グーグルのスマートフォンPixel9aのカメラには幾つか面白い機能があります。
その一つが「長時間露光」です。これはスローシャッターです。下の写真は風でざわつく新緑を撮ったものです。シャッター速度が遅いので木の枝がうねっている様が写っています。
シャッター速度を遅くすると長時間露光の写真を撮ることができますが、シャッター時間を長くする光が入り過ぎて写真は真っ白になってしまいます。そこで一般のカメラの場合は、ND(Neutral Density)フィルターという減光フィルターを使って「光の量を抑える⇔シャッター速度を遅くする」ことで、長時間露光写真を撮っています。
ところが最近デジタル一眼で物理的なNDフィルターを使わずに、電子的なNDフィルターを使うことで長時間露光写真撮影を行うカメラが出てきました。
Pixel9aはこれとおなじような電子的NDフィルターを使っているのだと思います。

さて下の写真は同じ木の枝を通常の設定で撮影したものです。
木の葉が一枚一枚くっきり写っていますね。
どちらの方が面白い写真か?というと私は新緑の中を吹き抜ける風の感じを捉えている点で上の方の写真の方が情感がでていると思いました。

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