ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

弓張 美季 FRANZ LISZT

2011-11-06 21:03:12 | オ-ディオ


先日のイベントの際に弓張美季さんのアルバムを購入しました。
FRANZT LISZT SONETTO DEL RETRARCA NOS.47.104.123
使用ピアノ NEW YORK STEINWAY CD-135(1925)

全3曲からなる「ペトラルカのソネット」は、リストの「巡礼の年第2年」に含まれるものである。
リストがイタリアで過ごした1837年の夏から1839年の秋までに接したイタリア・ルネッサンスの巨匠達の芸術は、彼に多大な感銘を与えた。そして、その感銘を音楽作品として結晶させたのが、「巡礼の年第2年」である。
以上CDより抜粋。

録音は東灘区民センター うはらホール 2000年 8月 とある。
先日の灘区民ホールとは近いが別のホールのようです。
ピアノは先日と同じもの NEW YORK STEINWAY CD-135が使われています。

最初に音が出た瞬間は鮮度感がなく平坦な音場で面白くないCDではありませんか。
普段、ヨーロピアンジャズの尖った音楽ばかり聴いているものですから、
何とだれた録音で緊張感の無いものと思われました。

しかしながら聴き込んでいくうちにピアノの音色が先日聴いたホールの音と寸分違わないことに気付きました。
何も手を加えていないのか、響きが自然でとても好感がもてる録音ではありませんか。
完全なホールトーンでかなりオフな録音の為に最初は違和感がありました。
その上に、どうもステレオ録音では無い様な感じがします。2000年8月の録音でモノラルなど考えられませんが
何度聴き直してもステレオ感がありません。この件に関しては次回何処かのお宅で検証したいと思っています。
それに、他のお宅でどのように鳴るか興味津々で今から楽しみであります。

小生の数少ないクラシック体験ではありますが、このようにピアノの響きが
生で聴いた音と寸分違わずCDで聴けたことは初めてです。

非常に計算された録音なのか、それとも簡単な機材ゆえの偶然の産物かは解りませんが
兎に角、オーディオ・録音に対する考え方や接し方が解らなくなりました。

何方か詳しい方のお宅で是非検証してみたいものです。