ダンゴムシ
ダンゴ虫
団子虫
団子蒸し
ダンゴ無視
(蒸暑い日は、思考能力の低下、または限りなく停止に近づく)
ダンゴ蟲が死んでいる。
アトリエに行くのを数日サボってしまうといつもドアを開ける時に少しだけ不安を持つ。
例えばアトリエの中が真っ黒な蜘蛛の巣だらけになってはいないだろうかとか
例えばテニスボールぐらいの雹が局地的に降って天井に穴があいてわいないかとか(一昨年それに近い事が実際あった)
例えば部屋中に得体の知れない黴が充満しているとか
例えば作品が勝手に成長しているとか。。。
最後の例えが発生していたなら、面白いので歓迎するけれども。
窓を開けて空気を入れ替え沈殿した絵の具や木や紙の匂いを一度外に追い出す。
そいつらは亡霊のようなものだから溜まっていてはならないものだ。
部屋の隅を四方点検するとダンゴ蟲がわらわらと数え切れないほど死んでいる。
カラカラに乾いた殻だけが鼠の糞のように固まって積み上がる。
何故彼らはアトリエの中にやってきて死ぬのだろう?と不思議に思っていた。
するとダンゴ蟲の死骸の真ん中に蜘蛛がやはり死んでいた。
結構大きな蜘蛛だ。8本足を縮めて干からびている。
どうやら蜘蛛がダンゴ蟲たちを吸い尽して殻をぽいぽい投げ捨てていたのに違いないと思う。
しかしこれだけの数のダンゴ蟲を何処で捕獲したのかが謎だ。
蜘蛛がダンゴを一つずつ抱えてアトリエに帰ってきては食事をしていた、とも想像し難い。
すでにダンゴ蟲たちが行列を為して部屋に入ってきたところを蜘蛛が襲ったのか?
それならやはりダンゴの行列が何故この部屋に向かうのか?
そして何処から入り込んでくるのか?
私は首をかしげながら箒で部屋の隅々を掃き虫の亡骸を片付ける。片付ける。

ダンゴ虫
団子虫
団子蒸し
ダンゴ無視
(蒸暑い日は、思考能力の低下、または限りなく停止に近づく)
ダンゴ蟲が死んでいる。
アトリエに行くのを数日サボってしまうといつもドアを開ける時に少しだけ不安を持つ。
例えばアトリエの中が真っ黒な蜘蛛の巣だらけになってはいないだろうかとか
例えばテニスボールぐらいの雹が局地的に降って天井に穴があいてわいないかとか(一昨年それに近い事が実際あった)
例えば部屋中に得体の知れない黴が充満しているとか
例えば作品が勝手に成長しているとか。。。
最後の例えが発生していたなら、面白いので歓迎するけれども。
窓を開けて空気を入れ替え沈殿した絵の具や木や紙の匂いを一度外に追い出す。
そいつらは亡霊のようなものだから溜まっていてはならないものだ。
部屋の隅を四方点検するとダンゴ蟲がわらわらと数え切れないほど死んでいる。
カラカラに乾いた殻だけが鼠の糞のように固まって積み上がる。
何故彼らはアトリエの中にやってきて死ぬのだろう?と不思議に思っていた。
するとダンゴ蟲の死骸の真ん中に蜘蛛がやはり死んでいた。
結構大きな蜘蛛だ。8本足を縮めて干からびている。
どうやら蜘蛛がダンゴ蟲たちを吸い尽して殻をぽいぽい投げ捨てていたのに違いないと思う。
しかしこれだけの数のダンゴ蟲を何処で捕獲したのかが謎だ。
蜘蛛がダンゴを一つずつ抱えてアトリエに帰ってきては食事をしていた、とも想像し難い。
すでにダンゴ蟲たちが行列を為して部屋に入ってきたところを蜘蛛が襲ったのか?
それならやはりダンゴの行列が何故この部屋に向かうのか?
そして何処から入り込んでくるのか?
私は首をかしげながら箒で部屋の隅々を掃き虫の亡骸を片付ける。片付ける。
