昨日ワイフ・下の娘と日本橋コレドの中のあるフレンチ系レストランでランチを食べた。メニューは「鯛のポアレ」をメインにした1,800円のコース、サーモン・マリネの前菜にデザート付きで中々美味しかった。私は休日のランチにコレドのレストランを選ぶことが多いがその理由は空いているからだ。コレドは日本橋という立地やテナントの数などから集客力が劣っているので空いている。リーズナブルな値段でゆっくり食事をするにはちょっとした穴場である。
だがこのブログの目的は穴場を紹介することではない。テナント各位に「テナント名は何語でつけても良いが、読み方を日本語で併記して欲しい」ということだ。
昨日食事をしたレストランの名前は4eme。正しくはeの上に`のような符号が乗っているのだが字を探すのが面倒なので省略。これすっと読めますか?読めるのはフランス語を知っている人。4emeはフランス語で「4番目」を意味するquatriemeのこと。ところがフランス語を知らない私には読めない。そして読めない言葉は覚えられない。インターネットで調べてようやく「キャトリエム」と発音(日本語風だろうが)することが分かったが直ぐ忘れてしまう。年を取ると知らない言葉は簡単に覚えられないのである。
だが私が外国語のテナントやレストラン名には日本語の読み方を併記せよと主張するのは私が覚えられないからだけではない。災害・犯罪対策上の話からである。もし4emeの店で犯罪や火災があった場合通りがかりで、店の名前を読めない人はどの様にして警察や消防署に連絡すれば良いのだろうか?このような例は六本木や銀座のビルでは多いと思う。
私自身が外国語と言えば多少の英語と極めてほんの少しのウルドゥ語しか話すことのできない語学力の低い人間であるだけに、六本木などを歩いている人が皆、自由にフランス語やイタリア語を読めるのだろうか?と疑問に感じている。
私が暮らしていた頃の米国には「外国語の名前の店は必ず英語を併記するべし」という法律(条例?)があった。これは既に述べた防犯・防災の観点からの要請である。
もっとも4emeが読めないので多少勉強することはできた。4のフランス語はquatreキャトルでイタリア語やスペイン語のquattroクワトロと語源は同じだ。クワトロなら4と知っていた。というようなことで少し雑学が広がった。ついでに食べた鯛のポワレのポワレも調べてみた。ポワレはフランス語でpoele、フライパンなどの鍋を指し、その鍋で両面を油で焼いた料理がポアレなのだ。
雑学は身についたものの、防犯・防災の観点から外国名のテナントは日本語で読み方を書け!という主張に変りはない。