ポチの女房

専業主婦のつぶやき

映画『キャラクター』

2021-06-23 21:32:08 | 映画
2週連続で観に行きました。
緊急事態宣言が解除されたためか、先週より、全体的に観客が多かったと思います。
あらかたのあらすじを調べていて、観たいような観たくないような映画だと思っていました。
原作がないので、どんな結末になるのか想像がつきませんでした。








ネタバレを含む感想を書きます。








結論として、映画として面白かったです。
しかし、殺人現場場面、血が飛ぶ場面など、残忍なシーンが多く、思わず目をつぶってしまうこともありました。
幸せそうな4人家族を殺していく殺人鬼。
怖いです。実際にいそうな気もします。
殺人鬼を見たことによって、自分ではつくることができなかったキャラクターを作り上げる主人公・山城圭吾。
原作者が、漫画家ということで、漫画家としての苦悩が良く描かれていたと思います。
売れる売れないは、運もあるのかも。
人が良すぎて、悪人が描けないというのは、なんとも言えないです。
山城が描いたストーリーどおりに、殺人が行われるって、寒気がするぐらい恐ろしいことです。
犯人をつかみかけた清田刑事が、殺されるとは、びっくりでした。
ここで、死なせないでよと思ってしまいました。
圭吾を救えるのは、清田しかいないと思っていました。
最後は、壮絶な血しぶき場面。
山城とその妻が、亡くならなくて良かったと思いました。
二人の子どもたちも。
でも、犯人も亡くならずでした。この人、死刑なのかな。いや死刑ですよ。

山城を演じた菅田くんの演技は、てっぱんです。
妻役の高畑さんも、よかったし。
何より、清田刑事役の小栗旬さん、はまり役でした。
そういえば、映画『罪の声』でも、刑事役だったような気がします。
犯人役のFukaseさん、なんと演技初めてらしいのですが、本当にサイコパスに見えました。
演技じゃないの?と疑ってしまうぐらいでした。

この映画が描きたかったことって、ちょっとしたことがきっかけで、人生が狂ってしまうということなのかなと。
山城は、殺人犯をみたことで、金銭的に良い方向に、人生が変わってしまうわけですけど。
ちゃんとした正義感をもった人で良かったなと思います。
一緒に殺人を行っていたのとおなじわけですから。
もしかしたら、今の生活に満足感をもっていて、殺人が起きても放置してしまうことってあるように思います。
怖いことですが。
違和感をいえば、警察は、もっと早く犯人を逮捕して欲しかったし、もっと早く山城のマンションに到着して欲しかったです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿