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火車 宮部みゆき ★★★★

2011-01-10 11:19:47 | 本と雑誌
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火車 (新潮文庫)
価格:¥ 900(税込)
発売日:1998-01

ストーリー 休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。

ミステリーにしてはあまりにも有名なこの作品。ドラマ化もされております。

宮部さんの作品は初めて読みました。有名なので。物語の構成は素晴らしいです。最初から計算されたストーリーなんですけど、引き込まれます。なかなかヒロインがでてこないし、小説なので自分中で想像するのが非常に楽しい。この本間刑事って役所広司さん辺りがピッタリじゃないかしら。ということは謎のヒロインは黒木メイサかも?(笑)

このタイトルもなかなか上手い。ひぐるまではなくカシャと読みます。火の車ではなく音読みのようです。序盤からでてくるあるアイテムがこの小説の伏線となります。あ~、そうなんだという発見はありますが、それほどすごいトリックがあるわけでもなくうなるようなうまさはなかったような気がします。やっぱり、外国の方のミステリーはすごいですからそれに比べたらちょっと終盤先が見えたようなところもあったしね。大きさは文庫本ですが、物語が長いので本が厚い!それでも気になる要素が多いのでサクサク読み進むことができます。私のように久しぶりに本を読んでみようかなと思う人には良作です。難しい表現もないしドラマ好きの方でしたら情景が浮かぶようで映像化もしやすいわかりやすさもあります。ただあまり感情的な部分が少ないので感動するわけではなく現代社会の闇の様な部分もありお父さん向けという感じもいたします。文学作品と言うよりは大衆文学です。通勤、通学の途中に読むにはピッタリの手軽さです。