先週京都に帰った時、一日乗車券(正確にいうと二日乗車券)を購入して、実家訪問や義父母の墓参り、ちょっとした観光に利用したがかなり得をした。
一日乗車券には、市バスの均一区間乗り放題で500円、市バス・地下鉄・京都バス乗り放題1,200円など幾つか種類がある。後者については2日券があり2日で2千円で、僕はこれを購入した。京都に一泊してあちこち回るなら一番お得なパスだろう。
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000028378.html
京都の市バスの均一料金区間の料金は220円だが、郊外に行くバスになると300円以上になるから1日4,5回乗ると元が取れる。経済的なメリットの他、小銭不足を気にしなくて済むし下車時もスムーズだ。また優待特典がついたマップが貰え、特典のクーポンを使うと特定の寺院の拝観料等が安くなる。
話はかわるが、天竜寺等観光寺院に行くと修学旅行生が観光タクシーで乗りつけ、運転手さんの案内で方丈などを回っている姿を見かけた。昔の修学旅行というと、観光バスで有名寺院を回ったものだが、昨今は学生が自分達でテーマ(例えば光源氏の世界だとか)を決めて、名所旧跡を回っているようだ。またガイドを務める運転手さんの話を立ち聞きしていると中々詳しいし話も上手い。ひょっとすると学校の先生より上だったりして。
これも個性化や情報化の時代の賜物か?それにしても、当方は安い一日乗車券を持って炎天下でバスを待っているというのに、高校生達がタクシーで走り去っていくのを見ると多少釈然としないものを感じる。豊かさと便利さの中で彼等彼女等が見失っているものはないのだろうかと。まあケチな親父の戯言に過ぎないが。