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散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

埋もれた街

2010-07-17 23:59:14 | 移動記録







当時の様子を頭の中に思い浮かべながら埋もれた中世の街の上に立つ。




ケルン

Wallraf Richartz 美術館前のユダヤ人居住地区発掘現場。
900年代後半カロリンガー時代と検討がつけられている。
発掘されたシナゴーグは今のところドイツで最古か?
シナゴーグ辺から食物残滓も出土し、当時の裕福な生活を偲ばせ、
例えばラムの前身、鱗のある魚等、カシュルートな食物であることもわかるそうだ。
金細工職人の家や金箔作りの家がこの辺りには固まってたらしい。さぞかし賑わいのある街だったのだろう。
発掘作業は続いているがこれからこの場所がどう処理されるか未定。
現場に蓋をして地下の博物館にする案もあるが実現は難しそうだ。
何しろ街の真ん中なので研究者は調査を進め保存したいし、政治家は埋め立てて利を産む物を建築したいと
対立してしまうのだろうか。

此処にユダヤ博物館を建てる予定だったそうだが、予算の都合がつかず話が一旦立ち消えになってしまった。
しかし今年の春、この計画が掘り起こされた。
ほぼ一キロにわたる遺跡回路が計画されているが、やはり予算の方は危うい秤に乗っている。


中世ユダヤ人街








発掘現場の近所の工事現場に鳩。





Deu schland

2010-07-17 23:44:58 | 思考錯誤


Essen方面で見つけたアウトバーン沿いの家。
WMの始まる頃にはもちろん”Deutschland”の文字は完璧だった。
嵐に負けたか今では"Deu schland”と歯抜けの響き。
(南アフリカの国旗と。。。もう一つは何だろう?と思って良く見たら単に色褪せたドイツの国旗だ。)

以前は愛国心を表明する事をどこか避難の目で見る傾向があったものだけれど、前々回のワールドカップ頃から変わったようにおもう。