金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

音声入力はキーボードとの併用が早くて実用的

2021年12月21日 | デジタル・インターネット
 パソコンやスマートフォンで文章を書くとき、音声入力を使うと便利です。Windows11では「 Windowsキー+H」で音声入力マイクが立ち上がります。マイクの部分がチカチカしてるときは音声から文字を書いていきます。
この機能は多くののアプリで使うことができ、大変便利です。
 ただし句読点や記号等の入力はキーボード操作の方が圧倒的に早い場合が多いのです。例えば「を音声で入力しようと思えば「ひだりかぎかっこ」と話かける必要があります。この場合はキーを1回たたく方が圧倒的に早いと思います。
またWindows11のヘルプを見ると「改行したい」ときには「改行」とか「次の行」と話しかけると改行すると書いてありましたが、私のパソコンでは現在「次の行」と話しかけると改行しますが、「かいぎょう」と話しかけると「開業」の文字がでてきます。このあたりはAIが毎日学習して賢くなるとは思いますが・・・
このような弱点はありますが、話した言葉がそのまま文章になることが多く重宝します。
音声入力の強みとキーボード入力の強みを組み合わせる事で文書作成の生産性が高まると思います。
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特別給付金や株高が米国の労働力不足の原因?

2021年12月21日 | 投資
 WSJに「特別給付金や株高が米国の労働力不足の原因ではないか?」という記事が出ていた。原文はVast Household wealth could be a factor behind U.S. labor shortageだ。
パウエル連銀議長は、先週「おそらく好調な株式市場や住宅価格の上昇、貯蓄増加により、ある人々は職場復帰よりも自宅にいることを選択した。またおそらく幾つかのカップルではは共稼ぎから一人が働くスタイルに移った」と述べた。
 これは過去の調査で明らかになっている働く意欲は家計の財政状況に依存しているという事実に一致している。
 米国では数度にわたるコロナ対策特別給付や週600ドルに達する特別失業手当、児童手当としての税金還付などにより2020年4月の貯蓄率は33.8%に達した(2020年2月の貯蓄率は8.3%だった)。
連銀のデータによると2020年初めから今年の9月にかけて家計の総資産は22%増えた。これは特別給付金に加え株高と住宅価格高が資産価値を押し上げたものだ。
一方この間労働参加率は1.5%低下し、今年11月には61.8%になった。
 宝くじに当たるなどして特別な富を得たものが勤労意欲を失うことはいろいろな研究で明らかになっている。このような現象が今のアメリカで起きているというのが識者の見解だ。
 そして識者は10月の貯蓄率がコロナ前のレベルより低い7.3%に落ちるなど「財産が勤労意欲をそぐ」効果が後退し始めていると指摘している。
 労働参加率が上昇すると財やサービスの供給力が高まりインフレが緩和すると考えられる。
 うがった見方をすると連銀が金利引き上げに動くということは株価を下げて
家計の資産価値を下げる効果がある。これによって人々はステイホームから仕事に出るようになるだろう。
 もっとも連銀の政策委員達がそこまで考えていたのかどうかは分からないが。
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