茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

サワラチャンの貝のビーチ・コーミング>・加計呂麻島・蒐集日記

2012年05月09日 | 日記

 

サワラチャンのビーチ・コーミング

                         -009  

                    加計呂麻島・蒐集日記

 

 

タマニハ、私も怒るのよ!・・・・・ゴールデン・ウイークの大潮の3日間。初めの2日間はノック・アウト状態。 3時間以上も海の中を歩いたんだけれども、何にも取れないの。もう、頭に来ちゃった。 綺麗な水面の底まで見えるのに、な~にもない。

近所の叔母ちゃんがせっせ<マガキガイ>を取っている。時々、蛸も取れるらしい。でも、サワラちゃんには感心な~し。食用貝なんて興味なし。<タカラガイ>だ~け。 

実久の海岸   

 この海浜には<タルダカラ>というタカラガイをたくさん見つけることが出来るの。岩礁の下とか、リーフの間のイノーという浅瀬に居るはずなのに、まったく見つけれな~い。-18の干潮なのに、リーフが海面に顔を出さないので、腰までの長靴ではちょっと無理。

                  タルダカラ(写真 下)

 

 他の海岸では、完全に死珊瑚が海面に顔を出します。短靴でもリーフの端に歩いて行けます。途中で大きな岩礁が何個も顔を出しているので、小さなタカラガイでしたら、簡単に採取出来るのです。でも、実久では無理。途中で諦めて、クモガイ・スイジガイを探しましたが、まったくのOUT!・・・・予想外の失敗!

勢理の海岸

  

 

 さて、2日目。 今日は太平洋岸だ。<今度こそは>意気込んでいったのに、全然だ~メ! 結構、実久と違って岩礁も多いし、完全な珊瑚の砂浜が続いている。 海の中でも、岩礁でもOKのはず? ところが、<マガキガイ>もとれない。 浜辺にはゴミ以外何にもな~し。

  もう、完全にあたまきた~~

本で読んだとおりの海辺の状態なのに、どうして何にも居ないの????大潮のときは貝殻が浜辺には殆ど打ち寄せません。ゴミだけ。小潮の時のほうが浜辺の採取は上手くいきます。大潮のときは潜るのに限るのですね。

途中で浜の猟師のアンちゃんから魚を買って帰りました。鯖を一匹、ブダイを一匹。

                           ブダイ

 

雄のブダイ。この魚性転換するんだって。本当かね? 今は雄だけど、その内に雌になるの。器用なんだね。でも、口見てごらん。 貝なんかバリバリ砕きそうな丈夫な口してる。この魚は刺身でも、オリーブオイルで空揚しても美味しいんです。結構、ハイカラな顔をしてるね。

元気一杯の<スイジガイ>くん

とにかく、元気の良いこと。ビックリするぐらい。水槽の中を走り回って居る感じ。 石の上でも、貝の上でも乗り越え、牙で蹴倒し、ギャング並みの行動。

ミノカサゴ>の権太くん

一緒に居る<ミノカサゴ>の権太くんはマイペース。いつも所在無げにゆったりと泳いでいま~す。 手前の貝は<ギンタカハマ

で、三日目は遂に大成功! これは次回にね。待望の<ハチジョウダカラ>をGet!やったの巻きです。お楽しみにね。