まだ高校生だったとき、友人が乗用車に足の小指を轢かれた。
「骨が折れちゃって、しばらくは体育ができないよ」
鈍くさい私ならわかるが、体操部で運動神経のいい彼女が轢かれるとは驚きだった。
しかし、担任の若造にはまた別の意見があった。
「昨日、このクラスで、車に足を轢かれた人がいました。車も悪いけれど、轢かれた側にも問題があったのかもしれません。みなさんも、気をつけて下さい」
これには彼女もキレた。
「は? アタシが悪いっての? ふざけんな、バカ!」
「キ、キミ、ななな、何てことを言うんだ!」
思わぬ反撃に担任はひるみ、舌がもつれて上手くしゃべれない。
「今のは先生が悪いと思いま~す」
「そうだそうだ」
多数の生徒に反抗され、担任は逃げるように教室を出て行った。たとえ、生徒に落ち度があったにせよ、責めるような言い方をせず、角が立たないようにすればよかったのだ。
あれから長い年月が過ぎたが、同じ目にあった同僚がいる。
スキーのインストラクターの資格を持っているスズカさんが、びっこを引き引き歩いていた。
「足、どうかしたんですか?」
「満員電車で踏まれたの。ミュールから見えてる小指に、サラリーマンの靴がもろ直撃よ」
「あらまあ……」
「悲鳴を上げるほど痛かったのに、その人は『大げさだ』とか言って、電車から降りちゃったのよ」
「ひどッ」
翌日になったら、ますます痛みが強まったそうだ。整形外科を受診すると「骨折しています」と言われたとか。人の足も、乗用車も、同じくらいの破壊力があるらしい。
実は私も、サンダルを履いて満員電車に乗っているが、安全面を考えたら、オランダ製の木靴でも履いたほうがいいのかもしれない。
気をつけようっと……。
だが、娘がこんなミュールを買ってきた。
満員電車で履いたらいかんぜよ。
↑
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※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
「骨が折れちゃって、しばらくは体育ができないよ」
鈍くさい私ならわかるが、体操部で運動神経のいい彼女が轢かれるとは驚きだった。
しかし、担任の若造にはまた別の意見があった。
「昨日、このクラスで、車に足を轢かれた人がいました。車も悪いけれど、轢かれた側にも問題があったのかもしれません。みなさんも、気をつけて下さい」
これには彼女もキレた。
「は? アタシが悪いっての? ふざけんな、バカ!」
「キ、キミ、ななな、何てことを言うんだ!」
思わぬ反撃に担任はひるみ、舌がもつれて上手くしゃべれない。
「今のは先生が悪いと思いま~す」
「そうだそうだ」
多数の生徒に反抗され、担任は逃げるように教室を出て行った。たとえ、生徒に落ち度があったにせよ、責めるような言い方をせず、角が立たないようにすればよかったのだ。
あれから長い年月が過ぎたが、同じ目にあった同僚がいる。
スキーのインストラクターの資格を持っているスズカさんが、びっこを引き引き歩いていた。
「足、どうかしたんですか?」
「満員電車で踏まれたの。ミュールから見えてる小指に、サラリーマンの靴がもろ直撃よ」
「あらまあ……」
「悲鳴を上げるほど痛かったのに、その人は『大げさだ』とか言って、電車から降りちゃったのよ」
「ひどッ」
翌日になったら、ますます痛みが強まったそうだ。整形外科を受診すると「骨折しています」と言われたとか。人の足も、乗用車も、同じくらいの破壊力があるらしい。
実は私も、サンダルを履いて満員電車に乗っているが、安全面を考えたら、オランダ製の木靴でも履いたほうがいいのかもしれない。
気をつけようっと……。
だが、娘がこんなミュールを買ってきた。
満員電車で履いたらいかんぜよ。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
人間の体ってやわなんですよね。
私なんてベッドからおっこちて骨折だったからね。
学校ではPCを固定してあるロープに引っ掛かり、オットットとなったのですが、後日折れていることが判明。
友達は掃除機をまたぎ損ね骨折。
骨折はどこで待っているかわからない。
シラスとかカルシウムを沢山摂って治しましたが
人は簡単に骨折するんだと実感しましたよ!
(笑)最後の事故は横から突っ込まれ相手のタイヤが私のつまさきに乗っかった状態で停まり、降りてきたドライバーが大丈夫ですか?って!つまさきの状態を見て慌てて車をどかしましたが、たまたま仕事に行く途中だったので暗線靴(つま先が鉄で覆われている靴)をはいていたお蔭で足は全く問題なしでした!砂希さんも安全靴での通勤をお勧めしますよ!(爆)
でもつま先とか出てると角にぶつけてめっちゃ痛いですよね~!気をつけて~!
家でもちょっと角にぶつけただけでもすごく痛いですもん。
電車で踏まれたらすごく痛いでしょうね。気をつけなくっちゃ。
怖ーい、そんなに簡単に折れるものなんですか?
掃除機をまたぎ損ねて骨折って、転んだのかな~と想像しました。
実は、私はまだ骨折の経験がないんです。
捻挫もしたことがありません。
カルシウムと日光浴が大事なのかしらん。
注意しなくては。
すごいですね、3回も?
父が、何年か前に、骨が飛び出すほどの激しい骨折をしました。
しかも、入院していても、骨がなかなかくっつかない。
医師からは「タバコをやめないとそのままだ」と忠告されました。
これを機に、きっぱりやめられてよかったです。
純さんは、シラスなどが効いたのかも。
それにしても、すごい靴を持っていましたね。
普通の靴だったら、大惨事でした。
電車で足を踏まれたのに、逆に「大げさな」と怒られるなんてとんでもないことです。
しかも、折れていたんですからね。
ひき逃げ犯のようです。
治療費くらいは払ってもらいたい。
小指をぶつけると、何であんなに痛いんでしょう?
えっ、靴のサイズが合わなくて、爪がはがれる?
そんなことがあるんですね。
怖い怖い。
「靴う」ってところでしょうか(笑)
私は、爪が黒ずんだことあります。
内出血したようです。
下駄がいいんですかね。
あっ、足の小指の話でしたね(*゜.゜)ゞポリポリ
冒頭の若造の担任は生徒にいつも話している流れで言っちゃったのでしょうか。
なんなら編上げの現場靴というものがありますが、車が上がっても潰れない鉄板が入ってますよ。ちょっと大げさかな~
車に轢かれたりミュールで踏まれたりしたらたまったものではありません。ヒールは使いようによっては完全犯罪も可能な武器です。
担任の若造はまだ修業が足りませんでしたね。
「チカンに会うのは君がステキすぎるからだ。頭から覆面かぶって歩きなさい」と同列の意見だわ。
その後、どうなさったかしら?こういう痛みを糧に、生徒の気持ちがわかる教員になったかしら?
とってもステキな木靴だけど、それを履いてカンコン高い音を立てて出勤してくる女性を見たら、ちょっと「私の同僚ではありません」的な顔をしてしまうかも