S嬢のPC日記

2004年から2007年まで更新を続けていました。
現在ははてなで活動しています。

WEB素材配布サイトから見えること

2004年10月17日 | インターネットと子どもたち
この実にかわいらしいハロウィンのイラストは、
"LITTLE HOUSE"というサイトの素材です。

素材を配布しているサイトは、ほとんどのところにおいて、
使用規定というものが、
かなりのスペースを割いて記述されています。
これは、著作権を無視した素材の悪用が絶えないという
現実からなのだと思います。

さて、この"LITTLE HOUSE"というサイトですが。
こちらは使用規定の記述の中で、

「小学生のみなさまとその保護者の方へおしらせ」

というページが用意されています。
(残念なことに、ちょっとこのページの入り口がわかりにくい)

私がいただいた「ホームページへの感想メール」で、
最年少の方は小学3年生です。
そのためこのページは小学生のお子さま向けに作りました。

(本文から引用)

小学生にネット上で配布される素材の使用に関してのルールを
直接子どもが読める形で教える、
子どもとインターネットの現状はここまで来ているのだという
現実がここにはあるような気がします。

子どもとインターネットという関わりの中で、
様々なルールやマナー等の問題があるのだと思いますが、
インターネットと関わる以前に、
家庭の中で、
どのくらい「ありがとう」の心が育てられている子どもなのか、
そのことが、いろいろな局面で、
キーになっているような気がします。
この「素材使用に関しての記述」も、
「使う素材の作成者にありがとうの気持ちを持つ」
ということが、素直に理解できる子どもなら、
問題なく理解できることではないかと思うからです。

また、インターネットは、
人との関わりということが常に出てきますし、
見えない相手に対しても、
人を大切に思うという気持ちが自然に持てるかどうか、
そういうことがいろいろな局面の中で、
重要な働きをするような気がします。

問われているのは、機械ではなく、
インターネット自体でもなく、
人間が育つ原点のあり方かもしれないと。
そこが薄い人は、大人であっても、
インターネット上で、トラブルを起こすことがあるでしょうし、
そこが充実して育っている人間は、
トラブルに際しても、
きっと乗り越える力を持っていくのではないかとも
思うのです。

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