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さて、今日は何について書こうか。
昨日から日経新聞の『私の履歴書』で、ドトールコーヒー名誉会長の鳥羽博道(とりばひろみち)氏が書いていますが、最初の日はまるで劇画を見ているようで、恐ろしくドラマチックでした。波瀾万丈の生涯、先が楽しみです。
ドラマといえば、大河ドラマの『天地人』では、長沢まさみ演じる初音が、当初は真田幸村の妹という設定でしたが、最近姉ということに変更されたそうです。
妹では年齢が幼すぎて設定が無理というのが、その理由です。
原作を忠実にドラマ化していればそういうことも起きないのでしょうが。
テレビにするときは、脚本家はずいぶん原作をいじるもののようです。原作にない人物を登場させたりするのは日常茶飯事。
こういうことをされて、原作を書いた作家はどう思うのでしょう。まあ、本とテレビは全然別物だと考えるのでしょうが。
天地人といえば、オバマさんと麻生さんではリーダーシップにおいて天地の違いがある。
政治リーダーは、やはり選挙で選ばれないと迫力が出ません。
聞くところによると、現総理大臣は、定額給付金が市中にまわれば、内閣支持率が上がると読んでいるらしい。それで解散して選挙をしようと思っているらしい。
そこで、ご提案。
定額給付金をいただいたら、みんなで新聞社の世論調査に「麻生内閣を支持する」と答えましょう。
買収された振りをして、内閣支持率を80パーセントくらいに上げましょう。
そしたら、いくら弱気の麻生さんでも総選挙をする気になるでしょう。
定額給付金をもらっても、景気対策にどれだけ寄与するものか。景気は去年の暮れに予想したとおり、いよいよどしゃ降りの感じがしてきました。今年の年末までますます悪くなるでしょう。
あと一年辛抱して生き残ることだと思います。来年の夏には新しい息吹を感じられるはずです。
それはともかく、政治には息の長い国内需要を喚起してもらわないと。
そのためには、いつもいうように道州制を中心とした新しい国家の仕組みをつくることだと思います。これを私はサムライ・ニューディールと名付けました。
政府内には道州制に関する会議(PHP研究所の江口さんがリーダー)と、伊藤忠会長の丹羽さんがリーダーの地方分権委員会がありますが、外から見ていると、どうも主導権争いがあるようにも見えます。
両者は似て非なるものだと、私は見ています。
地方分権委員会の人は、「地方分権の先に道州制が見えてくる」と言いますが、全然違いますね。いくら地方分権をやっても道州制は見えてきません。
両者は質が全然違う。戦略と戦術の違いだから。これはいつも言っていることなので詳しいことは書かない。
話は変わりますが、政府が新しい公務員の人事制度を創ろうとしたら、人事院の総裁が既得権を奪われるので猛反対して、先に進まないのだとか。
この総裁というのが、「渡りの鬼」と称される人で、郵政省の事務次官から、なんとかかんとかという公益機関に渡り、さらに人事院に来た。
各機関には数年務めただけなんでしょうが、退職金だけですごい額らしいです。
その総裁が政府の公務員人事制度改革に反対し、それに対して自民党政治家は反抗できない。
総理大臣は「官房長官に任せている」と逃げているようですが、そのあたり今のご時世らしくておもしろいですね。
それほど役人の力は強いので、戦術レベルの地方分権委員会でもまともに話が進まない。ましてや道州制などは、よほど政治のリーダーシップがないと、できません。
これじゃあ、まったく希望がないなあ。
さて、今日は何について書こうか。
昨日から日経新聞の『私の履歴書』で、ドトールコーヒー名誉会長の鳥羽博道(とりばひろみち)氏が書いていますが、最初の日はまるで劇画を見ているようで、恐ろしくドラマチックでした。波瀾万丈の生涯、先が楽しみです。
ドラマといえば、大河ドラマの『天地人』では、長沢まさみ演じる初音が、当初は真田幸村の妹という設定でしたが、最近姉ということに変更されたそうです。
妹では年齢が幼すぎて設定が無理というのが、その理由です。
原作を忠実にドラマ化していればそういうことも起きないのでしょうが。
テレビにするときは、脚本家はずいぶん原作をいじるもののようです。原作にない人物を登場させたりするのは日常茶飯事。
こういうことをされて、原作を書いた作家はどう思うのでしょう。まあ、本とテレビは全然別物だと考えるのでしょうが。
天地人といえば、オバマさんと麻生さんではリーダーシップにおいて天地の違いがある。
政治リーダーは、やはり選挙で選ばれないと迫力が出ません。
聞くところによると、現総理大臣は、定額給付金が市中にまわれば、内閣支持率が上がると読んでいるらしい。それで解散して選挙をしようと思っているらしい。
そこで、ご提案。
定額給付金をいただいたら、みんなで新聞社の世論調査に「麻生内閣を支持する」と答えましょう。
買収された振りをして、内閣支持率を80パーセントくらいに上げましょう。
そしたら、いくら弱気の麻生さんでも総選挙をする気になるでしょう。
定額給付金をもらっても、景気対策にどれだけ寄与するものか。景気は去年の暮れに予想したとおり、いよいよどしゃ降りの感じがしてきました。今年の年末までますます悪くなるでしょう。
あと一年辛抱して生き残ることだと思います。来年の夏には新しい息吹を感じられるはずです。
それはともかく、政治には息の長い国内需要を喚起してもらわないと。
そのためには、いつもいうように道州制を中心とした新しい国家の仕組みをつくることだと思います。これを私はサムライ・ニューディールと名付けました。
政府内には道州制に関する会議(PHP研究所の江口さんがリーダー)と、伊藤忠会長の丹羽さんがリーダーの地方分権委員会がありますが、外から見ていると、どうも主導権争いがあるようにも見えます。
両者は似て非なるものだと、私は見ています。
地方分権委員会の人は、「地方分権の先に道州制が見えてくる」と言いますが、全然違いますね。いくら地方分権をやっても道州制は見えてきません。
両者は質が全然違う。戦略と戦術の違いだから。これはいつも言っていることなので詳しいことは書かない。
話は変わりますが、政府が新しい公務員の人事制度を創ろうとしたら、人事院の総裁が既得権を奪われるので猛反対して、先に進まないのだとか。
この総裁というのが、「渡りの鬼」と称される人で、郵政省の事務次官から、なんとかかんとかという公益機関に渡り、さらに人事院に来た。
各機関には数年務めただけなんでしょうが、退職金だけですごい額らしいです。
その総裁が政府の公務員人事制度改革に反対し、それに対して自民党政治家は反抗できない。
総理大臣は「官房長官に任せている」と逃げているようですが、そのあたり今のご時世らしくておもしろいですね。
それほど役人の力は強いので、戦術レベルの地方分権委員会でもまともに話が進まない。ましてや道州制などは、よほど政治のリーダーシップがないと、できません。
これじゃあ、まったく希望がないなあ。