サワラチャンの貝のビーチ・コーミング
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加計呂麻島・蒐集日記
梅雨が戻ってきました。毎日雨ばかり。 何時も気象庁の天気予報とレーダーを見ています。加計路麻島の周辺は雨雲ばかり。東シナ海まで延々と続いています。ちょとやそっとでは晴れにはなりませんね。
この前の大潮の干潮の時は、結構潮が引けたのですが、成果はあまりあがりませんでした。干潮の3日目はそこそこ。太平洋岸の岩礁の辺りを虱潰しに探したので、<ハナマルユキ>や<ハナビラダカラ>はそれなりに採取できました。
秋徳海岸
大きな<ハチジョウダカラ><ヤクシマダカラ>は居りませんでした。先回の干潮の時は<ヤクシマダカラ>と<ホシキヌタ>を採取できたのですが、今回は同種類のタカラガイなのですが、今までに採取したことの無い貝でした。
現在水槽の中で生きておりますので、細かい部分が良く分かりません。何時も海草の下や、石ころの影にひっそりと隠れています。実際に採取したところも、岩礁の裂け目の影になった、日のささない暗い場所に隠れていました。
ハナマルユキやハナビラダカラは意外と日の差す明るいところに居ります。生息場所が違っていますね。
001
001はヤクシマダカラに似ています。小型で4~5cmくらい。殻の口や側面はヤクシマダカラですが、背面は少し柄が違います。ハチジョウダカラに似ております。・・・・・
「タカラガイ」という文献を見ますと、<ヒメヤクシマダカラ・姫屋久島宝>というのが掲載されておりました。でも、真上から覗くと下図のヒメヤクシマダカラによく似ているのです。
ヒメヤクシマダカラ
「タカラガイ」より掲載
002
002はチョッと眼にはハチジョウダカラですが、殻口はヤクシマダカラです。ですからハチジョウダカラの幼貝ではありません。下の写真は<キッコウダカラ・亀甲宝>というサイズ4.4~6.6cmで、南日本から中部太平洋に生息するそうです。これは背面の柄も良く似ていますし、サイズも4~5cm。
キッコウダカラ
チジョウダカラ
でも、結論は良く分かりません。<ヤクシマダカラ>か<キッコウダカラ>かいずれか。 キッコウダカラだと良いんですが。
でも、今まで一度も浜で打ち上げを採取したことがありません。不思議ですね。近在のお爺さんが5月になると<ハチジョウダカラ>が採れるよと教えてくれました。この貝殻は岩礁の割れ目の根のところに転がっておりました。7~8cmの位の程度でした。ですから必ずこの辺りには生息しているはずですが、残念ながら生き貝は見つけられません。何処に居るのかな~?
上の写真の秋徳という場所には、ハチジョウダカラが必ず居ると、複数の情報が有ったのですが、残念ながら海中を3kmも歩いたのに、まったく捕獲できませんでした。時期が合わないのかもしれません。
シャコガイの連中は元気で水槽の中に生活しています。足糸が十分発達していないので、他の貝が上を通ると転がってしまいます。もう少し掛かるかな。
地上にも貝の仲間は沢山生息しています。
PCの思わぬ故障続出で、大混乱になりました。2台とも全て洗い換えして、マッサラの状態にしたのは良いのですが、データは全て設定し直し。大変な目に遭いました。コンピューター・エイズが感染した模様。でも、予備のPCが有ったのでOK! 時間が掛かったけれどね。
外の雑草は取らないと畑が大変なことになります。除草機をフルに使って、一日で全て刈り取ってしまいました。今年の梅雨は空梅雨のような感じですので、梅雨の最後は気を付けなければね。
それでは、本日はこれまでで~す!