Justy-Nastyが好きな人!!
そして、あの…
STRAUBERRY FIELDSが好きな人!
まぁ、つまりは、僕世代のV系以前のそういう系が好きだった人に朗報!
Justy-Nastyの藤崎賢一さんとストロベリーフィールズのベースのSEISHIROが、
謎の女性ドラマーGYUH(ぎゅう)さんと新しいバンドを結成したみたいです!
その名も、
METALIC
であります!
なに!? METALIC!?!?
METALIC JUNKか!?(;´・ω・) we are the slut banks!
…
しかし、藤崎さん、なぜこの時期に、ニューバンドを!?
Justy~もあるし、BADWILDEも始めているというのに…
「なぜ?」という文字が頭に浮かびました。
でも、、、
僕的には、ストロベリーフィールズのSEISHIROの音がまた聴ける、と、
超大喜びです。
SEISHIRO Bass Recording.
— METALIC (@METALIC_info) 2018年3月5日
4.Mar.2018. pic.twitter.com/2snpPTtAIx
…ですが、この作品を聴いて、びっくりしました…。
藤崎さんの本来の良さがめっちゃ詰まったロックでポップな作品だ!って。
METALICの1stアルバム「NIGHT SIGNAL」、、、
これ、藤崎さんの「歌モノ」が好きな人にはいいかも!?
【全曲ミニ解説】
1.March
初体験となるMETALICの音源。不気味な電子音が徐々に迫ってくるのが、ちょっと不気味。でも、「ああ、Metalicって、こういう感じか~」というのは伝わってきますね。メタリックな音。少し、ドイツのインダストリアルも感じる、というか。
2.BLOODY MOON
そして、エフェクトをガンガンにかけたドラムの音が聴こえ、破壊的なギターリフが出てきます。Aメロは、歪ませたハードなベース音が耳をつんざきます。これは、カッコいいかも!? 渋いというかなんというか、、、そして、徐々にテンションが上がってきて、サビで一気に盛り上がりますね~。Justy-Nastyっぽいキャッチ―なサビを楽しむことができました。ベースの音も色々と変えていて、最後まで飽きさせませんね~。ドラムも、これまでの藤崎さんのバンドとは違って、どこか繊細な気がします。音は豪快ですけど、、、 最後のベースとドラムがピタッと止まるところがかっこいい。
3.NIGHT SIGNAL
アルバムのタイトル曲。メランコリックでどこかコスミックな雰囲気の漂う曲。夜の高速を飛ばしながら、聴きたい曲かも!? ところどころに入るシンセ音がわりと気持ちいいんです。ベースの存在感もしっかりある曲で、このバンドでのSEISHIROの意義がよく表れていると思います。サビの「Ah You~~~~~」ってところが、とにかく気持ちよかったです。ボーカルのリバーブもかなり深く深くかけていますねー。まさに「空間系Rock'n Roll」だ! 節目節目にノイズみたいのが入るんだけど、そのバランスがあまりよくなくて、ちょっとびっくりします。が、これもまた彼らの「ねらい」なのかも!?
4.終わらない夢を見た
僕的に、本作で一番お気に入りになった曲。ダークでわりとビートが効いていて、メロウでアンニュイな感じで…。Justy-Nastyじゃないし、CRAZEでもないし、でも、藤崎さんらしい楽曲になっていて。「夢のなさ故に夢を見る」というところが好きだなぁ。あと、この曲、「終わらない夢を見た君」の歌だと思うんだけど、、、。曲はキャッチーで聴きやすいけど、歌詞は全然聴きやすくない。藤崎さん…
5.COLD STONE
本作で最もハードでパンチの効いた楽曲!? ボーカルにもディストーションをかけていて、ハードでノリノリな楽曲。このノリは、やっぱり藤崎さんらしいかなぁ。ノリがグラムっぽいというかなんというか。歌詞は、あまりにもストレート過ぎて、カラオケとかじゃ絶対に歌えない…(苦笑)
6.YES
激しくてちょっとHな「COLD STONE」の後に、しっとりとしたポップでメロウな曲へ。もの悲しいギターのストロークで始まる出だしのコード進行は王道のダークネス。シンプルにギターコードをかき鳴らしながら、メランコリックに歌い上げる藤崎さん。そこに、女性らしい繊細なドラムが入り、どっしりとしていてうねうねと動くSEISHIROのベースが入ります。シンプルだけど、単純にいい曲。「空と君との間を解けた気持ちで埋めたい 俺と君との先に 今も嘘はないから」。ピュアな歌詞に、シンプルな楽曲。藤崎さんの甘くて切ない歌が楽しめます。
7.[July] FRICTION
思いっきりリバーブをかけたドラムが不気味に近づいてくるのが印象的。そして、気だるくてうねるようなイントロから、囁くようなダーティーなAメロに入っていきます。ワイルドで元気なギターとは対照的に、気だるい歌が続きます。ドラムの音はずっと深いリバーブがかかったままで…。METALICは、わりと「空間系」というか、響きのある音が多いですね。途中のギターのリフはわりとゴージャスでダイナミックなんですけど…。藤崎さんのギターソロというのも、いいですね~! それに、SEISHIROの唸るベース、カッコいいですねー。
8.Beginning
これ、SEというか、ノイズというか…。クレジットを見ると、SEISHIROさんの作品なんだとか。ノイズのみでした。何気に面白い。そして、ファイナル曲へと向かいます。
9.SLOW BURN
こちらも、メロウでラウドで気だるい感じのロックンロールですねー。うん、ある意味で、とっても藤崎さんっぽいかな。それにしても、藤崎さんのギター、R&Rだなぁ~。かなりディストーションが効いていて、破壊力満点。まぁ、でも、僕のタイプの曲って感じではなくて、、、。
***
今回のこの「NIGHT SIGNAL」は、全体的にインディーズ感満載。
売れるとかヒットするとか、そういうところとは無縁な感じがした。
むしろ、藤崎さんの「魂」そのもの、というか。
命を削って、音楽をやっている感じがしました。
僕が中学の時から、既にTVで活躍していた藤崎さん。
もう30年以上のキャリアをもつ孤高のロックボーカリスト。
陰ながら、これからもずっと応援したいカッコいい人です!!