今度の週末は京都に行く予定です。目的は複数あります。一つは母の一周忌でお寺参り。次に京都南部の丘陵地帯や清滝付近にある京都トレイルの一部を歩くこと、こちらは現在の緩やかなつながりで繋がっている山仲間と歩く予定です。
そして最後は大学山岳部同期生との同窓会。こちらは致仕の節目に一献傾けようというもの。
そこでふと気が付いたのですが、男が誰かと集う時には「今ここ」という関係と「同窓会」という関係があるということです。
同窓会というのは学校だけではありません。会社や業界団体、親睦団体など以前所属していた団体をベースにした集まりです。
一方「今ここ」というのは、今何かをするために集まった仲間の集まりです。
山岳部のOB会など「同窓会派」の最たるものです。一方今私が一緒に山に登っている集団は「今ここ派」の典型です。つまり所属組織や山の経験がバラバラの仲間がある山にのぼるためad hocなグループを作ると集まりなのです。
私が色々な仲間を観察していると男は「今ここ派」と「同窓会派」に分類することができそうな気がしてきました。もっとも極端な「今ここ派」や「同窓会派」は少なく、「今ここ派」的色彩が強いとか「同窓会派」的傾向が強いという人が大部分だと思います。
同窓会派のメリットは、気心の知れた集団なのでリラックスできることでしょう。一方ディメリットは、歳と共に仲間が少なくなっていくことと、集団から疎外された経験のある人は中々近づかないという点です。
「今ここ派」のメリットは、直ぐに集まり何かをすることができる点です。ディメリットとしては、苦労を共にした人とのつながりではないので気心が計り知れないところがある点で、一定の距離間を持ったつながりが続くということでしょう。
もっとも距離感を保つことはディメリットばかりではありません。距離感を取った付き合い方は淡い繋がりですが、「君子の交わりは淡きこと水の如し」と言いますから、メリットなのかもしれませんね。
なお男の集いということで書きましたが、私が見たところでは女性の方は圧倒的に「今ここ派」が多いと思います。女性の方はバスツアーなどで初対面の人ともすぐ仲良くなることができるようです。