あおむは、
しばらくすると、、
「実は僕のバイトは殺され役だす」
と言いだした。
「バカヤロー、
オタク生きているじゃないか!
嘘つくな」
木太郎がそう言って、頭をはたく。
「だから、
死んだフリしてた
って言ったじゃないだすか」
「それは明け方だろう。
俺たちが来たときは隠れていたんだろうが」
「うーん、
だからそれは2度目だすよ」
「訳わからないなあ」
木太郎は今度は鼻をほじって、
ハナクソをあおむの顔につける。
「汚いだすなあ」
「あおむ。
オタクが訳わからないこと言いだすから、
木太郎も怒ってるんだろうが」
「そうだよ。
あおむ、落ち着いて、
最初から正直に順番に話せ」
いつきとエイタがそう言うと、
あおむは頷くと
ある話しを始めたのだった。
(続く)