サワラちゃん
新・サワラちゃんの
宇宙・素粒子 物理学入門
晴れたり、曇った日が続いています。天気の良い日の夜空に張り付いたような星空。空気が澄んでいますので、余り星が瞬かないんですね。冬空は大陸性高気圧が安定してきますので、星の観測には打ってつけの季節です。
産業技術総合研究所・提供
月の裏側面は低地が多く暗く見える「海」の部分に、、巨大衝突の痕跡とみられるプロセラルム盆地があるそうです。約40億年前に直径数百キロ・メートルの小惑星などが衝突して月の表側の「高地」がはぎ取られ、表と裏が非対称な現在の月の姿になったとされています。
月は太古の昔、地球に衝突した惑星か、隕石の激突で、地球の一部分が宇宙に吹き飛び、それが長い間に集合して月という惑星となったとか、地球の傍をたまたま通過した惑星が捉えられて、地球の衛星になったとか諸説あります。
月面には宇宙人の基地が有るとか、宇宙人の遺跡のようなものがあるとか、半重力物質が埋蔵しているとか、宇宙人が月の中に生活しているとか・・・・面白い話が数多くありました。
アメリカの宇宙船が着陸しているようですが、火星と同じくらいに不明なことが多いのでしょう。地球でさえまだまだ解らぬことばかり。約40億年前に直径数百キロ・メートルの小惑星がぶつかったとすると、地球が出来上がって間もない頃のことですね。
6,700万年ほど前にアメリカ大陸のユカタン半島に巨大な彗星が激突して、これが地球の気候を激変させ、恐竜などの滅亡に繋がったという学説もあるくらいです。メキシコ湾はそのときの激突の大穴の名残なのでしょうか???
高い壁の向こう側に、ボールを投げる場合を考えます。普通であれば、その壁を越える高さまでボールを投げる事が必要になります。つまり、壁の高さに相当する位置エネルギーよりも大きな運動エネルギーをボールに与える必要があるわけですね。壁の高さに届くようにボールに運動エネルギーを与える事が不可能な場合、その壁は「古典物理学的には乗り越えることができないポテンシャル障壁」となります。
しかし量子力学の世界においては、ボールを壁の高さまで投げる事ができないのに、ボールを壁の向うに投げる事ができてしまう。あたかも壁にトンネルが生じて、そのトンネルを通ってボールが壁をすり抜けるようだという現象が発生します。これを<トンネル効果>と称しています。
ニールス・ボーア
* ニールス・ヘンリク・ダヴィド・ボーア(Niels Henrik David Bohr)
量子論の最大の牽引者。コペンハーゲンの理論物理学研究所(後、ボーア研究所)を根拠地として理論物理学のメッカとした。このボーア研究所による量子論の考え方を「コペンハーゲン解釈」という。アインシュタインと熾烈な論争を繰り返した。デンマークがナチスに占領される直前に、アメリカに渡り、マンハッタン計画にも参加した。
今、ミクロの粒子を壁にぶつけた場合、粒子と同時に波の性質を持つので、壁の向こう側にも回析によって届かせることが出来ます。音は音波ですから可能ですね。これと同じです。
しかし、現実問題としてボールをトンネル効果によって壁の向こう側に届かせることはゼロに限りなく近いですが、確率論的にはゼロではありません。
しかしながら半導体や集積回路を流れる電流を扱う場合などにおいては、このトンネル効果が無視出来ません。半導体などの電子回路が原子レベルまで極微になると、電子は本来の回路から逸脱し、別の回路に流出するという現象を起こします。こうなりますと二進数のノイマンコンピューターは演算処理が出来なくなり根本から崩壊します。
トンネル効果の応用例としては、走査型トンネル顕微鏡(STM)や、電子デバイスなど、多数存在します。
アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein )
本日は3人の20世紀における大物理学者を紹介しました。素粒子物理学分野で大活躍したわけですが、どういう訳か3人ともアメリカの原爆開発計画に参画しました。アインシュタインはフランクリン・ルーズベルトにドイツの原爆に対する恐怖感から原爆開発の促進を促した。結果的には最大のキーマンの一人となったのです。
当時、日本、ドイツ、アメリカが原爆開発を行っておりました。この3人の動向次第ではどのように歴史が変わったかは解りませんね。
本日は宇宙物理学<インフレーション>はお休みします。
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