おととしのこと。
車に11歳ダウン症児娘と、障害というものは持ってない8歳の息子を乗せ、
所用の帰りにコンビニへ。
娘が降りないので、置いて出る。
(こうした時に、時々車の中で待ちたがる)
数分後、店のすぐ前に停めた車に戻る。
・・・車がロックしてある。
(しまった、キーを中にさしたままだ)
「ちぃちゃん!」
思わず大きな声を出したわたしに、
叱られたのかと思った娘が、
セレナの最後列のシートにあわてて移動。
「ちがう、ちぃちゃん。お願い、コッチ来て」
(運転席を指さす)
窓をきっちり閉め、ロックされた車の中に向かっての声なので、
自ずと大きくなる。
(もともと、声、でかい。。。)
「だいじょうぶよ、がんばって、
お願い、だいじょうぶよ、コッチに来て」
叱られているのかいないのか、
怪訝そうな顔をする娘。
「お願い、がんばって、
だいじょうぶよ、コッチに来て」
「おかあさん、どうしよう」 と息子。
「だいじょうぶよ、ちぃなら、きっと、できる。
だいじょうぶよ」
(実は、母、大慌て、大焦り)
(でも、キーをさして出た自分がまちがいなく、悪い)
(瞬間、JAFも考える、でも、信じようよ)
運転席に移動する娘。
「ちぃちゃん、ココよ~、ココ」
(運転席ドアのロックを指す。多分、そこでいじったはず。)
(ただ、本人にその自覚、それを思い出す能力があるかは
かなりアヤシイ)
「ちぃちゃん、だいじょうぶよ、
ココよ~~、ココ」
(そのあたりにちょっと手を伸ばす)
(あきらめる)
(運転席を離れようとする)
「だいじょうぶ、がんばって、お願い、もう一度」
(また、そのあたりにちょっと手を伸ばす)
(あきらめる)
(運転席を離れようとする)
「だいじょうぶよ、だいじょうぶ。
お願い、がんばって、お願い、もう一度」
くり返すこと、数回。
カチャ
「やった~~~~~!」 大騒ぎで手を取り合って喜ぶ母と息子。
「さ、行こうぜ~~~~」
後日、このコンビニで。
レジにいたバイトのお嬢さん二名、
目にお星様いっぱいの表情で、
「かんどう、しました~~~~~」
・・・は???
「この間、ずっと見てたんです。
どうしようかってのも、言ってたんです。
でも、店長が、
『あのおかあさんに任せなさい』って。
『あれでダメなら、きっと何か言ってくるかもしれない、
でも今は、もう少し、待ちなさい』って。
で、あいたんです! 車のドア!」
「・・・あ、はい。」
「かんどう、でした!」
「・・・あ、はい。」 (おお、意味、了解)
「ありがとうね~~~。」
感動、なんです、かね。
感動、なんだろう、なあ。
そうか、感動、かあ。
という、ある日のお話。
感動?
いや、それがどうのということでもなく、
感覚が、もう、よくわからない?
って感じ? かな?
いや、事件ではあったけど、
けっこう、日常。
あと、反省材料、かな?
自分への。
あとは、このコンビニが、
「単なるコンビニ」ではなく、
「レジの人と話すコンビニ」になったこと、かな?
車に11歳ダウン症児娘と、障害というものは持ってない8歳の息子を乗せ、
所用の帰りにコンビニへ。
娘が降りないので、置いて出る。
(こうした時に、時々車の中で待ちたがる)
数分後、店のすぐ前に停めた車に戻る。
・・・車がロックしてある。
(しまった、キーを中にさしたままだ)
「ちぃちゃん!」
思わず大きな声を出したわたしに、
叱られたのかと思った娘が、
セレナの最後列のシートにあわてて移動。
「ちがう、ちぃちゃん。お願い、コッチ来て」
(運転席を指さす)
窓をきっちり閉め、ロックされた車の中に向かっての声なので、
自ずと大きくなる。
(もともと、声、でかい。。。)
「だいじょうぶよ、がんばって、
お願い、だいじょうぶよ、コッチに来て」
叱られているのかいないのか、
怪訝そうな顔をする娘。
「お願い、がんばって、
だいじょうぶよ、コッチに来て」
「おかあさん、どうしよう」 と息子。
「だいじょうぶよ、ちぃなら、きっと、できる。
だいじょうぶよ」
(実は、母、大慌て、大焦り)
(でも、キーをさして出た自分がまちがいなく、悪い)
(瞬間、JAFも考える、でも、信じようよ)
運転席に移動する娘。
「ちぃちゃん、ココよ~、ココ」
(運転席ドアのロックを指す。多分、そこでいじったはず。)
(ただ、本人にその自覚、それを思い出す能力があるかは
かなりアヤシイ)
「ちぃちゃん、だいじょうぶよ、
ココよ~~、ココ」
(そのあたりにちょっと手を伸ばす)
(あきらめる)
(運転席を離れようとする)
「だいじょうぶ、がんばって、お願い、もう一度」
(また、そのあたりにちょっと手を伸ばす)
(あきらめる)
(運転席を離れようとする)
「だいじょうぶよ、だいじょうぶ。
お願い、がんばって、お願い、もう一度」
くり返すこと、数回。
カチャ
「やった~~~~~!」 大騒ぎで手を取り合って喜ぶ母と息子。
「さ、行こうぜ~~~~」
後日、このコンビニで。
レジにいたバイトのお嬢さん二名、
目にお星様いっぱいの表情で、
「かんどう、しました~~~~~」
・・・は???
「この間、ずっと見てたんです。
どうしようかってのも、言ってたんです。
でも、店長が、
『あのおかあさんに任せなさい』って。
『あれでダメなら、きっと何か言ってくるかもしれない、
でも今は、もう少し、待ちなさい』って。
で、あいたんです! 車のドア!」
「・・・あ、はい。」
「かんどう、でした!」
「・・・あ、はい。」 (おお、意味、了解)
「ありがとうね~~~。」
感動、なんです、かね。
感動、なんだろう、なあ。
そうか、感動、かあ。
という、ある日のお話。
感動?
いや、それがどうのということでもなく、
感覚が、もう、よくわからない?
って感じ? かな?
いや、事件ではあったけど、
けっこう、日常。
あと、反省材料、かな?
自分への。
あとは、このコンビニが、
「単なるコンビニ」ではなく、
「レジの人と話すコンビニ」になったこと、かな?