ジルドレイを知らない人は、是非この曲を!

カッコいいでしょ!?

歌詞もすごいカッコいいんだから。

エクスタシーレコード系のバンドで、LUNA SEAと同時代のバンド。

ZI:KILLとLUNA SEAが好きだった人は、このバンドもみんな好きだった♡

ジルドレイといえば、「殺意」。

かつて、2008年に僕もこのブログの中で、アルバム「殺意」のレポを書きました

とにかく、ダーク系~ポジパン系~ヴィジュアル系の代表格として君臨していました。

ホントに好きだったなぁ。

でも、解散する頃は、かなりバンドとしても方向性を見失っている気がして、、、

応援していただけに、バンドの「迷い」「混迷」は感じていました。

バンドとしては最後の作品となったこの曲なんかは、まさに…

いい曲だったんだけど、「どこに向かっているんだろう?」って思った記憶があります。

ジルドレイは、最後の最後まで大好きなバンドでした。

あれから、20年以上が過ぎて、、、

突如、発表されたジルドレイプロジェクト。

ライブと、かつての音源をリミックスし直したアルバムのリリースが知らされました。

ライブにも行こうかと思ったけど、即座にSOLD OUT。

ライブ会場限定?で発売されたアルバム「UNFORTUNE」。

聴けないかと思ったら、amazonでも販売開始。

無事に入手することができました(;;)

でも、なんで、今、ジルドレイプロジェクトなんだ!?、と思ったら、、、

ボーカルJOEさんが、生命にかかわる大事故に遭われたんだとか

それもあり、JACKさんが尽力して動き出したのが、このプロジェクトらしいです。

(JOEさんがご無事でよかった…。彼の声は、祐同様、他の人にはないものがあります)

***

で、アルバム「UNFORTUNE」。

タイトルからして平穏じゃない…。

「幸せではない」「glückじゃない」…。

どういう意味で付けたんだろう!?!?

そんなことを想いながら、本作を聴き込んでいます。

基本的に、このアルバムは、過去の作品を新たにリミックス(リマスタリング)して、まとめたものですね。

編集作業を担ったのは、BEASTのNAGANOさん。

どこかで、相当、大変だった、と読みました。

だいたい①のUNFORTUNEは、89年のファーストデモ(テープ)ですもん。

89年のデモっていうと、どれだけ音が今と違うか、、、僕も今なお、80年代のデモテープ、色々ともってますが、音が今と違いすぎます。「サー」っていう音も結構聴こえるし、今みたいに音が機械的じゃない、というか。全然違うんですよね。。。それにしても、①のUNFORTUNE、カッコいいですけど…。多分、初めて聴きました。1990年に名作「DAMMED PICTURES」を出しているけど、その前の作品なんですよね!? 信じられない。こういう曲から、あのDAMMED PICTURESにいくなんて、、、(;´・ω・)

②は、同じく89年デモの「D.N.A」。歌詞カードがないので、何を歌っているか分からないのですが…。こちらは、ややDAMMED PICTURESに通じる感じがします。今のバンドにはない「どよ~んとした感じ」が出ていますね。

③の「CYBER PUNK」は、DAMMED PICTURES以後の作品になるのかな? 1992年の『殺意』に収録されることになる曲ですね。ただ、『殺意』バージョンとは全然違う曲構成になっていて、とっても面白いです。アレンジで残っているところもあって、「そうか、これがああなったのかー」って、、、。勉強になります。

④は、「NEO PSYCHO」(新しいプシケー)。90年の「une de mes foriesより」って書いてあるんですけど…。これ、何なんだろう? DAMMED~以降に出したデモテープなのかな!? この曲、なかなか不気味な曲ですよ。かなり不気味、、、怖い(苦笑)

⑤の「GLOOMY WEATHER」も、④同様、une de mes foriesってなっています。この曲も、DAMMED~に似てて、かなりダークで、デカダントです。でも、今のラウドロックに比べると、疲れないで聴けるかな!? 若者たちからすると、「なんだ、この音は?!」ってなりそうですけど、、、(;´・ω・) 途中のベースソロがかなり心地よいです☆

⑥の「13階段」からしばらく「ライブ音源」が続きます。この曲は、なんといってもイントロのギターのうるうるとくるアルペジオが聴きどころかな?! この曲も、まだDAMMED~っぽさを感じさせてくれます。それにしても、ドラムの安定感半端ないっす…。…ところが、途中で、突然パンキッシュになって、ぶっ飛ぶんです。…ん、でも、これ、「K3 NOISE」の原曲なんじゃないの?? 微妙なところだ…(;´・ω・) 違う気もする、、、

⑦は、19991年のセブンスアベニューのライブより、「if」。これもまた、なんとも…。カッコいい♪ これは、本当に聴いたことがない。こんな曲があったんだ…。何気に「電子ドラム」を使ってて、面白いです。

⑧は、1991年の「Dejave」。興味深いのは、LUNA SEAの「Dejave」とどっちが先か論争(苦笑)。どちらも1991年の作品なんですよね。どっちかがパクッてる(苦笑)。あるいは、もしかしたら、JACKとSUGIZOで、「一緒に、同じタイトルの曲作るか!?」っていって、作ったのかも!? としたら、面白いですよね。こっちのDejaveもカッコいいですよ。ギターソロも凄いです。

⑨の「PICTURE OF FUTURE」は、1stのDAMMED~の一曲目の曲ですよね。ライブバージョンでも、CDと全然変わらない、という。凄いなぁ。演奏力という点では、他のバンドよりも頭一つ飛び出していたもんね。あの頃から。今思うと、この曲とかって、今のモーリーさんとかが作りそうな感じがするなぁ。。。

⑩の「199X」は、超高速16ビートのドラムから始まる曲。ジルドレイの魅力は、ベース&ドラムの変態的なセンスかもしれないなぁ、と思わせてくれる曲です。そこに、JACKの個性的なギターが乗るわけですからね。そりゃ、変態サウンドにもなっちゃいますよね。この曲も、DAMMED~に収録されていた曲「199X Decadance」のアレンジバージョン、になるのかな? カッコいいです♪

⑪は、「SANDY」。これは、絶対に聴いたことがある。どこでどうだったかは分からないけど、聴いてる。でも、音源は見つからない(汗)。。。 この曲を聴いて、17歳くらいの頃を思い出した、、、。それから、僕のかつての音源と音がとても似ているということに気づいた。つまり、ジルドレイの影響はかなり強く受けてたんだって、、、。この曲のギターソロは、まさに自分の理想形のギターソロですわ。

⑫は、「SO BALLET」。90年~91年頃のジルドレイは、もう「神がかって」ますね。カッコよすぎます(音は今と違い過ぎるけど…)。この曲を聴いて、あらためてベースのDEEの凄さが分かった気がした。ベースが歌ってる…(;´・ω・)

⑬~⑮は、超名作『殺意』のデモバージョン。もう、涙しか出てこなかった。「ああ、このデモから、あの大作が生まれたんだ」、と思うと、もうホント、泣くことしかできない。ジルドレイの本領が存分に発揮されています。

***

Gilles de Rais

日本のヴィジュアル系黎明期に大活躍をしながらも、その後のヴィジュアル系ブームの恩恵は一切受けなかったバンド。そのことは、前に論文でも書いたっけ。。。

ジルドレイとDIE IN CRIESは、ダーク系からヴィジュアル系に移行するその「狭間」にいたスーパーバンドだと今でも思っています。ヴィジュアル系の歴史を考えても、絶対に無視することのできないバンド、というか。

そんなジルドレイが、こうやって20年の時を超えて、再び動き始めた、というのは、ヴィジュアル系シーンにとっても大ニュースになると思います。今の若いヴィジュアル系っ子たちにも、是非聴いてもらいたい伝説のバンドです。(とはいえ、このアルバムは、そういう人向けのアルバムではないかな!?)

JOEさんとJACKさんが再び、タッグを組んで、新たな音を作ってくれる日を心から待ちたいと思います。希望的には、かつてのジルドレイのメンバー全員で、音を出してもらいたいところですけど、、、(;;)

ジルドレイは、歌もいいし、演奏も抜群だし、世界観もあるし、個性もあるし、いいとこづくめな気がします。

時代を超えて、ジルドレイの音がこの国にはびこりますように…。

最後に、この曲を。。。

この曲も、死ぬほど聴いています(今も…)

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