茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

サワラチャンの加計呂麻日記-074

2013年11月30日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                       -074

 

 

 

いよいよ今月も終りになって来ました。明日からは師走。

忙しく慌しい季節に入って参ります。朝夕はメッキリ奄美群島も涼しくなってきました。大掃除や後片付けに大忙し。年賀状の準備、クリスマス、歳末の買い物など、町中が一番活気付く頃・・・でも島はほんの少しかな   

 

鹿児島~沖永良部島航路フェリー

 

 このフェリーは何処へ向かっているのでしょうか。次は徳之島でしょうか。鹿児島から一昼夜懸かってここ奄美大島の大島海峡まで到達します。最後の目的地は沖永良部島です。沖縄本島まで直ぐの距離。神戸からのフェリーだと、32時間程度・・・う~ん 遠いですね。

伊豆大島は東京から極僅かですし、伊豆半島も見えますから離島と言う感じはないでしょうが、小笠原・父島と同じような緯度の奄美大島は、離島ムード満点でしょうか。赤い椿の変わりにハイビスカスが咲いてます

                   

 

 

 島暮らし-最終回

  

 さて、長きに渡ってナ~んと20回シリーズとなってしまいました。良くま~続いたもんです。・・・・・最近は人口の高齢化が進み全人口の25%以上が65歳以上とか。一昔前なら「」の時代でした。それでも、最近はまだまだ若い方が沢山居られます。エベレストに登頂される方、芥川賞を受賞される方、外国の本の翻訳に挑戦される方、或いは若い娘に子供を生ませるような元気の良い方など、諸氏済々居ります。

65歳になってから離島や山間僻地で暮らしたいと一念発起して、ブログを書き始め、日本中をインターネットで候補地を探し、狙いを定めたのがここ南西諸島でした。そして、2年前に奄美大島の離島・加計呂麻島にI ターンしました。初めは戸惑いの連続でした。

 

 

 島言葉は分らない、フェリーの乗り方が分らない。店が何処にあるか分らない。季節感が分らない。生活習慣もハッキリ分らない。そんな連続でした。全国を予め回っていた関係で、落ち込む事はありませんでした。何時も通りにマイペースで行動。

 

* 先日、奄美大島のFM放送での<島言葉>を久しぶりに拝聴したが、99%理解不能。「人参」という言葉が出てきたので、野菜の話かと? X ? 英語の方がまだ少しばかり解る。

 

 

 雑草びっしりの荒地を開墾して、見よう見真似で作物を植え、見事に枯らしたり、思わぬ収穫に喜んだり、害虫やイノシシに税金を払ったりと、いろいろ有りました。来島2ヶ月で大水害に遭い、土石流のすざましさに驚いたり、そして、復旧作業。その際いろいろトラブルも起こりました。

文化の違い、価値観の違い、思考方法の違い・・・でも、役場の担当者と綿密に相談を重ね、地域の有力者にも力添えを頂いて、局面を打開して来ました。地域にはいろいろな考えの人たちが居るのです。それぞれ遠い過去からの因縁を背負って生きて来た人達です。そのような方たちと話しをしたり、反目したり、時には取っ組み合いの大喧嘩をしたり(何と4回も)しました。

それでも、皆さんのお陰で谷川の2回の土手の決壊も修復ができ、高潮で決壊した桟橋も思いもよらぬスピードで修復できました。一人では所詮無理なのです。それには自ら身銭を切って、前向きに考えながら、<言うべき事は臆せず言う>を実行して、先ずは自ら行動・実践しなければなりません。評論家や外野席の応援団ではいけません。とても大事な事ですね。

 サツマイモ安納芋

 

 畑で作物を生産できるようになって、生きる新たな喜びを知りました。そして、来島前にヒントをくれた知人の「貝の蒐集」のこと。とうとう完全に嵌ってしまいました。今やブログを作り図鑑を作成しようを野心を持つようになりました。現在、69歳。 まだまだ20年は掛かるって!

何時の間にか<能面打ち>から遠ざかりましたが、いやいや、ちっとも忘れては居ません。

喜界島は近く。「俊寛」は未だ遠い。まだまだ・・・ 

* 喜界ヶ島・・・能の「俊寛」の舞台背景は、正しくは薩摩半島沖の三島村硫黄島喜界ヶ島>のことで、奄美大島の30km沖の「喜界島」では有りません。当初、この関係を爺は間違って認識しておりました。 「平家の落人」伝説は、奄美群島近在に数多くあります。爺の住む集落の墓地にも「平家・XXX」の墓碑銘がハッキリ残っております。

 

 

  まあ。そういう訳で、所変われば品変わるで、いろいろ有るんです。離島でも、僻地でも同じです。唯、大事な事は自分を失わない事です

目的を持ってそのようなところへ入っていくべきです。

先日、知人の方から下記のようなメールを頂きました

奄美でのご生活も3年を経過しておりますが、

総括的には、どのようにお考えでしょうか。
 
奄美の地政、人間関係、経済生活など、当初の願いと現実の違い、
 
今後に向かって、どのようになさりたいのか、お聞かせいただければ、
 
ありがたく思っております
 
 それに対して下記のような返事を送信しました。
 
 
「災害を2回経験したり、人間関係には少し振り回されましたが、総括的に考えますと、私にとって成果のプラス面の方がマイナス面よりもかなり上回りました。これが正直なところです。  
自然の素晴らしさ、生活の楽さ(経済的な面と気楽さも含めて)そして、何よりも島からの発信となるブログの成果、貝の蒐集は上記のマイナスを埋めて、多くのプラス面のをもたらしました
 
初めての農作業も畑の開墾は難渋しましたが、今年は旱魃にもかかわらず、
サツマイモが大豊作でした。毎日、安納芋に腹鼓を打っております。
今は面白くて仕様が無い感じです。冬野菜の植え付け、種まきも完了しました。
後は生育のみです。
 
来年はインターネットでさらに研究して、良い野菜をたくさん作るつもりです。
安納芋は今年の倍作るつもりですが・・・・・」 

どんな場所でも足を引っ張る要因は発生するものです+とーを足して何ぼ> かが大事な判断です。これを見間違ってはいけないと思います

そして、この後に下記の爺の島暮らしの方法を書き加えました。

 

爺の島暮らしの方法

 

 

 

 人にはそれぞれ考えが有りますので、自慢げに聞こえますでしょうが、当初から持っていた爺の方法を書いて、このシリーズ終わりにしたいと思います。 

 

           ********************************* 

 

A ・ <ブログを作成して世界に発信する  * 当初週7本公開しておりましたが、物理的に無理なので現在は本。

 

これは今のところ実行中

 

B ・ <白洲 正子文学の研究  * ブログ<白洲正子文学逍遥記>を公開中。只今<十一面観音巡礼>で秋篠寺まで書きました・・・・・その内、書籍にすべく自費出版するつもり。この方は鹿児島から出た偉人ですから。

十一面観音巡礼 ・ 白洲正子著」

これが最大の難問!何せこの方の著書だけでも100冊以上。読むだけでも簡単ではない。でも今年中には「十一面観音巡礼」はブログ化出来そうです??。

 

C ・ 能面打ちの実行   * 貝の採取のほうが忙しくて、未だ途中半端の状態。ブログは順調に推移。でも能書きだけ。 沢山の能面集や資料や材料、道具を持って来たのにどうするのか  

節木増 ・ 友閑作 

 

一旦取り掛かれば、直ぐ夢中になるのですが・・・貝と畑が忙しいとかなんとか・・・しばし、落ち着いて来たならばゆるゆると・・・

本来ならばこれが本旨なのですが。 

D ・ <貝殻学の修得  

  貝の採取のほうが忙しくて、未だ途中半端の状態。空中分解寸前。基礎医学の解剖学面白いんですが、畑が忙しくてつい途中半端・延期の連続。でも、貝の生体組織の学習には役立ちますし、DNAや遺伝子の問題には理解が応用で出来ますね。何でも役に立つものです。 

 

  

 

人生至る所に青山あり

と申します。全て良い事がある訳では有りません。素晴らしい自然がある代わりに、厳しい自然の別な面を見せつけられる事もあります。そこで、倦まず弛まず向上心を持って、努力しながら毎日を送るのが本来的な人間の有り方だと思います。

希望を失ったらそれで終りであるし、人生に負けたことになります。 

人生、先は分らない。一寸先は闇なんです

ここに何年居住出来るかわかりませんが、「人生至る所に青山有り」で、機縁を大事にしたいと思っております。観世音菩薩の命ずるままに・・・

・・・詰まらない事は気に掛けない。それが健康で長生きする秘訣かも・・・

隣の爺ちゃんは90歳超。まだピンピン。今も畑で働いていますよ。

他人の財産や小金を気にするような人生は悲しいですよ

青空の下で畑を耕したり、貝殻を拾う方が夢があります。

 

       クラーク博曰く   

        ・・Boys be Umbicious!・・・これですよ! 

長らくこのシリーズをお読みくださいました方々、ありがとうございました!

     

一同 礼! 

 

   

喫茶店でちょっと一服    

 

                       株式市場の天気予報

 いよいよ明日から師走に突入ですが、東シナ海はざわめいて来ました。 中国が突然発表した「防空識別圏」。そして米軍のB-52爆撃機の通常飛行? 中国空母「遼寧」の出航。予定通りの行動なんでしょうか。結局、空母は台湾海峡通過。ケネディー駐日大使着任に併せて、騒がなくても良いにと思いますが・・・・キューバ危機を意識したのでしょうか。当時の大統領はケネディー氏。

 

11/29には「スクランブルしたと声明」するが、日本外務省は否定・・<でたらめ>とまで言いました。中国国内向けのリップサービスでしょうか。中国版Twitterですぐバレルのに??? 嘘を100回報道して、既成事実化し本格的行動に出ようという魂胆?・・・情報戦ですね・・ゲッベルス効果!

当時の旧ソ連はフルシチョフ首相 = 習主席とは言いたくありませんが、世界中から非難集中しています。EUからもとうとう出てきました。韓国も突然方向転換を始める感じ。この先中国の政治経済は上手く舵取り出来るのでしょうか。非常に心配になってきました。

 

 

NY相場は元気いっぱい。爺の感じではこちらも心配になって来ました。もうすぐ第2波動の終着点が近いように思うのですが・・・時間幅で見てもそのような感じ。いかがでしょうか。$17.000POINT迄行けるかどうかは?ですが、目先天井ではないでしょうか。

 NY市場チャート

 

東京市場も絶対値でNYに肉薄して来ております。まだ、ジグザグの上がり方ですから、過熱感は感じられませんがNYには大きく影響を受けますでしょう。円もいよいよ102円を付けてきました。一息に120円は有り得ませんが、110円はそんなに遠くはないかも。120円は割りと確実性が高いと思います。A~B = C~D の見方は、あながち120円は有り得ないことではありません。日本経済の適正な円=120円という考え方は、経営者の根底に有ると思います。この意識があれば必ずこれを取りに行きます。株価が何処までアベックで付いて行くかですね。

 

 

 韓国も政治経済が動揺しております。それ以上に中国からヒステリーのような感じが伝わってきます。株式市場はこれを横目に見て動いて行きそうですね。目を離さぬ用心さが必要かも。中国軍に対してシビリアンコントロールが効いているのかは疑問ですね。米国副大統領の訪中が一つの目処でしょうか。奄美群島は中国に近いですからやけに気になるところです。今後はNY市場と中国の動向がキーポイントですね。NY市場 73$高で推移中(11/30 AM1:00)

11/30 AM1:00 先ほどからジェット機の爆音がしきりにします。東シナ海方面へ移動中。民間機か自衛隊機かは不明ですが・・・疑心暗鬼になりそうですね。

 

                        

 

  

<金融超入門講座島暮らしが終了するまで、お休みします。(島は電話回線のADSLですので、大きなブログが出来難い技術的理由からです 

 

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