台風12号が接近する週末、八方尾根に行った。目標は 八方尾根から唐松岳の往復だった。2日(金曜日)通勤電車の中でやや白い眼で見られながら、新宿京王デパート向かい側の高速バス乗り場に向かった。台風にもかかわらず白馬八方行きのバスは定刻の午前8時に出発した。信州に入ると天候は小雨から曇に変わった。12時40分定刻にバスは終点白馬八方に到着。料金4,700円と所要時間4時間40分というのは大変コストパホーマンスの高い旅行手段である。
午後1時10分頃ゴンドラに乗り、兎平でランチを食べてこの日の宿泊地・八方池山荘に2時過ぎに到着。目下雨は降っていないとはいえ、日本列島に接近しつつある台風のため同宿者はゼロだった。小屋に荷物をデポして、八方池まで往復することにした。写真中央左は八方池山荘とリフト終点駅。その向こうに白馬方面の村落が見える。
八方池への道は高山植物の多い散策路だ。だが大方の花は盛りを過ぎている。見つけたのは一本の青い花。ツリガネニンジンの仲間だろうと思う。
登るに連れて風は強くなり、湿気も高くなってきた。八方池の手前の第2ケルンを今回と最高到達点として引き返すことにした。
夜は世界陸上と男子サッカーを楽しむ。サッカーは北朝鮮に辛勝した。夜半風の音が山小屋を揺すぶった。
明けて3日土曜日。昨夜は10%程の確率で、強風のためゴンドラ・リフトが動かないことも考えたが、8時過ぎからリフトが試験運転を始めたので一安心。雨が降っていないので、最終リフトの脇の遊歩道を歩いてリフト1本分を下った。
リフトを降りてからはタクシーでJR白馬駅ヘ行き、さらに穂高駅に向かった。
穂高駅ではまず穂高神社を参拝。駅から徒歩2,3分である。
由緒正しい神社だが神殿は新しい。天下泰平をお祈りする。
参詣の後はそば打ちが体験できる「こねこねハウス」でそばの昼食を食べて大王わさび園を散策した。
おっさん9人の旅。山に登る分には恥ずかしさはないが、台風が足元まで来ている安曇野を観光で回るには少し気恥ずかしい集団であった。