9月25日日曜日晴、芝増上寺の山門、正式名称三解脱門の楼上が期間限定(9月17日から11月30日)で公開されているという話をテレビで見たので拝観に出かけた。
地下鉄都営三田線芝公園駅側から日比谷通りを北に向かうとまず小さな山門が見えてくる。これは台徳院霊廟惣門、つまり徳川二代将軍秀忠公の霊廟の門で元は増上寺の敷地内にあったはずだが、今は境内の外に立っている。因みに建物は重要文化財である。
少し北に進むと大きな山門が見えてくる。正式名称は三解脱門。「むさぼり」「いかり」「おろかさ」の三毒煩悩から解脱するという意味だ。一人500円の拝観料を払って楼上(ニ階)に登った。
写真は山門(内側から)の表だが、内部の撮影は禁止。楼上内には釈迦三尊像が安置されてその両脇には十六羅漢像がまつられている。十六羅漢はかなりリアルだ。楼上から参道を見ると大門(表門)が見えその向こうにはビルが立ち並んでいる。だが時計の針を300年程戻して江戸時代の楼上からの景色を想像するのも一興である。現在の浜松町駅付近は大名屋敷(大久保加賀守)で、その先の芝離宮公園は紀州藩の浜屋敷だった。山門からこの辺まで一望できたのではないだろうか?
本堂のご本尊は阿弥陀様。堂内は実に大きく仏様は遠くにいらっしゃる。
堂内は暗いのでISOを1600に高めて撮影。
増上寺内を拝観した後、東京プリンス方面に少し歩き、ル・パン・コティデイアンというオーガニック・カフェでコーヒーとマフィンを頂いた。コーヒー1杯550円は安くないが、ポットに入っていて量はたっぷりあった。なかなか洒落た店である。
お彼岸の三連休はのんびりと終わった。