レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「笑う?ミカエルVSあおむの自信」

2010-12-26 01:35:10 | 小説
本編リメイク「笑う?ミカエルVSあおむの自信」

木太郎が迷っていることが、
あおむにもわかっていたので、
あおむは、
手でエイタといつきのいる場所と、
あおむたちがいる場所の中間辺りを、
今度は指差して、
そこに行くよう目で合図した。
木太郎は尚も迷っていたが、
あおむがそれしかないというように、
首を横に振ったので、
木太郎は少し考えた後、
黙って頷くと、
そっとあおむが指差した場所に歩いて行った。
あおむは、
木太郎がそっと歩きだしたのに、
生首がすぐ不気味な声を上げないので、
確信したのか、
そのまま、
ゆっくりと木太郎の後を追った。
そのとき、
生首の方から、
「フォフォフォ。
罠にはまったな。
フォフォフォ」
という笑い声がしたが、
あおむは振りかえることなく、
そのまま木太郎を追ったのだった。
(続く)

第3弾リメイク「カミサン?伝説屋敷編?88」

2010-12-26 01:15:57 | 小説
第3弾リメイク「カミサン?伝説屋敷編?88」

「どうしただすか?
ふうた?」
たまおは
怪訝な表情を浮かべているふうたの方を見る。
「うん。
俺たちは、
今もとめ先生とサヤちゃんが
俺たちには見えない、
賢明と永久に頼まれて、
屋敷に戻ったと思っているよな。
だけどさ、
おれのときは、
もとめ先生とサヤちゃんが
自分の意思で棺を開けようとしていたのを、
賢明と永久が
俺にそれを止めるように俺を屋敷に連れていったんだよな。
となると、
今回も同じじゃないのか?」
「同じだすか?
どういうことだす?」
「もとめ先生とサヤちゃんは棺を開けたいんだよ。
今さっき、
二人が屋敷に入ったのもそのためじゃないかってさ。
きっと二人とも何かを思いだしてさ」
「ふうたくん、
一緒に付き合ってください。
私も屋敷に入ります」
たまおとふうたがそんな話しをしていると、
ひさめ自身は何かを思いだしたのか、
そんなことを言いだした。
「ひさめ」
キミカがひさめの肩を叩くと、
「みなさんは、
ここに残っていてください。
ふうたくん、お願い。
多分、
もとめ先生とサヤちゃんを止めるには、
ふうたくんが必要なのよ。
だから、さっきも」
ひさめは何か確信がある感じで言った。
「わかった。
俺が行く。
たまお、
他の4人と一緒に残っていてくれ。
俺がひさめちゃんと屋敷へ行ってくる。
俺も、
実はひさめちゃんに近いことを考えていたんだ。 
詳しい理由は後だ。
頼んだぞ。
絶対に戻ってくるから。
さあ、早く、行こう。
ひさめちゃん」
「わかっただす。
ふうた、ここは僕に任せるだすよ」
「ふうた、大丈夫か?」
「みはる、
ここは二人に任せましょう」
「そうね」
たまお、ネネ、キミカがそう言うと、
「ふうた、
ひさめちゃん、
俺も一緒に行くよ」

ケンタはそれだけ言うと、
誰の方も見ず、勝手に、
先にひとりで走り出してしまったのだった。
(続く)

大地獄(新)「カミサンの存在」

2010-12-26 00:59:37 | 小説
大地獄(新)「カミサンの存在」

  第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「いいか!
俺を抹殺しよう
としている奴らはカミサンなんか信じていない。
だから、
過去の汚点を消そうと必死なんだ。
逆に、
反対派はカミサンを信じている。
だから、
誤審を正して、
カミサンからバチを受けないように必死なんだよ」
「だったら、
反対派が勝てばあっしら助かるかもしれないんすか?」
「うーん...」
「どうした、さんま。
今の太郎ので合っているんじゃないのか?」
「カミサンが本当にいたら、
いわしはともかく、
俺たちは助からないんじゃないか?」
「どういうことすか?」
「カミサンのバチが俺と太郎にも
当たるってことよ」
「あー、そういうことすか?
本来、天国に行くべきか、
仕分け直される奴の代わりに、
天国行きを狙ったからすからねえ。
それも怖いすね。
とするとすね。
あっしらはお先真っ暗すかねえ」
「待て! 太郎、さんま!
おめえら、本当にカミサンがいる
と思っているのか?」
「いるんじゃないんすかねえ」
「ああ」 
「太郎は
ともかく、さんまはトロいな。
カミサンが本当にいるなら、
何故、
俺をすぐここから助けてくれねえんだよ」
「そういえばそうすねえ」
「いや、カミサンというのはだな...」
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カミサン伝説22「人首酒編」22 約2600字

2010-12-26 00:38:18 | 小説
カミサン伝説22「人首酒編」22

人間は忘れる生き物と言いますが、
4人も同じで、
平穏に過ごすうちに、
すっかり
カミサンのバチの恐ろしさなんてものは忘れてしまったのでした。
そして、
ある日、
4人で飲んでいると、
被害を受けた張本人であるマスターが懲りずに、
また、
例のカミサン伝説の話しを自ら話し始めたのでした。
「あのー、
イヤならやめますが、例の伝説覚えてますよねえ」
と。
マスターがさりげなく言いました。  「いやー、
忘れるはずないじゃないかあ。
実は、
俺も話しをしたかったんだけど、
マスターに迷惑をかけたから自制していんだよなあ」

ジュウロウが待っていたかのように話し始めると、
まず、
コワコワクエーが、
「実はよく考えると、
あれはバチじゃなかったんじゃないかなあ」
と言いだしたのです。

すると、
カイミヤマまで、
「コワコワ先生もですかあ。
私もそう思っていたんですけど、
マスターに悪くてねえ」
と、
同じようなことを言ったのです。
すると、
「あー、よかった。
実は私も一人でモヤモヤしていたんですよ。
あのときは、
もうてっきりバチだと思っていましたが、
よく考えてみますとねえ」
と、
マスターは、
他の3人も同意見のようだったので、
ほっとしたのか、
笑いながら話しだしました。
「実は、
私、
あの事件には大きな疑問を抱いているんですよ。
よろしいですか?
あの酒は、
はっきり言ってインチキです。
安物のある酒に、
使い古いのあるモノを入れたあと、
適当にいろんなものを、
いくつかブレンドしただけのただの酒なんです。
それに、
ブレンドしたっていったって、
本当、
たいしたもんじゃないんですから、
はっきり言って、
アレはただの安物の酒なんですよ。
すーっとした飲み口も、
私の長年の経験で造りだしたもので、
人の首を酒につけて造ったものではありませんからねえ」
マスターは確認の意味でそう話しだしたのです。
「何だ。
マスターそんなこと心配していたのかあ。
ここにいる3人とも、
最初からインチキだとわかってるよ。 ただ、
あのときは俺たち自身は儲けていないが、
カミサン伝説を利用して、
高い買い物をさせたうしろめたさがあったんで、
みんな、
カミサンなんてもんのバチだと思いこんだだけで、
酒自体が本物だ、
とはこれぽっちも思ってもいないよ。
なあ」
と、
ほろ酔い状態のジュウロウが真っ赤な顔でそう言うと、
他の二人も頷いたのです。
「そうですよねえ。
私も一円も儲けていないんですからねえ。
でも、
あの酒を造った後というか、
売りだした後から、
イヤなことばかりなんで、
てっきりカミサンのバチだ
と思い込んでしまったんですよ。
ありえないですよねえ。
ニセモノなんだすからねえ。
でもねえ。
初めて話しますが、
うちの家内はいくつも皿を割ったり、
ペットのハムスターが死んだりして、
実際、
私のあの酒を飲んで頭がよくなったなんて
噂がネットで広がっていたもんですから、
最初のうちは、
本当に私のことを疑っていたみたいなんですよ」
マスターはテレ笑いする。
「いや、無理もないよ。
俺たちだって酒がニセモノだと思っていても、
あのときはカミサンとやらのバチだと思いこんでいたんだし。
マスターの奥さんはまったく事情を知らなかったんだから、
ある意味酒については
普通じゃないところがあるマスターが
本物の人首酒つくちゃって、
バチが当たった
と思ってもおかしくないよなあ。
でも、
マスターが人の首で酒をねえ。
奥さんも一時的だけど気の毒に」
と、
コワコワクエーが笑いを堪えるようにして、
話したのでした。
「それに、
たまたまブレンドした成分の相性が良かったにしても、
あの酒飲んだだけで、
頭がよくなるなんて、
馬鹿げてますよね。
だって、
私、
試飲してからも、
全然頭よくなってませんから」

カイミヤマが冗談半分で言うと、
「そりゃそうですよ。
くどいですが、
インチキもインチキ、
ただの安物の酒なんですから。
病は気からとも言いますけど、
人間は暗示にかかりやすいんでしょうかねえ。
先生たちにも本物だ、
と嘘ついて実験してみれば、良かったですかねえ」
と、
マスターが調子に乗ってそう言ったので、
みんな大笑いしました。
この時点で、
4人は例のマスターの件はただの偶然だ
と思い込み始めたのでした。
(続く)

新作ディープ(?改)「アスカの回答」

2010-12-26 00:25:25 | 小説
新作ディープ(?改)「アスカの回答」

グーさん以外の所に最初の方は保管済みです。
  「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」

  「あのさあ、
自殺の演技をしたの場所はどこか、 
覚えてる?」
ホウセイが訊くと、
「食堂よ」

アスカは即答する。
「じゃあ、
そこに誰がいたか覚えてる?」
「そうねえ?
アユメとヒトメとチウメ。
それだけはたしか。
さっきも話したけど、
あたしが脅かそうとしたのは、
アユメとチウメで、
真に受けた二人を止めてくれたのが、
チウメだから」
「ふーん、他には?」
「えー...」
「まず、レイカちゃんは?」
「覚えていない」
「もとこは」
「いないに決まってるでしょう」
「そうだね。
もとめ先生は?」
「うーん、覚えていない」
「じゃあ、男子は?」
「いなかったんじゃないかな?」
「うーん、そうか?」
「じゃあ、チウメちゃんから、
チウメちゃんもナイフを持っている
と聞いたときは?」
「それも覚えていないの。
二人だけだったような気もするし」
「場所は?」
「キッチンだったと思うけど、
後かたづけしていたときにチウメから話しをされたから」
「うーん? そうか...」
ホウセイとアスカが話しをしていると、
「あのさ、チウメちゃんと話しをしたのはいつ?」

横から口を出す。
「それは、
あたしが自殺の演技をした後、しばらくだと思うけど」
「それから、
その前後で、
チウメちゃん以外と、
例の演劇用のナイフ
をアスカちゃんが持っていることを話したことがある?」
「うーん?
誰だったかなあ。
あの後、何で、そんなナイフ持ってたの
ってたしか訊かれたのよね。
それもそうよね。
普通は持ち歩かないから。
それで護身用って答えた気がするけど」
アスカがその人物を思い出すようにしていると、
「ゆっくり思い出してくれる?」

木太郎は言ったのだった。
(続く)

ダミー「見せてください」38ほ!風味

2010-12-26 00:13:22 | 小説
ダミー「見せてください」38ほ!風味

「はあ...
他に虫を捕る方法はないしょうか?」
「ありません。
嫌なら、
背中ですから、
家に帰ってお風呂に入るか、
シャワーを浴びれば、
虫は綺麗に流れて落ちますよよ」
はい。 これでさようなら!
「今、虫をどうにかしていんです!
背中に虫の死骸があるだけで
気持ちわるいんですよ!」
しつこいなあ!よし!
「なら、
背中を見せてください!」
見せられるわけないだろう。
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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」27

2010-12-26 00:02:52 | 小説
偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」27

  タクオは、
もしかしたら、
また、
例の女ではないかとそっとドアの小さな穴から覗いてみた。
すると、
やはり、
例の女が以前泊まったときと、まったく同じような服で、
かつ、
すっぴん姿で周辺をきょろきょろしながら待っていた。
タクオは、
例の女がまた泊めてくれ
と言うのに決まっていると思い、
居留守を使うことにした。
部屋のベルはもう一度だけ鳴ったが、
タクオが出なかったので、
穴を覗くと女の姿は消えた。
しかし、
タクオは、
以前女が部屋の前で待っていたこと
を思い出したので、
ドアを開けて確認することをやめ、
しばらく部屋でじっとしていた。
タクオは少し不安になった。
このままだと、
深夜くらいまで、
例の女はタクオの部屋の前で待っているかもしれないと。
そこで、
タクオはメールを書いて、
自分がしばらくこの部屋にいないこと
を伝えようかとも考えた。
しかし、
すぐメールを送ったら、
かえって怪しまれるので、
しばらく待ってからメールを送ることを考えたが、
実際その女と付き合っているワケではないので、
なんとメールをしたらいいか、
悩んでしまったのだった。
タクオが悩んでいると、
例の女からメールが来た。
幸い着信音を切っておいたので、
女にバレる心配はなかったので、
タクオは、
少しだけほっとしながら、メールを読んでみることにしたのだった。
(続く)
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