レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「突然のテスト」

2008-12-11 20:15:57 | 小説
「突然のテスト」

 木太郎は、問題用紙が配られると、
気合いを入れて、問題を呼んだ。
 「二つのテーマのうち、
一つを900字から999字までの文字数
(句読点含む)でまとめなさい。
 1,私担任花久素子の魅力について
 2,私担任花久素子のイヤなところ」
 うあー、凄い問題だ。
 これって、踏み絵?それとも?
 それにしても、いきなり、こう来るとは、
俺が流した変態だという噂もまんざらじゃないな。
 クラスは全部で35人。残るのは10人前後。
倍率は3.5倍さあ、どう書こう。
わざとけなすか、やっぱり、本音で行くか?
木太郎は迷う。
 他方、ホウセイは文章をまとめるのに苦労していた。
魅力を書いたらきりがない。
この文字数で、訴えるとしたら、
どう構成するか。頭を悩ます。
 永久は恐ろしかった。褒めても地獄、
けなしても地獄。さあ、どうしよう。白紙でだすか。
 くそたとオチタは、簡単だった。
質問の意味もわかっていなかった。
くそたは質問攻め。
オチタは、初対面なのでわかりませんの連続。
 アユメとヒトメはおせいじでまとめた。
 チウメは用紙から感じる何かに震えて、
何も書けない。
 アスカはとにかく、けなしまくった。
(続く)




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